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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (388ページ)
感想・レビュー・書評
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日本の農業の現状が知れ、しかもトーンが明るく前を向いており、非常に面白かった。農作業がいかに忙しく、人間の生活としては正しいような、家族や近所を中心として助け合いで成り立っていることも分かった。恋も仕事も中途半端、片山製作所勤務の「役立たずOL」梢恵が、新燃料・バイオエタノール用のコメを作れる農家を探して、なりゆきで農業見習いを始める話。大所帯の生活の中でのじめじめしていない、人間模様、ほんのり恋心、ちょうど良い。
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作者の主張が全面に溢れていて良かった。こんなにポリティカルな主張をする人だったのか。でも右にも左にもいかず冷静な意見だと思う。そうした主張とノンポリな主人公が自分を見つけていく姿は共感できる、いやしたくなる。武士道の香織と相通じるものをかんじながら、もうちょっと先まで読みたかったなぁ〜。