インサイド・ヘッド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

監督 : ピート・ドクター 
出演 : ディズニー 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.76
  • (102)
  • (148)
  • (124)
  • (28)
  • (7)
本棚登録 : 879
感想 : 153
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241760647

感想・レビュー・書評

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  •  これ,小学校中学年以上の子どもに是非見て欲しいね。
     自分の心の中にはたくさんの感情が住んでいて,どれを選び取るかは,本人にかかっている。でも,分かっているけどできないこともある。ただ,感情の選択を間違えると,あっという間に深みにハマることもある。そうならないためには,いろんな訓練が必要なんだろうな。この映画を観ることで,自分の怒りや哀しみ,よろこびなどを少しでもコントロールしようとしてくれると嬉しいですね。大人になっても,いきなり怒り出す人もいたりするので,そんな人も本作品を見て欲しいです。というか,そんな人にこの映画を観てみたら…と言っただけで,怒りがおさまらなくなりそう。
     やっぱ,子ども向けですね。

  • 人間の頭の中の世界を、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、といった「感情」のキャラクターたちが織りなす世界線で描き出そうという発想が素敵だと思います。実際には人間のマインドの仕組みというのはめちゃくちゃ複雑だと思いますし、感情という大脳の原始的な領域から、理性であったりの高次の次元までが相互に影響しあい、そこに記憶や学習の回路も絡み合って…という、超複雑かつ未解明な部分も多い世界ですから、相当チャレンジングな意欲作だと感じます。本作では、そこを非常にシンプルに落とし込むことでわかりやすく表現しながら、「イマジネーションワールド」とか「思考の列車」など想像力豊かに楽しく創作されていました。カナシミという一見ネガティブな感情も、人間にとって実は大事な存在なんだというところが、本作の一つの軸であったように思います。
    ハッピーエンドで上手く着地する物語ですが、オチのパンチ力はちょっと弱いかなと思ってしまいました。舞台設定が壮大すぎるだけにそう感じるのかもしれません。しかしそれだけにまだまだいくらでもパート2、パート3と作っていける可能性をもっているテーマであり世界観だと思います。
    そして吹き替えの声優さんたちはとっても素晴らしかったです。一流でした。
    余談ですが近年のディズニー・ピクサー作品では、作中に出てくる例えばポスターの文字だったり看板の表記であったりをいちいち日本語に置き換えて見せていますが、これ、とても微妙だなと感じます。もちろん小さな子どもにもわかりやすいようにという配慮もあってのことだと思いますが、例えば本作でいえば作中の映画ポスターのタイトル『world of birds』を『トリの世界』というふうに日本語表記に変えてしまうと、雰囲気として随分しぼんでしまう気がするのです。このあたりは日本人にしかわからない感覚なのかもしれないですね。

  • 11才の女の子ライリーの頭の中には、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという名の5つの感情が存在し、彼女を幸せにするため奮闘していた。
    ある日、見知らぬ街に引っ越したライリーの心は不安定になり、感情たちに思わぬ大事件を起こす…。
    ディズニー『PIXAR』が贈る、感動と驚きのファンタジー・アニメ。

    常に前向きなヨロコビ、ネガティブな発言ばかりのカナシミなどの人間の感情を絶妙に表現したキャラクター、思い出ボールや思い出の元にした性格の島など頭の中を描くユニークなアイテム、転校という難題に直面したライリーとヨロコビたちの奮戦をポップでファンタジックに思春期の揺れ動く思いを絡めながら、絶妙に表現しています。
    何故思春期は不安定になってしまうのかが、分かりやすいし、ライリーの親友ビンボーやキュートなヨロコビやネガティブだけど思い出の中の大切な役割を持っているカナシミなどのユニークなキャラクターも面白いし、老若男女問わず楽しめる傑作アニメ映画です。

  • 面白かったし、あれは泣いちゃうよビンボン…!
    6歳娘も、ただ愉快さを楽しむだけでなく、ハラハラしたり、悲しんだりと夢中になっていた。
    記憶の球や保管庫の絵がとても綺麗で、こういう風に心を描いてくれているのが嬉しい。
    ポジティブメッセージだけじゃなく、ネガティブな感情も皆必要、という流れなのも良かった、娘と見て良かったな。

  • 人間は、感情同士が協力しあって、その時その場所での最善の選択をしようと努力する生き物なんだろう。

    重要な意味のある思い出は、特別な思い出となる。
    そして、それが性格という島を形作る。
    おふざけの島。うーん、その島欲しい。

    毎日、色とりどりの感情の玉をいっぱい作って、眠りにつきたい。どんな夢が見れるかな。

  • 事実と意見は誰も見分けつかないは笑った。

  • 子ども向けの映画だろうと思って見てたらなかなか深い
    記憶を消す掃除屋やゴミ捨て場で塵になって消えていく古い記憶など
    脳内の世界の描き方が上手で面白かった

    人によってリーダーになる感情が違うのも確かにそうだよなぁと納得
    感情の主導権は最初から最後まで変わらないのかな
    成長したら総司令官交代とかもあるのかな

