ラブ&ピース スタンダード・エディション(DVD)

監督 : 園子温 
出演 : 長谷川博己  麻生久美子  渋川清彦  奥野瑛太  マキタスポーツ  深水元基  手塚とおる  松田美由紀 
  • キングレコード
2.95
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003835682

感想・レビュー・書評

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  • 主人公は園監督の「昔の姿だ」というお話を聞いた覚えもあります
    絶賛はしませんが決して嫌いな映画ではありませんでした。
    園監督らしさもあります
    長谷川、麻生両氏も素晴らしい。

    でも怪獣映画でした。

    これは子供の頃に染み付くように見た円谷怪獣映画そのもの。

    「登場ピカドン」とか「クリスマスの贈り物」とかの
    タイトルを付けて園子音監督によるウルトラマンの1話。
    ・・・として見たらすごい出来。

    園子音のフィルモグラフィーで見たらどうなのかしら。

  • 園子音監督にしてはびっくりするくらいのファンタジー設定。
    うだつのあがらない会社員の鈴木凉一は、唯一の龜のペットだけが心許せる存在。でも、会社でその存在をからかわれたことで、ピカドンの名付けた亀をトイレに流してしまう…。
    下水の下には、流されたものの行き着く場所があって、カメはそこで、ご主人様の願いの叶う飴をなめてしまう…という話。

    鈴木の夢は、日本スタジアムでライブをすること。その夢を叶えるごとに、カメはでっかくなってく、という設定。
    でもなー…ここまででっかくなっちゃうと…リアリティーも皆無…(T-T)

    きっと年末には、おもちゃたちに記憶をなくす飴でもなめさせるんだろーなーと思ったら、そーか、もとに戻すのね!?
    そしたら早く直してあげたらいいんじゃ…。
    それよりイッちゃってる時の鈴木(長谷川博己)がやばい!この人、いちおーカッコいいとか言われてなかったっけ?
    &ギリギリ歯ぎしり、の曲はこの映画でも聴けるわけね(笑)

    なんだろう、園監督、特撮が撮りたかったのかな?(・_・?)ピカドンかわいそう…動物の愛には弱いのだーーー
    エンドロールの「この映画では動物の虐待はしておりません」に笑った。もちろん!人にも動物にもものにも優しい思いを感じましたよ。

  • 長谷川博己と麻生久美子。
    二人の共演なので 期待したが
    ほとんど駄作。

    脚本に 無理がある。
    誰からも いやがられていた ロックシンガー。
    ふーむ。ロックシンガーとは いえないけど。
    ロックの定義が不明。
    バラード的な歌。
    確かに、長谷川博己は 歌をうたうことができるが
    そんなにうまいとも思えない。

    カメのおかげで トントン拍子に 人気歌手になるが
    そんなに、甘くないでしょう。
    それで、カメの神通力がなくなったら、終わり。

    麻生久美子は 最初から終わりまで 変化なし。
    変化ないところが、魅力なのかもしれないが、
    あまりにもかわいそうである。

    映画の期待に対して なんじゃこれ といって終った。

  • 楽器の部品会社で働く鈴木良一(長谷川博己)は、以前はロックミュージシャンを目指していたが挫折。同僚の寺島裕子(麻生久美子)に想いを寄せているが、小心者すぎてまともに話すこともできない。
    ある日、良一はデパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命を感じる。諦めたロックミュージシャンへの道、裕子への想い…良一の人生を取り戻すために必要な最後の欠片〈ピース〉との出会いが転機となり…。
    園子温監督が書き下ろしたオリジナル作品!

    万年胃弱で冴えない鈴木のサクセスストーリーと怪獣映画のミックス。「地獄でなぜ悪い」と同じく自伝要素が強いので、主人公の閉塞感や成功への執念がリアルだし、貯水地でのがらくた達のシーンはティムバートンっぽいし、夢や豊かになることが果たして良いことかという硬派な問いかけ、音楽業界の裏側のシニカルな風刺、長谷川博己のダメ男とロックスターの絶妙な演じ分け、麻生久美子の地味女ぶり、ファンタジックな傑作青春ファンタジー映画です。

  • ここまで恥ずかしげもなくバカバカしいと、賞賛を送りたくなる。しかも麻生久美子が最後までキレイに映らないところも良い。西田敏行がサンタになったり、亀が巨大化して東京を破壊したり、何だかわけのわからないものを見るうちに、忌野清志郎のボーカルが流れ始めて、それまでのバカバカしさが吹っ飛んで純粋に心動かされてしまった。

