貯金兄弟 PHP文庫 [Kindle]

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  • PHP研究所 (2015年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (191ページ)

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貯金兄弟 PHP文庫の感想・レビュー・書評

  •  大学出でお金をよく使う兄・宗一郎と、高卒でこつこつ働いて貯金する弟・翔太。対照的な2人の人生から、お金の使い方、貯め方を学んでいく一冊。
     「高卒の方が稼げる」と翔太は言っていたが、大卒と高卒、それぞれにメリット・デメリットがあると思う。高卒で大卒より稼ぐためには、大卒と高卒の差が小さく、4年早く働き始めることがアドバンテージになり、大卒と比較した高卒のデメリット(具体的には、幅広い経験や多様な価値観に触れる経験が少ないことかと。勿論、高卒でも努力次第でカバーできることではあるが。)となる部分があまり必要とされない仕事を選ぶことが条件となる。消防士のような専門職の公務員なら確かに高卒の方が稼げるかな。
     あと、宗一郎の妻・美鈴のように、金銭感覚は親や育ってきた環境に影響される部分が大きいと思う。宗一郎と翔太は両極端ではあるが、極端な金銭感覚を持った原因は幼少期の環境によるものだろう。また、宗一郎・翔太ともに似た金銭感覚の女性と結婚しているのも、偶然ではなく、それだけ価値観に占める金銭感覚の割合が大きいということだろう。
     「子供の才能を喜ぶだけでなく、お金をかけてあげないといけなかった」と翔太は言っていたが、これは大学を出ていないと将来の選択肢が少なくなる、留学や資格取得、習い事など、何をするにしても大金がかかる今の日本の教育の現状を示す言葉かなと。
     他に印象に残ったのは、宗一郎の職場の先輩・濱崎が横領で懲戒解雇となったシーンや、宗一郎が事件を起こし、コンプライアンスの問題を指摘され取引先を失うシーンや、宗一郎の会社の取引先が、賞味期限の偽装問題が発覚し、芋づる式に不祥事が見つかり、取締役が自殺に追い込まれるシーンだ。何をするにしても法や規則社会人としての常識は守らないといけないし、「見つからなければいいや」という考えで、ちょっとした違法行為や規則違反、常識に反する行為を行い続けることで、倫理観が麻痺し、法を犯すことへの抵抗がなくなり、大きな問題や犯罪にも繋がっていくのだろう。(これは消費者金融からの借金も同じことかなと。少しでも消費者金融からお金を借りてしまうと、消費者金融からお金を借りることに抵抗がなくなってしまい、どんどん借金を重ねてしまう。)自分への戒めという意味でも、心に留めておきたい。

  • 読むとFP資格の取得に興味がわく。

  • よく稼ぎ浪費する兄と、程々に稼ぎ倹約する弟。対極的な2人がそれぞれの信念に基づき、就職、結婚、子育を進めていく。どちらもあまりに極端で、論理に納得出来ない点も多々あるが、お金を主題としつつも、非常に読みやすい読物だった。ライトな文体だが、お金という生きていく上での必需品について、どう向き合うか考える切掛には良いかもしれない。

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