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- / ISBN・EAN: 4988101187225
感想・レビュー・書評
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平成仮面ライダーシリーズ第1作目。2000年1月〜2001年1月までテレビ朝日系毎週日曜8:00〜8:30放送された特撮テレビドラマ作品。(全49話)
西暦2000年、長野県山中の九郎ヶ岳で謎の遺跡が発掘。しかし、棺の蓋を開けたことで目覚めた謎の存在に襲われ、全滅させられてしまう夏目幸吉教授ら調査団。捜査に当たるのは長野県警刑事の男性・一条薫。彼は捜査の最中、冒険家の青年・五代雄介と出会う。雄介はそこで証拠品となったベルト状の遺物を見たことで、戦士のイメージを感じる。
そんな時、人間とは思えない謎の生命体に遭遇する雄介たち。咄嗟の判断で近くにあったベルトを装着し、戦士クウガと変身。
一条らは雄介の変身したクウガを初めは謎の生命体と同等のものと思い、危害を加えようとするがクウガの正体が雄介であること、そして人々の笑顔を守るために怪人と戦っていることを知ると協力関係となる。
以後、クウガと怪人ら(グロンギ)は未確認生命体と呼ばれていく。
これぞ、平成仮面ライダーシリーズの王道ヒーローである。主人公である雄介の行動と戦う理由はまさに王道な正義のヒーローだろう。人々の笑顔を守るために自身の身を危険に晒しても戦う。けれどしっかり視聴すると、それだけでなくて、雄介も雄介なりに人間として戦うことに怖さを感じる。そして人々を守るためとはいえ暴力を振るうことを良しとは出来ない。
穢れの無さすぎる正義のヒーローという感じ。そして大人も観れる特撮のようだった。何と言ってもドラマパートが濃い。最近の仮面ライダーではあり得ないほど戦闘シーンが少なくなっていくので、濃い人間ドラマ的な物語を楽しみたい方は是非見てみると良い。
そして、また敵(怪人)も王道なのである。自分たちのために悪事を働く。絶対悪のようなポジション。同情するような理由があるわけでもなく、まさに怪人そのもの。その残虐な行為は子供たちにはキツいのではないかと思えるほどだった。けれどそのリアルさがこの作品の見どころで1番お勧めしたいところである。そしてまたそのリアルさを面白いと感じることが出来る。
戦闘も今より全然シンプルで見やすいし、あまり目がチカチカしないので私個人的に好き。音もガンガンならないのでドラマとして入り込みやすい気がする。
けれどしっかり特撮番組として子供たちも観れるようにそこまで入り組んだストーリーでもないので子供が残虐なシーンが嫌いでなければ見せても良いと感じる。親子で楽しめるそんな特撮番組。
何より平成仮面ライダーと言えばイケメン俳優である。何より主婦の方や女性の方も釘付けになるだろう。主演のオダギリさんや一条役の葛山さんなどカッコ良い役者さん勢揃い。
幅広い層にヒットしそうな平成仮面ライダー1作目。
私は好き。でも、一条さん最強。
彼は人間じゃないきっと。詳細をみるコメント0件をすべて表示