海街diary DVDスタンダード・エディション

出演 : 綾瀬はるか  長澤まさみ  夏帆  広瀬すず 
  • ポニーキャニオン
3.77
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本棚登録 : 1329
感想 : 283
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632503785

感想・レビュー・書評

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  • コミックを先に読んでから観たため、実写とのキャラクターの違いに始めは戸惑ったが、終わってみれば四姉妹はこの4人がピッタリだと思った。こんな場所に住んでみたい。

    • moboyokohamaさん
      良い映画でしたね〜
      こういう家族のようで厳密にいうと家族かなあって言う人達が肩寄せ合って生きている話し、好きなんですよ。
      広瀬すずさんのデビ...
      良い映画でしたね〜
      こういう家族のようで厳密にいうと家族かなあって言う人達が肩寄せ合って生きている話し、好きなんですよ。
      広瀬すずさんのデビュー作じゃないですか?
      サッカーのシーン、上手だったなあ。
      ファンになりました。
      ちょっと頼りない男と恋仲でしたっけ、夏帆さん。
      惚れちゃっいました。
      綾瀬はるかさんの長女役もはまっていましたね。
      2022/02/14
    • 借買無 乱読さん
      moboyokohamaさん
      コメント、ありがとうございます。
      女優さんたちの演技も良かったのですが、私は鎌倉の風景映像に感激しました。
      moboyokohamaさん
      コメント、ありがとうございます。
      女優さんたちの演技も良かったのですが、私は鎌倉の風景映像に感激しました。
      2022/02/15
    • moboyokohamaさん
      父親の葬式が暗ならば鎌倉の海が明でしたでしょうか。
      おっしゃるように作品の背景に鎌倉の海があるのが爽やかな感じでした。
      広瀬すずさんが、ロケ...
      父親の葬式が暗ならば鎌倉の海が明でしたでしょうか。
      おっしゃるように作品の背景に鎌倉の海があるのが爽やかな感じでした。
      広瀬すずさんが、ロケで知ったシラスのオープンサンドを作って共演した女優さん達に出していたのをTVで観て、私も何回か作ってみました。
      美味しかったです。
      2022/02/15
  • 夏×鎌倉×海×花火、みたいな、夏の今観るのが最高に楽しい映画だった。
    主役の4人もキャラの違いがうまく出ていて、そして可愛かった…『万引き家族』とはまたテイストの違う、癒しの物語。心にキラキラしたものが残る。

  • 去年何かのきっかけで原作を読んだ。
    次女が良い味出しているなあ、と思って読んでいたが映画の中でも長澤まさみが実に良かった。
    映画だから原作のあれこれも省略されていて、物足りなさも有るが淡々とした描きっぷりは好感を持った。

  • 切ない部分もあるけれど、根幹はとても優しいお話でした。見た後に、今までの価値観や日常を振り返って考えさせられるような…そんな気持ちになります。さすが是枝監督作品です。「そして父になる」を見た時と、後味が少し似ているかも…?と思いました。

    四姉妹それぞれが、悩みを抱え、時に本音でぶつかり合い、一緒に過ごすことで楽しみ、喜び、葛藤し、傷つけあい、感情を吐き出し、向き合い続けます。「涙そうそう」を見た時も思いましたが、兄弟姉妹って、素晴らしいなぁと思います。私自身が一人っ子なので憧れる気持ちも強いのかもしれません。

    「いい女ほど秘密が多い」海猫食堂のおばちゃんが、パートナーに言った言葉です。真っ先に、名探偵コナンのベルモットの名台詞を思い出しました。

    「It’s a big secret. I’m sorry, I can’t tell you… A secret makes a woman woman…」
    (秘密よ秘密、残念だけど教えられないわ…女は秘密を着飾って美しくなるんだから…)

    おばちゃんの作るアジフライ定食…食べてみたいです。

    「キレイにすると気分が上がる」と言って、次女が四女にマニキュアをするシーンがあります。落ち込んだ時は、よく寝て、よく食べて、自分を丁寧に扱う。マニキュアをすると本当に気持ちが上がります。戦闘力が上がる気がするというか…自分自身をキレイにする時間を使うことで満たされるというか…即効性がある回復方法なので、おすすめです。「あぁ…しばらくマニキュアしてないなぁ…真っ赤なの塗りたいなぁ…」そう思いました。

    いつもの日常がどれだけ幸せでかけがえのない大切な時間なのかを思い出させてくれる…そんな映画です。

  • 「自分の居場所がある」っていい。
    鎌倉の古い民家で暮らす3姉妹が、年の離れた腹違い妹を引き取るというのが話の始まり。

    でも、それ以外には、これといって大きな展開はない。

    男性関係も、金銭関係も、人間関係も、季節で移り変わる景色も、出会いや別れや死も、いいことも悪いことも、暮らしの中で、他の人たちと同様に、ある意味平等に起き、季節が巡っていく。

    淡々と4姉妹の「暮らし」が繰り返される。
    家族という形や背景は違えど、「生きること」「暮らすこと」そういう本質的ものは同じなのかもしれない。
    何が幸せで、何が不幸か、背景が違うだけで、結局は同じなのかもしれない。

    不思議なのは、大きな展開がなくても、最後まで全然飽きさせない。
    もう一度見ても良いと思える映画。

    ハラハラドキドキはない。
    ただ、故人との想い出を回想しているような、切ないけれど、心はあたたかくて優しい。
    毎日を生きるってこんな感じかも。とそう思える映画。

    梅酒を作ったこと、高台から見た景色、砂浜を歩いたこと、桜のトンネルをくぐったこと、食堂で食べた懐かしい味、きっと、こういう日常の想い出が、いつまでも人の心に残る大切な想い出になるのだと思う。

