アメリカン・スナイパー [DVD]

監督 : クリント・イーストウッ 

出演 : ブラッドリー・クーパー  シエナ・ミラー  ルーク・グライムス  ジェイク・マクドーマン  ケビン・ラーチ 

• ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

感想・レビュー・書評

[wakeさんの感想 · 2020年4月6日]

日常（家族）と非日常（戦場）を往復する「伝説」のスナイパーの苦悩と葛藤を真正面から正確に脚色することなく描いた間違いない傑作。イーストウッドとブラッドリー・クーパーの組合せで駄作なんて有り得ない。メイキング映像も必ず観てほしい作品。

[Peiさんの感想 · 2022年1月23日]

ロシアンスナイパーを見て同じような話かと思ったらとても考えさせられる内容だった。
アフガンやイラクでは毎日毎日こんな活動をしてたんだね。市街戦ってやはり人対人になるから病むのは分かるような気がする。こんなのは無いのが良いね。

[Daisuke Daimatsu Hiramatsuさんの感想 · 2021年2月28日]

実話。
でも実話とは思えないほどのストーリーでした。
その時代を生きる為に一生懸命に生きた一人の人生が丁寧に描かれています。

[ホーカンさんの感想 · 2020年10月30日]

これは名作。
前情報を全く持たずに観たので伝記だったのには驚いた。
色々と考えさせられる作品なのでうまく感想がまとまらない。
戦争は異常だけど、戦争なんて意識せずに生活している今の日常も異常なのかも。

[yusuke1122さんの感想 · 2019年10月5日]

予備知識無しで観た。
凄い映画だった。
戦場の恐怖もそうだけど、緊張の連続の兵士は本当に安らぐときはないのかもしれない。

アクションも凄いけどドラマとしても良かった。

[さぬきうどん人さんの感想 · 2019年1月14日]

イラク戦争で160人の敵兵士を射殺した実在のスナイパー、クリス・カイルの物語。

カイルのすばらしい射撃技術を称賛する味方兵士は彼のことを「伝説」と呼び、彼もその期待に応え、戦場に何度も赴く。平和な家族との暮らしと非日常の戦争召集を繰り返した結果、彼の精神は戦争中毒になってしまう。

そこからのカイルの再起と戦争の有害さをイーストウッド監督は時に残酷な視点で描く。カイルがゲリラの妻子を狙撃してしまうシーンは、これまでの映画界ではタブーだろう。が、本当の戦争を伝えるためには残酷で批判されるであろうシーンでも描かなければならない。そんな監督の強い意志がある。

しかし、よくわからないのが最後のシーン。あの展開だとクリスは弟に殺されたと思ったのだが、事実は違うらしい。あの紛らわしいラストシーンは何の意味が？で、弟を登場させる必要性は？

[yurika さんの感想 · 2018年3月8日]

実話であることを知らずに見ていた。

戦争を体験している人だから説得力がある。
戦争が起こっているのに、アメリカ人も参加しているのに、ニュースでは一切報じられない切なさ。

ただ、戦争に加担することをこれだけ英雄視していいのか、という疑問点は残る。

[touxiaさんの感想 · 2017年11月4日]

伝説の狙撃手　クリスカイルの実話をもとにして
つくられた作品。公式の記録というのが、すごいなぁ。
１６０人を射殺したと言う。1900ｍのはなれた対象を射抜く。
確かに、現実離れしている能力をもつ。
アメリカ人が、なぜ　イラクで闘うのか？
そして、悪とはなにか？アメリカの国のために、
家族を守るためにと言いながら、イラクなんだよね。
沢山殺したことよりも、仲間を失ったことが、心の痛みとなる。
クリスカイルの妻が　徐々に蝕まれていく　ことを
じっと我慢しながら、見つめる尊さ。
アメリカにおける　英雄のありかたに　疑問を投げかける
クリントイースドウッドの編集力は　すごいなぁ。

[青きうりさんの感想 · 2017年3月20日]

ずっしりのしかかる、重い作品。

アメリカのヒーローいわば「正義」としてではなく、
あくまでひとりの個人として描き、内面的な部分にフォーカスを当てた作品。ブラッドリー・クーパーの演技が凄い。

戦闘シーンをゲームのように感じてしまう、そんな自分(そう感じるのは少なくないだろうが)に少し恐怖を覚えた。戦争は何も解決しない、憎しみと悲しみの連鎖を生むだけ。それも感じた。

ポスターの“彼は帰ってきた。心は戦場に置いたままで。”という文句が秀逸。

とにもかくにも傑作であることは間違いない。