アリスのままで [DVD]

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監督 : リチャード・グラッツァー  ウォッシュ・ウェストモアランド 
出演 : ジュリアン・ムーア  アレック・ボールドウィン  クリステン・スチュワート  ケイト・ボスワース  ハンター・パリッシュ 
  • ポニーキャニオン (2016年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013432482

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アリスのままで [DVD]の感想・レビュー・書評

  • -「癌のほうが良かった」っていうのは本当にそうなんだろうな。アルツハイマーほど進行していくことによってできなくなることの表面化が分かりやすい病気はないのかもしれない。
    -アリスを見ながら次は何を忘れてしまうのだろうと、見ながらドキドキしてたってのが感覚として近い。毎シーン何かができなくなる度に周りの家族と同じように悲しい気持ちになる。
    -最近は結構身近になってきている病気だし、見たことある人も多いからか、それが若年性で起きたらっていう設定は「自分だったらどうするんだろう」というふうに考えずにはいられないんだろうな。
    -遺伝するから子供に検査するよう頼んで長男は陰性、長女は陽性、次女は検査しなかったというあのシーンは何気に結構ぐさっとくる。結婚して幸せの絶頂だった長女とかはどう思ったんだろう。そして何より一番近くに寄り添ってくれていた次女が舞台のステージから降りてきた時、娘だと認識できなくなってしまったシーンは悲しくて仕方ない。

  • 「なくす技」を習得していく日々。
    診断がきちんと下る前、不安な気持ちが溢れて声を上げ泣くアリスが印象に残りました。

  • 邦題にガッカリとすることがある。例えばジャック・ニコルソン主演の「As good as It Gets」が良い例で、邦題の「恋愛小説家」にガッカリを通り越して、怒りもしたし、呆れもしてしまったのだが、「アリスのままで」は良い邦題だと思っている。ここで言う良いとは鑑賞者にとって良いという前提で話を進めると、良いタイトルの条件の一つとして多義的な解釈ができることを挙げたい。

    「アリスのままで」に込められた意味として、アリス自身にとってアリスのままということ、他者(特に家族)にとってアリスのままということ、の二点あって、一人の人間の色々な役割や、生死の対比が描かれていて興味深い。若くしてアルツハイマーになったアリスは自分が自分でなくなっていくことを怖れ、病状が悪化した未来の自分に向けて尊厳死を遂げるための方法をPCに保存する。病状が進行したある日、彼女は保存したファイルを偶然見つけるが、その病状故にファイルに記録された内容を実行しようにも、その内容を覚えることすらできない。言語学者(職業人)として輝かしいキャリアを掴んだ彼女は、その自分のまま、つまり「アリスのままで」死ぬことはできないのだ。

    彼女の病状が進行しようと、変わることなく彼女に愛を注ぎ続ける人がいる。残念ながら、家族の中にも彼女との接し方や距離感が変わっていく人もいるが、一番衝突していた次女は、かけがえのない母親のまま、つまり「アリスのまま」接し続ける。母親(家庭人)としてのアリスは、愛娘のためにも生き続けるべきなのだ。

    「21グラム」を観たときにも書いたが、生きる意味というのは、自分だけでなく、死ぬことで何らかの思いを抱く他者が決めていて、自分の命は自分だけのものではない。もっと言うと、生きているだけで意味があるということだろう。これが本作のテーマとすれば、多義的な解釈でテーマを浮かびあがらせる「アリスのままで」という邦題は、やはり良いタイトルなのだ。

