フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ [Blu-ray]

監督 : サム・テイラー=ジョンソン 
出演 : ジェイミー・ドーナン  ダコタ・ジョンソン 
  • NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2.67
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102350987

感想・レビュー・書評

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  • ◆ BDSMの軋轢 ◆





    主だったストーリーをWOWOWオンライン解説欄より以下、引用させて戴きます。

    ※全米の女性を夢中にさせたベストセラーを映画化した官能ラブストーリー。世間知らずのうぶな女子大学生が若き実業家と恋に落ちるが、彼には誰にも言えない秘密があった。
    「トワイライト」シリーズの主人公カップルを使った自身の2次創作を、独自の登場人物に改めてオリジナルに仕立てたE・L・ジェイムズの小説を、写真家、現代美術家でもあるS・テイラー=ジョンソン監督が映画化。J・ドーナン演じるグレイとD・ジョンソン(ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの実娘)演じるアナのラブシーンは官能的ながらスタイリッシュで、女性監督らしい演出が見え隠れする。心に闇を抱える実業家役ドーナンと女子大学生役ジョンソン、2人の披露する大胆な演技が話題を呼んだ。

    大学生アナは卒業が近づいたある日、親友から大学新聞の取材を頼まれ、超有名企業のCEOである若き起業家で、巨万の富を手にしたクリスチャンにインタビューするためシアトルにあるオフィスに向かう。引っ込み思案でこれまで恋愛経験のないアナだったが、会った途端、謎めいた彼に惹きつけられ、クリスチャンもまた彼女の純粋さと芯の強さに惹かれる。数日後、クリスチャンに呼び出されたアナに2通の契約書が差し出される。


    ☆.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*☆.:*・’・*:.。☆


     アナに扮したダコタ・ジョンソンがドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスのお譲さんであると書かれており、「あるほど~パパに似ているかも?」と納得。 
    ブルーの瞳と美しい肢体が印象的。 

     アナの放っているオーラである「王子様の訪れを待っている奥手な娘」の「戸惑い」「出逢えた喜び」「不安」そして、うちに秘めたる情熱と発情の炎を爆発させる瞬間のシーンが印象的。  

     だが、運命の糸で出逢えた王子様には、誰にも言えない性癖があった・・・  

     英国の小説家E・L・ジェイムズの筆がもとになっている本作。(※ 書籍の方では既に続編として『フィフティ・シェイズ・ダーカー』『フィフティ・シェイズ・フリード』が発刊されているとのこと。)


    //クリスチャンから、トーマス・ハーディー著の『ダーバヴィル家のテス』の高価な初版本が送られて来たシーンでアナはとても戸惑う。  

     この小説を愛しているアナは主人公テスの中に自分を見ていたからではあるまいか?  
    SM行為を行なう赤い部屋に予行演習と称して僕(しもべ)になるアナ。 
     愛する人と一夜を共にすることが何ゆえ赦されないのか? クリスチャンが過去に15名の女性を僕としてきたことを吐露する辺りや、クリスチャンとのネゴシエーションで、契約項目の一部削除などを堂々と求めるアナに対し、これを受け入れていくクリスチャンの中に、次第に微妙な変化が生じ始めていくのが分かるのだ。//     

    【《BDSM》=「B」Bondage(ボンデージ)/ 「D」=Discipline(ディシプリン/ 「SM」=Sadism & Masochism(サディズム & マゾヒズム)】  

     Wikiからの引用で恐縮でありますが… 
    ボンデージの直訳は「捕われの身分」でありその状態を指し、ディシプリンは「懲戒」を意味し、西洋では「体罰」による「厳しい躾」も意味するとのこと。   

     クリスチャンはアナを意のまま動く生身の愛の僕として躾けたかったのかもしれないが、アナはクリスチャンの手を擦り抜けていく。

     最愛の人には違いないのに、熱い涙で一晩中、枕を濡らしながらアナは自問自答をしていたのだろう。秀麗な賢女:アナが突きつけた回答は「別離」。


     エレベーターの扉が閉まる瞬間、「アナ…」「クリスチャン…」と呼び合う声を断ち切るようにして扉は閉まり、長いブラックスクリーンの後にエンドクレジットに至る- - -


     クリスチャンに扮したジェイミー・ドーナンは アルマーニやディオール他、ブランドのモデルを経てきているそうなので見事な肢体は頷けるというもの。

     昨年アメリカでは2篇が映画化されているらしい。 気にならないと言っては嘘になるような?  

     又、忘れてはならないのがグレース・トレヴェリアン・グレイ役に、灰汁の強い名女優マーシャ・ゲイ・ハーデンが僅かだが出演していること。 出番は少ないのにやはり存在感は流石。  


     自家用ヘリコプターを自ら操縦し夜間飛行でシアトルへ向けて飛ぶシーンが印象的であった。
     1996年のTVドラマに、宮沢りえさんと田村正和さんが出ていらした「協奏曲」というのがあった。 
     その何話目かのシーンで田村さん扮する海老沢が、宮沢さん扮する榊花を乗せ東京上空をチャーターしたヘリで夜間飛行するシーンがあったかと…  

     アナと榊花との喜び・幸福のテンションの高さが私の中で見事に重なってきたシーンであった。

     ダコタ・ジョンソンが堂々と惜しみなく見せてくれる美しい肢体、そして《 真の愛を求めるも与えられぬ戸惑いと苦悩・苦悶 》の演技。  

     またジェイミー・ドーナンが見せてくれる《 心の葛藤(アナによって虚栄と過去の呪縛=心の内膜を徐々に徐々に剥がされていく…) 》の演技は素晴らしかった。  

     本作はポルノの3文字で語っておしまいにしてはほしくない作品と言えよう。

  • Blu-ray、途中から再生ができない。

  • まぁ正直書くと恥ずかしながら言いたいことがわからなかった。

    これでキュンキュンする人とか、ワクワクするのがいるのかもしれないけど作品という枠で考えると駄作に近い気がします。すみません。

    主人公の女の子が可愛かった分星2つ

  • 切ない
    続きがきになる

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