  • 感情の成長、構成のされ方。そんな内容を見ることができた。

    悲しみと喜びの同居によるなんだろうか、安心、とでも言うべき感情を表現したときなどは思わずおぉっと言ってしまった

  • ひとつの感情だけでできた思い出は、大人になったら存在しないというオチは少しだけ苦い。

  • 感情を擬人化したCGアニメ。なかなかチャレンジングな設定だけどピクサーらしく期待を裏切らない出来。
    ビンボンが消えちゃうのはピクサーにしては残酷な気がするけど…
    主人公の女の子ライリーの、あの負の感情がグチャグチャになってどうしようもない感じは、自分も似たような境遇を経験したことがあるのでよく分かる。その点では、そういう感情の動きとか働きを非常に繊細に捉えて描ききっているのが凄い。
    観る前はこれはさすがに大丈夫かな…って思ってたけど、感情という描きにくく、擬人化もしにくそうなテーマでもこれだけの作品に仕上げるところがさすがで、ピクサーの映画作りへの信頼感が増す作品だった。

  •  少女の頭の中の感情たちを描く意欲作。

     感情を主役にするという試みは相当にチャレンジング。こういうのが企画として通っちゃうって素晴らしい。
     少女ライリーが美少女でないあたりも日本のアニメと違っていい。CGの方が美少女でもブスでもない普通の女の子を描きやすいのかもしれない。
     悲しみも大事って展開は簡単に予想できるわけですが、そこに大人になるというストーリーを入れたのは見事。パパやママの頭の中が五つの感情がきっちり全て役割を果たしてるのはそういうことだったんですねぇ。

     見終わればやっぱりピクサー。見事の一言。
     
     

  • レンタル>???これって話のオチついてる(-_-;)??ん~~いまいち。
    オチが弱い。。一体何だったのこれ?って感じ。
    話の設定や題材は面白いのに…ストーリーがよく入っていけなかった。引っ越しで戸惑う気持ちはよくあるだろうと思うし、色んな感情が絡んでこその人間なんだけど、何だか感情のキャラと主人公の少女;ライリー本人とが…あまり一致してないというかなんというか。。感情キャラばかりが独り歩きしててもねぇ…。
    抽象的デザインが素敵。あんまり面白いとは思えなかったなぁ。
    特典映像の短編”南の島のラブソング”の方が素敵な話でした♪♪それってどうなのw(;´・ω・)?

  • 日本語でも英語でも安心して観れました。
    私って、愛されて育ったんだなって改めて認識させられる、良作品。
    オトナにもおすすめ!

  •  良作揃いのピクサー作品の中でも個人的にはかなり上位に来る面白さでした。カラフルな脳内世界観を見ているだけで楽しい気分になりますし、話もよくできていて、大人が見れば『悲しみ』が最後に活躍するだろうとかはじめから想定できているんだけど、想定して勝手に序盤からいい話だなーと感動してましたが、期待を裏切らない展開でした。子供が見たら『悲し』むことも必要なんだと気づかせてくれるに違いない。よくできてます。ピクサーさすがです。

  • 子供が出来てからこういう家族モノにめちゃめちゃ弱くなった…。
    これから訪れるであろう反抗期を想像しながら観てしまった。

    無邪気な子供時代から一歩ずつ大人へと近づいていくのを思うと嬉しい反面寂しく思う。

    地味に冒頭の幸せそうな子供時代のシーンでほろほろきてしまった。
    子供時代の象徴が少しずつ壊れていくたび心がズキズキ。その頃には私も子離れ出来るようになるのかな。

    子供の成長を喜び、受け入れられる親になりたいと思った。

  • わたしこれ大好きだ!!!!泣いたよ。。
    ヨロコビっていいヤツだけど実は独善的。竹内結子の天真爛漫吹き替えにまんまと騙されたな〜
    カナシミや他の子達の存在意義を知って成長したのは、リーダーでたるヨロコビのリーダーらしさなのかも。
    カナシミいいよカナシミ。たまに真似する。
    国際線の機内で。ラストぐじぐじ泣いた。

  • 請求記号:15D334 (館内視聴のみ)

  • 人の頭の中に操縦席があって、それを操縦する感情が時と場合、それぞれの人によって違うんだってことが分かったのがよかった。
    自分の感情が分からなくなった時、今誰が操縦席にいるんだろうって考えるようになった。

  • ヨロコビのポジティブ押し付け具合、
    いつかの自分を見ているようで、
    ハラハラ&イライラした。
    これは‥うざい‥!

    そして、カナシミに対しての仕打ち、
    いつか、誰かにしていたかもしれない。
    みんなの輪を崩す、
    なんだかいないがいい感じの人、
    こっちに来てみたら?的な。嫌気がさすね。
    (映画ではそんな描写はない)

    脳内再生のあれこれ、
    最初はだるい映画だなぁ、と思ったけど
    最終は面白かったよ。

    この設定が好きな人は
    少女漫画の脳内ポイズンベリーもおすすめ。
    (こんなにほろっとせずクズ恋愛系)

  • 別途

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著者プロフィール

アメリカの映画監督。『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)を監督。この作品で第37回アニー賞映画監督賞を受賞した。『Insideout』の監督。

「2015年 『THE ART OF インサイド・ヘッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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