  • 自分だったらと考えずにはいられない。
    ジュリアン・ムーアの演技が素晴らしかった。努力によって蓄えてきたものたちに囲まれ、自立し記憶に満ちた人生を生きる聡明な女性と、それらを確実に一つずつあるいはごっそりと失っていく女性とを確かな繋がりを持たせて演じ、その世界の感じ方に引き込まれた。
    ー 悲しんではいない、闘っている、変わったのは私ではなく病気、全てを忘れたとしてもこの瞬間には意味がある ー
    そのように言い切れる強さは美しく、その胸の内を想ったが、家族性ということも加えその恐ろしい程の闇の深さに、今の自分には想像しきれないだろうと思った。
    生き方を理解してもらえなかったリディアが、その“らしさ“によって母を理解し懸命に支えようとする姿に自分らしく生きる難しさを考えた。
    決して楽観視は出来ないが、ラストは僅かながら希望を感じさせるものだった。“愛についての話“
    今もなお瞬間を生きているアリスに胸が詰まった。

  • 若年性アルツハイマーと診断された50歳の言語学者の苦悩や葛藤、家族との絆を描いたベストセラー小説をジュリアン・ムーア主演で映画化

  •  50歳の言語学教授が若年性アルツハイマーの診断を受ける。

     これはほんと見てる間じゅうずっと切なくなる話。主演の ジュリアン・ムーアも彼女を支える夫役のアレック・ボールドウィンも今までずっと色んな作品で見てきた人達だから、なんかもう切なさが半端ない。
     こんな局面になったら何を思い、どうしようか。。。そこに答えはあるようでない。普通の映画なら講演のところで終わらせるところだけど、そうしないあたりはうまいなぁ。そういえば、アカギはどういう選択をしたっけと思ってたけど、最後の方は本当に切なくなった。。。

     他人事ではない良作。

  • 自分の肉体からいろんな物が欠けていく。記憶や言葉や感覚やできる事etc・・・。相当恐ろしいだろう。アリスの家庭は裕福そうだけど、これが一般家庭だったら、もっと悲惨だろうと思う。日本ではあの年齢の夫婦が外であんな風にべったりする風習がないので、公然とああできる国は病を抱える人には有難いだろうと思う。エンドロールを観ながら、「自分を生きるってどういうことだろう。こういう病気ではないのに今まで自分を生きてこなかったな」と思ったら急に泣けてきた。今からでも遅くない。私は私を精一杯生きようと思った。ジュリアン・ムーアも良かったけど、クリステン・ステュワートが特に良かった。

  • 家族性のアルツハイマーで、長女が陽性、長男陰性、次女は検査拒否、ってのが結構ぐさっときた。辛い。
    久しぶりにケイトボスワース観たけどやっぱり綺麗。すごく綺麗で可愛くてそれだけで観る価値あった。主演のジュリアンムーアが、キャリアーウーマンからの最後の姿があまりにも哀れで。苦しくてそのまま終わった。若年性アルツハイマーの母。生活が変わったのが自由気まま芝居を夢にやっていた次女だけな感じに違和感あるけど、見せないだけで陽性と診断された長女とその夫、そして生まれたばかりの双子にもあるだろうし、旦那もいろいろ思うことはあると思うんだろうなとふんわり綺麗なまま、終わった。

  • 忘れ、失っていくことの、
    残酷さと物悲しさが、
    愛情との対比でさらに哀しい。

    『明日の記憶』よりも、
    当たり障りのない美しい物語になっているが、
    それでもやはり、
    失われていくことの切実さが、
    映像と共に体現されていたかと。



    仕事柄を抜きにできず、
    患者の顔が浮かんだ。

  • 2016/11/20
    監督リチャードグラツァー
    ジュリアンムーア アレックボールドウィ クリステンスチュアート
    若年性アルツハイマーの話。
    予告を観て泣くには最適かと思い借りたら最後まで泣かなかったていうね。
    病気の進行と共にジュリアンムーアが老けて病魔に覆われている感じはよく分かる。
    あとは題材が題材だし自分だったら…親だったら…主人だったらと考えてしまったりした。
    自分に置き換えて観ると大体ウルっとくるの淡々と進むしクリステンのみが人間らしく感じたりでアリスの病気が進み始めてからエンドロール流れた時までずっと(˙-˙)こんな顔よ!
    思うとったんと違った。これに尽きるかも。モヤっとして終わったなぁ。
    総合2.5 クリステンがいないと最後まで見んかったかも。

