苦しまなくて、いいんだよ。 [Kindle]

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  •  著者はタイのスカトー寺院の日本人僧侶。開発僧(僧の立場に沿ったボランティア?)や瞑想のための指導、受け入れをなされており、瞑想や僧侶活動、対話をとおしての「苦からの解放」を第一の課題とされている。
     その際、拠り所となる教えが「四聖諦《ししょうたい》」になり、「苦しみとしっかり向き合い( 苦諦《くたい》)、その原因を知り( 集 諦《じったい》)、正しい方法で取り組みなさい( 道諦《どうたい》)。さすれば、誰もが苦しみを滅することができる( 滅諦《めったい》)」と、説明されている。それの実践としての、気づきの開発である「チャルーン・サティ」という瞑想法に取り組まれている。
     「苦」とは過去や未来などを想念することで、「今ここ」から心が離れた状態にあることだから、「今ここ」に「気づく」こと(自分への、だけでなく、相対するあなたへの、
    でも)で、苦から自由になれる、という。その際、集中やラベリング(気づきをその都度名付けて確認する)
     本書では、スカトー寺院で瞑想に来られた人たちの「気づき」にいたる経緯、と「チャルーン・サティ」の手引きが紹介されている。

  • 苦しみを忘れたり、解放される方法や手法などを知りたいという方向けではない

  • Twitterでも有名なプラユキ師の本。

    ご自身が副住職を務めていた寺に訪れた人々の
    対話を通して、苦しみを乗り越える方法を教えてくれる。

    お釈迦様の説いた仏教は「人生は苦しい諦めろ」
    ではなく「苦しまなくていい」ということを説き、
    そのための気づきの瞑想の方法が書かれている。

  • ・4/27 読了.物事を真に受けず客観的冷静に捉えられれば、すべては他人事になって苦しみも和らぎそうな感じは想像できるけど、この方法でどこまで精神疾患の人に効果があるかは多少疑問.何しろ自分の意志で病状をコントロールできる範囲には限界があるような気がするから.でもまあやらないよりはダメもとでもやった方がいいかとは思うけど.そのことを人に気付かせることがむしろ一番難しいかも.

  • 瞑想も集中する前に気づきがないと、変な方に行ってしまう。とても大事なことだと感じた。

  • たいへん入りやすい。

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著者プロフィール

1962年、埼玉県生まれ。タイ・スカトー寺副住職。上智大学卒業後、タイのチュラロンコン大学大学院に留学し、農村開発におけるタイ僧侶の役割を研究。1988年、瞑想指導者として有名なルアンポー・カムキアン師のもとで出家。以後、開発僧として、瞑想指導者として活動

「2014年 『脳と瞑想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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