  • この時から長谷川博己主演の作品は、謎の巨大生物の暴走によって東京が壊滅的被害を受けるという方向性を持っていたのだろうか。

    コミカルな内容で面白かったです。ジェルネイルしながら鑑賞しました。

    一つだけ気がかりなのは、ラストシーンの良一のアパートに辿り着いた裕子の表情が何を表現していたのか読み取れなかったことです。以上。

  • 冷たい熱帯魚を観てから「もう二度と園子音作品は観ねぇ」と心に決めていたけど、どうしても気になって観てしまった作品。
    でも怖くないの!グロくないの!誰も殺さないし死なないよ!バイオレンスじゃないよ!観ながら「アメリカンドリームとメルヘンの殴り合いだな」とは思ったけど!
    でもそのメルヘン部分がまた可愛くてねぇ…ディズニーみたいなの…かわいい…。
    本当の夢、本当の幸せ、帰れる場所があるありがたさ。そういうのを感じた。
    西田敏行がまた素敵。おじいちゃーん!って呼びたくなる。おもしろくて美しくて好き。
    基本大袈裟で、振りきっていて、きらめいている。すごい世界を観た。
    園子音が若いときに考えた脚本かなんかを念願の映画化だそうで…。そうなのね、あなたは怖い人じゃなかったのね、と、トラウマさえも払拭された。

  •  元ロッカーの冴えない男が亀を飼ったことから不思議な現象に巻き込まれる。

     大人なファンタジーな映画。
     これって輪廻転生的な繰り返しがテーマなのかなぁ。。。確かにクリスマスっておもちゃがたくさん子どもの手に渡って、やがてゴミになっていくわけだからなぁ。。。 
     おおまかなストーリーや長谷川博己の怪演はいい。パーツパーツはいいんだけど、なんかチグハグなんだよなぁ。。。

  • 先日、映画「ラブ&ピース」を観ました。

    園子温監督作品ですね。

    で、今作は、ファンタジー的傾向の作品だと思いますが、園子温監督は、ほんといろんな作風の映画を撮りますね。

    あと、亀の声がかわいかったです。

  • 園子温天才だ、と久しぶりに思った。やっぱ特異な監督ですね。ファンタジーかよ。もう少し毒素抜いたら万人受けの感動ハートウォーミングだったけど序盤は園子温色がやはり出ているからそうはならず、もう少し毒素注入してたら往年の監督ファンは喝采だったろう、という意味ではターゲットが明確でなくて評価は得られにくいと思うけど、まあそんなこと気にしない人物であってほしいですね園子温という監督には。
    今回の特撮の経験を活かしてワールドイズマインとか撮ってくんねーかなぁ監督。

  • かなり露骨な構成だけど、上手いなぁ。

    ピカドンを無害化して、野望も過ぎ去り、小さな幸せに生きる。

    ただそれだけなんだけど、綺麗にながれるんだよなぁー

  • 最初から、よくわからないところで笑う他の観客がいた。
    面白かったが、人形多いなと感じた。
    トイストーリーを見ているみたいだった。

  • 微…

  • 園子温の中でも最高のクソ映画。中身はクソだけど、園監督の作品でしか見られない俳優の狂気、サイコパスに満ちた演技は貴重。

  • 最初は観るのがつらい。が、半ばから話が進んで面白くなってくる。歌う亀ちゃんが可愛い。そして、西田敏行がまさかの⁉︎
    ベタなファンタジーに耐えれると楽しめる。

  • これはどう味わえばいいのか正直分からない。

  • 2017/4/10
    スローバラード

  • らぶあんどぴーーーす
    おまえをーーーわっすぅーれなぁーーいーー

    シュールで”洒落”ている。

  • 人形たちがしゃべりだすファンタジーにびっくり予想できない展開に、くだらなさを目いっぱい表現してくれてるのが伝わってずっと楽しい。
    麻生久美子のセリフはもっと聞きたかった。

  • 制作年:2015年
    監 督:園子温
    主 演:長谷川博己、麻生久美子、渋川清彦、奥野瑛太
    時 間:117分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch


    2015年夏。
    ロックミュージシャンになる夢が破れた鈴木良一は、今や楽器の部品会社で働く冴えないサラリーマンとなっていた。
    気が小さいあまりに、思いを寄せる同僚・寺島裕子に話しかけることすらできずにいた。
    そんな中、デパートの屋上で出会った一匹のミドリガメと運命的な出会いを果たす。
    良一はカメにピカドンと名前をつけかわいがっていたが、会社で馬鹿にされ、ピカドンをトイレに流してしまう。
    すぐに後悔の念に苛まれる良一。
    一方ピカドンは下水道を通り、地下に住む謎の老人に拾われ、思わぬ事態を呼ぶ。

  • 園子温の映画久しぶりに観た。可愛い映画を撮ってますってしきりにバラいろダンディで行ってたな。内容はまぁまぁ。お金があると色々撮れるねぇ。スローバラードを使うのはずるい。

  • 全体的に、ちぐはぐな印象。
    円谷プロなら1時間で終わる話。
    長谷川博己に、忌野清志郎ほどのカリスマ性がないのも残念。

  • 何日かにわけて、観ることが出来ました…

    ラストがよかった。の。
    それだけかも。

    あとはファンタジー過ぎ気味…
    と、いうのか。
    わかる、というか。
    わかんない…。

  • なんだこりゃ?
    メチャクチャだなあ。
    正直全くよくわからない。
    全然わからない。
    まあこの監督の作品はいくつか見たけれども、だいたいこんな感想になるな。
    何を見せたかったのか?
    何を描きたかったのか?
    全然わからない。
    最初はホントつまらないと思って見てたんだけど、なんか最後はすごい面白い気がしてきた。
    なんか面白い。
    よくわかんないけど面白かった。
    2回は見ないけどね。
    一体何だったのだろう?

  • ファンタジーすぎる。

    園さんっぽくない。
    いや、ぽいっちゃぽいんだけど。

    どうした。

  • 誰が誰なんだか。

  • wowowで録画視聴。
    これまで園子温監督は苦手なイメージだったので避けていたのですが、近日公開の「ひそひそ星」の予告があまりに好みで観てみたいと思ったので試しに録画して観てみました。
    (キツい系では無さそうということでこれを)
    最初はかなり面食らったのですが、亀が流されたところからの展開でぐいぐい引き込まれました。
    長谷川博己さんも特に贔屓の役者さんということも無かったのですが妄想交じりで前半ほぼ一人芝居のようなものから後半のロックスター姿まで(ハマっていたかどうかはともかく)演じ切って間をつなげるのは凄かった。
    そして捨てられたおもちゃや動物たちとくらす西田敏行パート、これこそ撮影時は一人芝居以外のなにものでもないわけですが、あれだけ非現実的な空気をしっかり見せて惹きこむ役者の力量には脱帽です。
    貧乏くさくて暖かくて切なくて可愛いやりとりは今敏監督の「東京ゴッドファーザーズ」をどことなく思い出しました。
    そう考えると主人公の妄想からしゃべるおもちゃたち、飼い主の夢をかなえてどんどん大きくなっていく亀…など、どちらかというとアニメーションでやりそうな話をあえて実写でやったという面白さがありました。
    亀の声がめちゃくちゃ可愛いと思ったらピカチュウでチョッパーの大谷育江さんなんですね。納得です。

  • この映画はどの年代に向けて作った映画なのかちょっとわからなかった。

  • 無茶苦茶な要素がぶっこまれ。
    ぶっ飛び映画かと思ったら、「大事にしてくれなかった持ち主をまだ好きなおもちゃ達。」に切なくなった。あの飴は何なの?

    ハセヒロ、ネガティブすぎる役が上手い。
    序盤の、同僚にいじめられても戦わないハセヒロにイライラした。
    余談ですが、私は、不条理に勝てなくても良い、本音も言わずに戦わない事がゆるせないんだと勝手に納得しました。

    無茶苦茶だったけど、ラストが幸せそうだったからいいかな。カメいるし、最初の願い、彼女と幸せになりたいも果たせそうなので。

  • 園子温監督の作品は初鑑賞。

    今までこの言葉を使ったことがなかったのだけど、きっとこういうことをカオスというのだろうな、と思ってしまうような突拍子のない展開が続きます(爆)
    だけど不思議に引き込まれて意外にもホロリとくるシーンもあり、ラストにはラブ&ピースをちゃんと感じさせてくれる映画で、飽きずに見られました。

    長谷川博己さんの変貌っぷりがすごいです。

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著者プロフィール

1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』(90年)はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』など。テレ東系列で放映中のドラマ『みんな!エスパーだよ!』も監督。

「2013年 『ナショナリズムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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