    しかし、長澤まさみが魅力的過ぎて、同じ女性から見てもドキっとさせられる。

  • 大きな事件が起こるわけでもなく、ただただ日常を描いている作品です。でも、それぞれに迷いや葛藤があったり、恋をしたり、ケンカをしたり。

    なんとなく、彼女たちの日常に自分に重ねてみたりして「普通の暮らしの幸せ」をじんわりと感じました。

    私は長女だからか、自分をなんとなーく綾瀬はるかさんが演じる"長女"に重ねて観ました。母親との折り合いの悪さとか、自分がしっかりしないといけない....という気持ちから少し意固地になってしまったりとか。分かるよ~って感じ。

    喪服で始まり、喪服で終わる・・・なのに爽やかで温かい物語でした。

  • 幸せでも不幸せでもない、家族の生活
    特に何が起こるわけじゃない。暮らしにくいと自称する古い家を手入れし、日々仏壇に手を合わせ、庭の木が実れば梅酒も作る。それが幸いだからではなく、不幸な義務だからでもなく、それが暮らしだからしている。そんな姉妹の演技が自然で感じが良い。
    周りをとりまく人々も、コミュニティの良い面と悪い面を象徴しているよう。死や老いのこと、お金のこと、家庭の中のわだかまり。ままならない話題の蔓延する田舎のコミュニティには、若い女性だけが身を寄せ合うには少し窮屈なのだと思う。固定観念は強く、あたたかいけれどお節介だ。
    姉妹だって結束が強い訳ではない。それぞれの価値観がある。見えない壁がある。それを家がぼんやり包んでいる。自由なようで閉塞的な空気の中に、すずの存在が新しい風を吹かせる。

    映画の構成は、葬式で始まって葬式で終わる。三姉妹が喪服という美しい死のにおいをまとう中、制服姿のすずがみずみずしい。
    しかし、すずが制服を着ているのも、あと数年の話。その後に家族がどうなるのか。きっと希望に満ち溢れた未来ではないけれど、悲観するほどでもない。地に足のついた家族の生活の物語だと感じた。

  • アイドル映画かと思ったが、
    意外に 良い作品だった。

    穏やかな日常に、
    それぞれの心の波。

    いろいろあるけど、
    落ち着き場所が見つかる。

    家族っていいな、
    姉妹っていいな。

    景色もいい。波の音、紫陽花。
    サクラ、おばちゃん食堂。

    2016.1

  • 鎌倉の古民家でゆったりとした時間の流れの中で暮らす4姉妹の日常を描いた作品。

    姉妹たちは大きな事件に巻き込まれることもないし、関係が複雑になることもない。時々、ケンカもするし、恋もするし、失恋もする。彼女たちはそれぞれの日常を生きて、家事を担う。ただそれだけのストーリー。そんな平凡さがじんわりと胸を打つ。

    そんな穏やかな鎌倉の空気感が感じられる一方で、姉妹が喪服姿のシーンが多く、「死」のイメージがちらつく。この4人の誰かが死ぬのか、という連想が頭を離れないまま、ストーリーは淡々と流れていく。この静かな演出はさすが。

    特に、4姉妹の女優と取り巻きベテラン俳優たちの距離感が絶妙。毎作品で家族愛という古典的なテーマに挑む是枝裕和監督らしい名作。1年くらい後にもう一度観たい。

  • 原作は読んだことありませんが、きっと是枝監督の色で再構成された作品なのではと感じました。

    是枝監督の「誰も知らない」でもリアルに表現されていたが、親の立ち位置に立てず、子どもの気持ちをキャッチし難い精神的に幼い母親を描くのが絶妙に上手い。そしてそういった環境で子どもたちがどう生き抜いていくのか、それぞれのパーソナリティや恋愛の仕方をとおして自然に描かれていたなあと思う。その、日常の中にある派手さはないけれど、生きる力強さにどこか惹かれるのかもしれない。

    作品キャッチコピーにある「父に捨てられた姉妹の物語」というより、「『母』(的存在)が不在の姉妹の物語」の方が近いのかもしれない。

    三姉妹には、父に対する怒りの気持ちや、知りたいという気持ち、寂しい気持ちもある。精神的なつながりがあったことを感じさせる。
    一方で、父と同じく子どもを置いて出て行った母へは長女・幸が時折怒りを表現するくらいで、一緒に暮らしたい・寂しいといった繋がりを感じさせる気持ちはそもそも持ち難いことが窺える。

    長女はこの姉妹の中で子ども時代から『母』の役割を担い、次女は「父はきっと優しかったんだよ」と『仲裁者』になり、三女は何も知らない『おどけ者』として家族を明るくする(実は周りがよく見えていて、間に入ったり心情に沿ったフォローをしている)。それぞれがこの姉妹という家族のバランスを保っている。

    四女・すずも育ちの中で「自分はここに居ていいんだろうか」と感じながら、良い子で大人っぽく振る舞ってきた。その四女が、三姉妹と一緒に暮らす中で徐々に子どもっぽくなっていく様が良かったなあと暖かく感じる。

    全体を通した"是枝監督"のメッセージは、宣伝コピーの「父が残してくれたもの」ではなく、

    三姉妹の生き方やすずの変化のように、「親とは関係なく、子どもは子どもで、その人はその人で尊く、力強く、その人自身が輝きだ」と本当は言いたいのでは? と、最後のシーンを観ながら思いました。それが何よりの救いなのではないでしょうか。

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著者プロフィール

1985年広島生まれ。2004年にドラマ『世界の中心で愛を叫ぶ』でヒロインに抜擢され、以後、ドラマ、映画と数々の作品に出演。

「2020年 『ハルカノイセカイ 02』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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