文藝春秋 2015年 11 月号 [雑誌]

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  • 文藝春秋 (2015年10月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910077011150

文藝春秋 2015年 11 月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • 「トヨタ研究開発費一兆円の使い方」井上久男
    大手企業の売上に匹敵する一兆五百億円もの研究開発費を惜しげもなく使うトヨタという会社の底力を垣間見た感じがしました。同業他社だけでなく、グーグルのような非自動車産業からの参入もあり、この金額でも世界では安穏としていられない、競争の熾烈さに驚くばかりです。

    「安倍外交が対峙する『日本の敵』」宮家邦彦
    「オバマ大統領がアサド政権を壊す決断を下す一方で、その後に発生した権力の空白には対処しなかった。その不作為よって台頭したしたのがISであると言っても過言ではない」と現在の中東の混乱の原因を鋭く指摘している。
    「ソ連崩壊後、西欧諸国は一貫してロシアの民族主義を封じ込めようとして、行ってきたのがEUとNATOの東方拡大」とここでも西欧の制御が効かなくなっている。
    そして中華思想の脅威を説く。「その(中国の)最終的な目標はアヘン戦争で壊れた中華帝国の秩序を取り戻し、米欧の勢力を中華圏から追い出すことにある」
    また、韓国の対日政策は、統治の根幹に関わる中国のそれとは違い、大統領が政治的に生き延びられるかどうかという、極めて国内政治的な話に過ぎない」と看過する。
    宮家邦彦は佐藤優とよく対談をさせられるのだが、いつも話が噛み合わないで、佐藤優が細かい事に話を誘い込んで主導するように見えてしまうが、時代を見る眼は佐藤優より、やはり宮家邦彦の方が適格な気がする。

    「バブル崩壊中国経済の反転は近い」坂根正弘
    「コマツ」という建設機械会社を通じての世界経済の見方という、非常にユニークな分析は面白かった。

  • 近藤誠さんの記事が気になり、バックナンバーを入手。

  • 今更大学を植民地化する必要があるのか。SGUとか要らない。
    教育格差はそのまま階級格差になってしまう。学者が何かを核とkは、多様な現実から特定の事象を抽出する。学ぶ基本姿勢に文理はない。広い視野が必要。研究対象が死文化されるのは当然のことだが、居心地のいい蛸壺、同じ価値観を持った者だけのフィールドに閉じこもってしまうと、違う価値観に出会った時に興味を持つことができない。

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