年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34 [Kindle]

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  • 朝日新聞出版
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感想・レビュー・書評

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  • 休日に本気になれる人こそ仕事ができる人だと教えてくれる本。本書では、オフタイムを大切にするために仕事を手際良くこなしたり、あるいは、オフタイムに得た学びを仕事に活かしたりする姿勢がある人こそ仕事ができると主張されている。驚くような話ではないが、すんなり納得できる、そんな本だった。私自身は社会人4年目を迎えており、3年目までの学ぶ立場を卒業し、技術職として一人前に仕事をこなすべき時を迎えていると思っている。その観点で、本書の考えを十分に取り入れたい。

  • 以下が感銘を打たれた部分。
    自分も休日を充実させたいタチなので参考になる部分も多く読みやすかった。

    休日こそ早く起きる、ここ数年金曜の夜に深酒して(あるいは映画のレイトショー)どうしても寝るのが遅くなりがちなのでここは見習っていきたいところ。

    休日にやりたい事のリストも有用だと思う。あれやりたい、これやりたい、と思ってもなかなか実践できない今日この頃。仕事でもtodoリストとか作るがおんなじ事をすれば良い。常にタスクに追われる事になるが何も生産性を生まない休日よりはマシなのではなかろうか。

    靴や鞄のメンテナンスについても心打たれた。何もメンテナンスしてねぇからなぁ。ボロくなったら捨てて新しいものを買えば良いと。
    でもメンテナンスする事で多少長持ちするだろうし愛着も生まれる。早速皮クリーム、買ってこようか?

  • タイトルは休日の過ごし方とあるが、基本的には一流の人のオフタイムやこだわりについて語っている。
    ストーリー仕立てになっているため、読みやすかったがフレームワーク的な存在になるような本ではない。

    趣味に関しても著者がはまっている、マラソンやゴルフ、また有機野菜を引き合いにだして読者へ推奨しているが、共感できないと感じたらとことん共感できなくなるような本の構成だったので、万人受けはしない。

    ただし、共感できる部分も多くあったので、マーカーで引いた部分に関して再度確認するとよい。

  • オフの過ごし方についての本。

    要旨。
    収入が上がるにつれストレスが大きくなるのは当たり前。重要になるのは、「オフ」の過ごし方だ。仕事のストレスをオフで晴らすのは生産的ではない。仕事と同様の熱意で、本気で遊びに取り組むことが仕事にとっても重要だ。遊びに本気になることで仕事の効率は上がる。



    ◆遊びに真剣な人たちのエピソード

    タモリさんの名言
    「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ」
    「仕事に遅れてくるやつは許せるが、遊びに遅れてくる奴は許せねえ」

    ゴルフ好きな開業医
    「黒と白のゴルフウェアしか買わないのは、ゴルフを全力で楽しむため。服選びにかける時間も意識ももったいない。」

    ・・確かに黒と白なら、上下どう合わせても黒黒、白白、白黒、黒白の4種類しかないし、どの組み合わせでもある程度合う(笑)。さすが開業医賢い。

    ◆好きなことを仕事にすることはリスクである。
    好きなことを仕事にすると、ビジネスの視点で考えるようになる。
    例えば料理が好きだったとして、それをビジネスにすれば、好きな料理でなく、売れる料理を作らねばならなくなるし、売り上げが上がらない場合、料理を作ること自体を楽しめなくなる危険性がある。

    ◆ではオフに何をすればよいのか

    1.旅に出る。

    旅に出ると視野が広がる。
    例えば、観光地のウニの値段は、観光客用の店の価格と地元の人用の店の価格で全然違う。

    2.本を読む
    まあこの辺は他のビジネス書でもよく言われてるので割愛(忘れただけ)
    『播磨灘物語』(司馬遼太郎)が紹介されてた。(大河ドラマにもなった黒田官兵衛の話)

    3.ゴルフをする(趣味を持つ)
    まあこの辺は他のビジネス書でもよく言われてるので割愛(忘れただけ)


    ◆こだわるべきポイント

    ・私服
     私服はサイズ感が大事で、少し小さめにするとよい。

    ・筋トレ
     筋トレは最大パワーで7秒間鍛えたい筋肉を使うとよい

    ・睡眠
     枕と香りにこだわる。眠れなそうなときはアロマを使う。

    ◆その他

    急に予定がなくなった休日に備えて、「休日の過ごし方ストック」を作っておくとよい。
    そうすると、スムーズに移行できる。

  • 実践できている事が多かった内容だった。

    真剣に仕事をしているからこそ得られる面白さ

    遊びも真剣に!

