チャイルド44 森に消えた子供たち [Blu-ray]

出演 : トム・ハーディ  ゲイリー・オールドマン  ナオミ・ラパス  ヴァンサン・カッセル 
  • ギャガ
3.28
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921401913

感想・レビュー・書評

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  • 散々な目に遭ったのに、最後まで真っ直ぐな主人公が良い。
    でも真実の価値が無いに等しいこの社会、観ていて鬱々とした。

  • 期待してたシリアルキラー分は薄め。
    なので前半30分ぐらいがしんどかった。
    敵は事件を隠蔽しようとする国家。「社会主義の楽園に殺人者はいない」という建前のため、子供が殺されても事故死で片付けられる。異を唱えればスパイか反乱分子扱い。密告と疑心と謀略が渦巻く。楽園どころか地獄や…

    主人公が最初から正義漢や反抗的だったのではなく、取り締まる側のエリートで何の疑問も持ってなかったのが意外だった(前情報0の人間の感想です)。
    愛し合ってると思ってた奥さんにも怖がられてた、殺されたくないから結婚したって、辛いけど残念ながら当然。
    そんな二人が本当の夫婦になるお話だったのね。

    面白かったのが、事件が多発した町の市民が犯人はナチスドイツの残党兵と信じてたこと。都市伝説みたい。

    思ったよりもバイオレンス多目。そんな風に見えない奥さんが強い!

  •   密告が日常化する50年代のソ連で子どもの変死が起きた。共産主義では殺人は起きないと黙殺される中、密告から左遷された男はそれが子どもを狙った連続殺人事件ではないかと捜査を始める。

     昔のソ連の気味の悪さがすごくよく出ている。現実をむりやり理想に合わせようとするとこういう気持ちが悪いことが起きる。
     マッドマックスのトム・ハーディの存在感がよい。アクションじゃなくても彼はいい。
     
     ああ、ソ連ってあったなぁということを再認識できる映画。

  • 微妙な夫婦関係で理解に苦しんだけど、そんな時代だったわけだ。ラストは嬉しかった。

    トム・ハーディは、顔の輪郭や面差しがケビン・コスナーに似てる。寂しげな雰囲気はレイフ・ファインズにも似てる。ぷっくりと柔らかそうな唇がたまらんな。

  • 1950年代のソビエトの時代背景が分かり、歴史好きには興味をそそる内容ではあるのだが、タイトルからして観る側はサスペンスを期待しているワケで…少々ちぐはぐなタイトルに思えた。犯人は中盤辺りですぐ分かるが、いよいよクライマックスという時に曖昧な展開を迎えてしまう。犯人の動機が気になったので原作を見たら重要な設定が映画と違っていた。内容を絞り込むのは仕方ないが、主人公と犯人の関係はこの作品の重要な箇所なのでそこを変えるのはいかがなものか。そのせいで犯人の印象が薄くなってしまった。

  • 幼児誘拐殺人の犯人を追いかけるサスペンス物を期待して見たんだけど、大戦後のソ連の政治背景もあってか、同時進行でスパイ摘発の嫌疑がどうたらの話も絡んで来ていて、何やら話がブツ切れでとっ散らかった感じ。
    どっちかの話に焦点を絞って欲しかったな、とか。

    原作がある物で、自分がそれを読んでないから伝わって来ないのかな?とも思ったけど、そういう訳でも無いよね…??


    題材にしてる物というか人というかがアレだから、後味ソコソコ悪くなるのでは?と予想してたけど、救いのあるエンディング。
    まあ、これはこれで…というところかな。

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