とめはねっ! 鈴里高校書道部(1) (ヤングサンデーコミックス) [Kindle]

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著者 : 河合克敏
  • 小学館 (2007年5月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

とめはねっ! 鈴里高校書道部(1) (ヤングサンデーコミックス)の感想・レビュー・書評

  • 普段、漫画は booklog の対象外にしているのだが、久しぶりに完成度の高い感動作に出会ったので感想を記録しておきたくなった。「とめはねっ!」は、2007年から2015年にかけて連載された作品で全14巻完結。一時はTVドラマ化されるなど、書道部ブームを牽引しただけにタイトルだけは知っていたが、しかし、実は河合克敏の作品だとは知らなかった。河合克敏といえば、僕は高校時代から「帯をギュッとね! 」の大ファンで、それこそ帯ギュは 100回は読み返している。しかし、「モンキーターン」の連載を途中まで追いかけていたあたりで徐々に週刊漫画雑誌への興味を失ってしまって、その後は読んでいなかったため、「とめはねっ!」と河合克敏が結びついていなかったのだ。

    河合克敏にしてみると、柔道、競艇に続いて書道という比較的マイナーな分野を取り上げることになったわけだが、前二作に続いて、(お習字ではない)書道の基本と魅力を余すところなく伝えて、またしても成功している。もちろん、高校生らしい純粋な恋愛物語を交差させる手法はお手のもので、単なるノウハウ・コミックに陥ることなく、登場人物たちの微妙な感情の起伏と成長を描いて真に読ませる。本当に高校時代に戻って、もう一度あの瞬間瞬間を生きたくなる、そういう想いを起こさせる作品だ(ただし、受験勉強がなければ…)。全14巻でビシッと完結しているストーリー運びも隙がなく、商業漫画雑誌にありがちな編集者による人気作の無駄な引き伸ばしの被害を受けずに済んでいるのは、作者はもちろん、編集者にも感謝したい(遅筆を受け入れたヤング・サンデー、その後を引き継いだスピリッツとも)。

    最近の漫画は、2,3巻も読むと飽きてしまう作品がほとんどなのだが、これは読み始めたら、その面白さに引きずられて、何度となく読み返しながら、一巻一巻と購入しつつ先へ読み進め、とうとう最後まで読み切ってしまった(こういうところは Kindle の便利なところ)。登場人物は、誰一人を取ってみても個性豊かで準主人公と言ってもよいキャラクターばかりなのだが、中でもお気に入りは加茂ちゃん。もともと長身女性への憧れは強い方で、三浦清風に対する媚のない態度や、縁をバカにしつつも望月への一途な思いを評価して後押しする姉御っぷりにホレた。残念ながら書道には縁がない人生を送ってきたため、作中に登場する書道作品の出来栄えは評価できないものの、書と漫画のコラボレーションが素晴らしいというのが一般的な評価らしいし、柔道をサイドストーリーに据えて、帯ギュのキャラクター達が随所にカメオ出演しているのもファンには嬉しい演出だ。これは、河合克敏 畢生の傑作。

    物語のクライマックスを飾る加藤千恵の短歌も素晴らしいのだが、加藤千恵がこれを詠んだのはおそらく高校時代だったはずで、そういう意味では縁にもぜひ自分の想いを短歌に詠んで、それを作品にして欲しかった。でも、それじゃあ「短歌漫画でもう一盛り上がり」になっちゃうから、ここは他人の詞を書くのがいいのか、やっぱり...。

  • Kindle期間限定無料版にて。
    コレはなかなかに面白い。
    このマンガの存在は知っていたけど、題材が題材だけにあまり興味がなかったのだが、思っていたのとは全然違ってホント面白かった。
    ウンチク満載なのだが、そのウンチクもお笑いと混ぜながら説明してくれるのですんなり頭に入ってくるし。
    コレは続きも読みたいなあ。
    それにしても河合先生が描く柔道の技は綺麗だ。

  • スポコンものではあるが、種目は書道。登場人物がキャラ立ちしていて、読んでいて面白い。この人の作品、ほかのも読んでみたい。

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