  • アカデミー主演女優賞をジュリアン・ムーアが受賞。この年は「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクを推してたので残念だったのですが、本作を見て、まぁ仕方ないなぁという感じです。でも実在人物か難病の役をやった俳優ばかりが獲るオスカーってなんだかなぁ。

    それはともかく、映画としては、若年性アルツハイマーがわりと身近なテーマだったので興味深くみることができました。仕事をあきらめられない夫(アッレク・ボールドウィン)の姿もリアル。中盤の彼女がスピーチのシーンは素晴らしかったけど、そこでクライマックスが来てしまったような感じで、もやもやするラストにはがっかり。

  • 若年性アルツハイマー。
    もっと現実の大変さが描かれているのかと思っていたけど、そうでもなかった。
    テーマのわりにはさらりと描かれていた。
    失われていくこと、そのこともわからなくなること。
    愛は残るということ。


    最初の方にウォーキング・デッドで出てる牧師役のセス・ギリアムが出てた。

  • 生活変わったのが厄介者の次女だけってのがなんなのか。アメリカだからなのか、富裕層だからなのか。でも日本の富裕層でもメイドさん雇えたりできるのかな。

  • 2014年公開
    監督 : リチャード・グラツァー
    ==
    著名な言語学者だった女性が、若年性アルツハイマーに徐々に侵されていくお話。

    これも認知の話というか、世界や、家族を何でどのように規定してきたかと向き合っていくお話だなあと思ってみました。言語学者としてその聡明な頭脳と言葉で世界と自分との接点を規定してきた彼女が、徐々に言葉をそれらを失って聞くことがいかに恐怖か、そしてその中で、言葉や頭脳ではない、より本質的な自分を自分たらしめているものがなんなのかと、向き合っていくお話だなと。

    渡辺謙の「明日の記憶」もつらかったけど、これもつらい話だなあと。ジュリアン・ムーアはさすがのアカデミー主演女優賞な演技。

  • 若年性アルツハイマーをテーマにした映画を観るのは「私の頭の中のケシゴム」以来。
    アリスは自分を見失ってしまう前に命を断とうと自分宛てのメッセージを残すのだが、それを実行する場面になってもそれを上手く実行することができない。やるべきことが途中で分からなくなってしまうのだ。
    聡明なアリスが変わっていく姿を見るのは非常につらいです。
    しかし中盤のスピーチでアクシデントがありながらもしっかりと自分の言葉で話そうとするアリスは立派でした。
    最初にこの作品を知ったのはアカデミー賞の授賞式の時で、監督がALSという病で亡くなっていたと知りました。
    自分自身も難病と闘いながら、この難しいテーマの映画を撮りきった監督には尊敬の念しかありません。
    人は誰もがいつどのような形で人生が変わるか分からない。
    だからこそ人生を自分なりに後悔しないように生きたいと深く思いました。

  • 泣けるシーンなんてないのに、終わったら泣いてしまった。
    最初のジュリアンムーアが綺麗すぎて、最後が哀れすぎて。
    家族の姿がリアル。
    母親の病気をきっかけに、家族の愛を確認する。なんて話でもない。
    でも疎まれているわけでもない。みんな母親のことを愛している。だからこそ困惑している。自分の生活が大事で、面倒を押しつけられたくない。俺関係ねーもんって思いたい。そんな自分がうしろめたい。

    こんなものだよ。みんな精一杯やっていると思う。

  • 実際家族がなったら?と置き換えて考えずには
    いられないよね、こういう【あり得る話】って
    苦しい
    本人が一番苦しいよね
    理解出来るもんね、最初は
    どんどん自分じゃなくなっていく感覚味わう内に
    何も分からなくなっちゃう
    それをずっと見ていかなきゃならない家族

