恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚 (ディスカヴァー携書) [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (272ページ)
感想・レビュー・書評
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若者たちがなぜ恋愛や結婚をしなくなったかについて書かれた本。
恋愛至上主義で生きてきた自分からすると、びっくりするくらい今の20代~30代前半の人は恋愛しないという事実に驚愕した。 価値観ってこんなに短期間で変わるものなのだと勉強になりました。
面白いデータやエピソードが満載だし、今現在の若者の恋愛観が知れてすごく楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
だらだらとページが多く、その理由は多々あろうが、読者としては苦痛でしかない。
内容としては本質をついていて非常にいい。 -
うーん、このテーマの題材が一応網羅されていて、その点は便利、ということもあるが、正直期待以下の内容だった。
取り上げるケースは(整理できてないぐらい)多いが、メディアや広告代理店向けの「トレンド」の分析多く、深い分析もできていないと感じる。網羅的記述が多すぎ、そのため逆にこの時代の根っこにある本質が突っ込まれていない感。現代の状況に合わせた昔からあったことでは? という事例も多いように思う。だが本書の著者、牛窪氏はバリバリのバブル世代で、その価値観から分析・判断しすぎな感がする。
本書のタイトル「恋愛しない若者たち」には「超ソロ社会」の荒川和久氏が批判的に記述していた。つまり恋愛している、彼氏彼女がいる割合はあまり変わっておらず、トレンディドラマ全盛、恋愛至上主義が大手を振ったバブル時代が数%上がっているが、むしろこの時代状況が特殊。モテる男女はいつの時代も一定数、付き合っている割合も極端な変化はない…。
古今東西の事例も多い割に既知の話か、表面的なトレンドに結びつけた感が拭えない。 -
現代の若者の恋愛から各国の恋愛事情まで知れて面白かった。特に、「告白」という文化がヨーロッパ等では存在しないことにはびっくりした。
また、恋愛も結婚も多種多様な形態がありそれらを受け入れる社会であれば、少子化問題も解決に向かうのではないかと感じた。