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- / ISBN・EAN: 4907953067080
感想・レビュー・書評
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美しいのひとこと。
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川の流れ。棺桶から裸のイリスが登場する。
迎えるのは、少女たち。森の中にある学園。
6歳から12歳の少女だけの世界。
少女たちは、水遊びして、バレエのレッスンをする。
2人の女教師。豊かな森なのに、閉ざされている。
従順こそが、幸福になると言われる。
イノセント、無垢、無邪気、純真。
森の中で、あそぶ 少女たち。
ここから、抜け出るためには、少女でなくなる時。 -
高い塀で外界と遮断された森の中の学校に、6歳の少女イリス(ゾエ・オークレール)がやってくる。そこでは6歳から12歳までの少女たちが年齢を区別するリボンと白い制服を身につけ、ダンスと自然の生態を学んでいた。やがて、男性のいない女性だけの閉ざされた世界にイリスは順応していくが、1人の少女が脱走を図り…。
外界に閉ざされた森の学校で集団生活する純粋無垢な少女たち。学校の存在意義、厳しい規則、最年長の少女が夜中に外出する理由など謎だらけですし、美しい映像、性的なものや犯罪的なものを匂わせる描写などが相俟ってとても神秘的です。世界観や少女の儚さを楽しむ映画だと思いますが、教師役を演じたマリオン・コティヤールに一番魅力を感じた私にはあまり嵌まりませんでした。 -
少女映画として、これ以上ない出来。
少女から女になるまでの、世界に対する怪しさと早く冒険したくて飛び出しそうになる危険を孕んだ多感な時期を描ききっている。
二度と戻らない少女時代、その美しさごと乗り越えなければならない。
MIMIと同じ監督なので、空気が似ていて、音響はギャスパーノエ映画でお馴染みのあれ。 -
同じ《ミネハハ》という小説をベースとした別映画を最初に観たせいか、常になにか起こるんじゃないかという緊張があった。
脱走を試みた少女の溺死やちょっとしたサディスティックな展開はあるものの終始少女の無垢が際経つ演出。
その無垢さが怖くもある。 -
少女たちの住む森
外の世界は危険かもしれない
でも、中の安全な世界にいるだけじゃ物足りない
外にあるのは何だろう…
不思議で絵本のような映画