    アリスが一番心配していた次女が一番しっかり、客観的に
    見ていた・受け入れてたね

    【愛の話よ】
    そうかー…涙が出た

    演技に磨きがかかっているね、ジュリアン・ムーア
    年を重ねる程に美しくて、気張らない演技で熱演しているのが
    とてもきれいです
    体力使っただろうなあ、この作品で

  • ドキュメンタリー風だけど、残酷なのに思ったよりファンタジー

  • 遺伝性のアルツハイマーか…母としては想像を絶するツラさだろうな。
    少しずつ忘れていく、思い出せなくなる恐怖だったり、いろいろ考えさせられた。

  • ☆☆☆☆☆『アリスのままで』
    コロンビア大学の言語学者のアリスは、50才にして若年性のアルツハイマー病を患い、大学を辞めざるおえなくなり、家庭のことも思うようにできなくなっていく。自分の記憶がまだらに薄れていく状態から、行動したこと、見たこと、聞いたことを記憶にとどめておくことができないまでのアルツハイマーの進行状況を、アリスとアリスをとり巻く家族のかかわり方で描いている。

    映画を観ているときは、アルツハイマーが進行するアリスの言動にドキドキしたり、悲しくなったり、家族のかかわりに安らぎを感じたりしたのだですが、映画を観終わってからというもの、私や妻にアルツハイマーという病のイメージが覆いかぶさってきて不安が拭いきれない状態になりました。

    この映画で私の印象に残ったところは娘リディアが、母アリスにアルツハイマーが進行している状況を尋ねる、それにして母アリスが自分の感覚を失われつつある言葉を使って表現するシーンです。
    映像や実際に街で見かける患者さんを見て「認知症やアルツハイマーってこういう状態なんだ」と理解はしても、それは所詮他者からのイメージでしかなく、自分の内面で起きていることへの想像はなかなかできないでいましたが、アリスの言葉がその想像を助けてくれて、「アルツハイマーってそういう感覚なんだ」と納得し、想像の記憶のなかにしまいこむことができました。

    私たちの多くは、普段、街で人を観て「認知症を患っている」と判断するのはその人の行動、振る舞いを見て違いを感じ、その人の表情を見て確認をしますが、ジュリアン・ムーアはみごとにその表情をアルツハイマーの進行状況に合わせて表現していました。
    この映画を観た日の晩にNHKスペシャルの『「介護殺人」当事者の告白』を観ました。映画の美しさにつつまれた認知症から、生身の現実の中での認知症に向き合わさせられましたが、
    どちらも、たいせつな感覚だと思っています。
    「現実だけではやりきれないから…」

    2016/07/04

  • コロンビア大の教授であるアリスは、50歳の若さでアルツハイマーと診断される。高転げのように進行していく病状は見ていて辛い。J・ムーアはさすがの演技です。基本、夫婦仲や家族関係がいいだけに、切ない場面は多々ありますが、予め自らが撮っておいた動画で指示され自殺を実行するシーンと闘病者としての思いを語るスピーチシーンは印象に残りました。

  • いろんなこと考えさせられる。自分の病気が遺伝性で、子供にも遺伝してしまうとか、辛かろうなあ。

  • アカデミー主演女優賞納得の怪演。言語学者が言葉を忘れていく恐怖、忘れていくにつれどんどんやつれ更けていくけど途中から逆行し始めたような。。。自分のビデオを見てる時の表情とその表情の対比。最後は。。。

  • 若年性アルツハイマーの怖さを前面に押し出した作品とは思わないけれど、主人公が言語学者ということもあって、記憶を失っていくことへの絶望感・恐怖感に感情移入できますね。見所は、アリスがアルツハイマーの講演会で行うスピーチでしょうか。こんなスピーチを目の当たりにしたら、きっと感動して涙を流してしまうかもしれない、そんなふうに思わせる良い内容でした。
    但し、この作品は少しキレイに終わりすぎたかな。実際は、更に症状が進み、そこにはキレイな物語などはなく、ただただ辛く悲しい現実が待ち受けているのではないかなと、意地悪な私はそんなふうに邪推してしまいました。

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