- Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159231155
感想・レビュー・書評
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NHKBSのグレートネイチャーで南アフリカをやった時、この著者が出て来た。野原の小屋に住んでいた。ここは南アフリカ共和国の西北ナマクアランド。色とりどりの花園の写真は絶景写真集でもみたことがあった。検索すると「たくさんのふしぎ」で出ていたので借りてみた。
本には同じところの花の無い時期と、花の咲いている時が対比しているページや、同じ所でも年によって違う花がさいている写真も載っている。それはその年の雨量や気温により地中にある種が発芽するものが違ってくるからだという。地中には数十種類から数百種類もの種があるという。
最後についている「ふしぎ新聞」では澤野さんがここの写真をとるにいたったいきさつが書いてあった。1986年に南アフリカ共和国の観光パンフレットのこの花の写真をみてとても感激し、1991年11月、やっと南アフリカに行き羊牧場主のニール氏の土地に行ったもののすでに花の時期は終り。5年後の8月、家族をつれ再訪すると50年に一度の満開だった。それ以後毎年同じ村を花の時期に訪れ写真を撮り続けています、とあった。
「たくさんのふしぎ」2015年11月号詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南アフリカ共和国ナマクアランドの花園。写真は息をのむ美しさ。なぜ毎年色合いが変わるのか、なぜ一年の一時期、春だけに現れるのか。少雨の中で生き抜く植物に驚いた。
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南アフリカの天然の花園に取材した写真絵本。冒頭の南アフリカに伝わる詩が、小学校の国語で教わった「はなのみち」さながらで、春の数週間だけ出現する一面の花のじゅうたんは、気候をはじめさまざまな条件によって、毎年まったく違った模様になるというふしぎな世界。
季節による景色の移り変わり、土地ならではのめずらしい植物の姿、そしてそこに集ってくる虫や動物たちの姿。「なんどいっても、飽きることがないのです」という結びの言葉も真実だと思えるし、いつかこの目で見に行ってみたくなった。 -
すばらしいです!!1メートル四方にある種や球根の量には驚きです。