3月のライオン 11 (ジェッツコミックス) [Kindle]

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  • 白泉社
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感想・レビュー・書評

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  • 《人生はいつも「立ち向う」か「座り込む」かの二択だ
    何もしないでいても救かるなら 僕だって そうした
    ーーーでも そんな訳無い事くらい 小学生にだって解った
    だから 自分が居てもいい場所を 必死に探した
    自分の脚で 立たねばと思った
    一人でも
    生きてゆけるように
    誰も
    傷つけずに すむように》

    川本家の父問題、解決してよかった。。
    娘からの「一生無理」は、ほんとうに相当効いたのかな。

    巻末に集録された「ファイター」も、良かったです。

  • すごい苦しい決着だが、あかりたちの父親との決着がつき、絆が深まる

  • 夫に、父に必要なのは、覚悟なのだと思う。
    時に自分のことを後回しにしてでも、
    パートナーのため、子どものために、
    心や時間を費やすこと。
    それをどこまでも続けていく覚悟。
    何があっても、どんな無様な格好でも、
    大切なものを守り抜くという覚悟。

    腕っぷしが強いとか、年収が高いとか、
    それは副次的なものだ。
    自分ができうる方法で、
    覚悟を決めてやり抜いていくこと。
    その姿勢が大切なのだと思う。

  • おばとあかりは零との関わり方を緊急会議。ひなたは全てが零の演技だと思って感心。訂正しようとする零を黙らせ、この勘違いに乗っかるおばとあかり。

    対局のため大阪へ。相手の雷堂、怖いおじさんはとにかく喋る。時間を気にしてる零が泊まりではなく当日帰る気であることをあてる。零は婚約者がストーカー被害にあってるとずれたことを言い、相手は相手で勘違いしながら粘る。すでに詰みなのに、話を長引かせる。

    何とか当日問鏡に戻り、3姉妹の家の近くにいるクズと対決。あまりにも酷いクズっぷりに零が切れる。徹底的に先手つぶし。最終的に資金力とコネで泥沼に引きずり込む覚悟もあると宣言。

    最終手段としてクズは新しい妻の子供を連れてくるがあかりが当時の発言を出し、ひなたも一緒に拒否する。これで終わりかなこーゆークズは地獄に落ちるべき。


    おじいちゃんも零とひなたの結婚には賛成だが、当のひなたがしっくり来ない。あとあかりのことが気になってる。

  •  父帰る(悪夢)編、つづき(>_<)
     ピリピリした緊張感に三姉妹も読者もいい加減耐え難くなってきたところで、ギャグ満載の大阪編(桐山VSウザ雷堂)が挟まれホッと一息( ´ ▽ ` )ノ

     そしてあたふた帰郷するなり満を持し、川本父(絵に描いたようなドクズ)とサシの勝負に挑む桐山(゚д゚)!
     もうどっちが大人だか分かんないね(>_<)
     身内だけで悩んでいると問題児が主人公になってしまい、そのルールに全員が雁字搦めにされ思考停止状態に陥る……うんうん。たしかにそうだ……(>_<)
     血の滲む決断で全ては(一応?)終了するけれど、何とも切ない結末……誰より可愛そうなのは「あの幼女」で、ひょっとしたら幸福になれる人生最後のチャンスをあのとき失ってしまったのかもしれない……(T_T)
     圧巻の一幕だった( ´ ▽ ` )ノ

     で、その後はまたコント編。桐山くんの迷走が始まる( ´ ▽ ` )ノ
     うっかり宿願の詰将棋が解けちゃうとこ、リストにちゃっかり宗谷名人を加えてるとこ、滑川が「無し」にされてるとこ等々、笑いが止まらなかった( ´ ▽ ` )ノ
     笑ったり怒ったり泣いたり、こんなに感情を揺さぶられるマンガは他にちょっと見当たらないかも( ´ ▽ ` )ノ
     巻末にスピンオフ「ファイター」( ´ ▽ ` )ノ
    (以下続刊)
    2020/11/12
    #1434

  • -

  • 話はまだあのクズお父さんをめぐって重い感じだったんけど、林田先生と藤本棋竜のお笑いシーンたくさん出てくれたおかげて雰囲気少し緩んだ。

    特に外見おっさんが中身は中2あの藤本さん、アニメに観てた頃はただの傲慢な人だと思っててあまり好きじゃなかったが、実際はわりにおもしろいバカなんて思わなかった(^^)。

    にしても、川本姉妹たちはクズお父さんと決裂したところに読んで、なぜか自分も心痛んた。知らないこむすめの生活はこれからどうなるかと、家族だったのに容赦なく縁を切らねばならないことに至った川本姉妹の悲しみも、心へ痛く刺しこんだ。

  • 絶賛迷走中のレイちゃんが1巻の頃のガチガチに鎧をまとって人と一線を画して接してるあの頃のレイちゃんを思うと人間らしくていいじゃないかと。妻子捨夫のパンチ力もなかなかだが「「カッコウでもいいや」と思えるんなら裸で木にとまって虫でも喰ってろ」と言い放てるぐらいにいい男になったレイちゃんに軍配。「世の中にはね。その場しのぎで自分で勝手に話を盛って、話してるうちに「ホントにそうだった」って思い込んじゃう人がいるらしいの」あかりさんがどんな思いでこの言葉を口にしたのか。妻子捨夫は理解できないけど。「理解しろ」とげんこつ食らわせたい。

  • 妻子捨夫編、なんだか綺麗に完結。捨夫の行動が生々しく感じたのでした。
    巻末の「ファイター」。"同じ光の射す方へ向かう人たちと一緒に旅をしている"のくだりが良かった。何かを積み重ねていくうちに出会った同じ方向を向いた仲間って最高よね。

  • 羽海野さんがこのあと二人やあかりさんをどう扱うのか、こわいなー!

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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