    自己責任の考え方

    我流には限界ある

    段取り八分 仕事二分

    時にはルーティンから外れてみる

    オフタイムでの立ち振る舞いこそ自分自身の人としてのイメージや評価につながる

  • オンとオフをいかにインテグレートするかという、よくあるやつ。

  • ①「遊びのなかで、それなりにハードルの高い〝ペナルティ〟を自分に科す。そうすることで自分自身にストレスやプレッシャーを与え、そのなかで何とかいい結果を出す努力をする。それが、仕事の現場でも〝あって当然〟のストレスに対峙し、それをマネジメントしながら大きな成果を出すためのトレーニングになっているのです」
    ・オフの時はストレスを如何に溜めないようにするかを意識するものと思い込んでいたため、この考え方は新鮮だった。確かに、失敗してよいオフのときこそ、かつ楽しめるときこそ、ストレスがある中で挑戦する練習をするには最適だと思われる。

    ②「楽しくないから『このくらいでいいか』と適当なところでお茶を濁す。しんどいから、怒られない程度に言われたことだけやっておく。そういうスタンスで臨んでいる仕事からは、おもしろみなど見出せない。
    遊びや趣味がおもしろいのは、真剣に取り組んでいるから。真剣に取り組んでいるから。スコアをアップさせるために真剣に考える。ステージクリアのために真剣に知恵を絞る。
    さらに仕事というゲームがおもしろいのは、ステージクリアした先にある答えが、普遍的なものではないということ。環境や社会情勢など外的要因によって、その答えは常に流動している。これが見つかればゲームクリアという「正解」は永遠に出てこない。でも経験を積むたびに自分が使えるアイデアや武器といったアイテムは増えていく。それがビジネスパーソンとしての成長の証しになる
    ドイツの詩人・ゲーテも『人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである』と言っている」
    ・仕事を楽しむ、仕事を好きになることが大事という話は聞くが、何故そう言えるのかイメージが沸かなかった。遊びと対比すると、遊びは好きだから真剣にやる、真剣にやるからこそ集中できる、集中できるから高いパフォーマンスが発揮できる。ならば仕事も遊びと考えて楽しめば成果が上がるというのは納得できる考え方である。

    ③「伝えたいことを頭からただなぞって話せばいいというものではない。話には〝間〟が必要なのです。強調したい部分を際立たせる微妙な空白の間も然り、クライマックスの聴かせどころで一気に盛り上げる声のトーンや強弱のバランスも然り。仕事の講習会のような、ともすれば堅苦しく、難しくなってしまいがちの話こそ、とくに〝間〟を大事にするべきです。そしてその間を学ぶのに、いちばんわかりやすくて取り入れやすい教材が、昔から聞き馴染んできた落語だったのです。よし、これならできると。」
    ・落語で話法を勉強するというのはたまに聞く話ではあるが、本書ではある程度具体的にどの点が役立つのか記載されている。自分は落語は聞かず嫌いだったが、寝る前等audibleで試してみる価値はあると思う。


    ④その他
    「初めての土地を訪ねるとき、初めての駅や空港に降り立ったとき、何とも言えぬ高揚した気分に包まれるもの。  これからの数日間、自分を待ち受けているのは、いったいどんな風景なのか。ここではどんな食べ物がおいしいのか。  地元の人はどんな気質なのか。この地で自分はどんなことを経験するのか。  もちろん、事前にリサーチはしていきますが、それを超える発見はあるのか、常識を覆すような出合いはあるのか――。  これから訪れる未知との遭遇へのワクワクする期待感、ほんの少しの不安感と緊張感。この感覚こそが旅の大きな醍醐味です。旅は〝未知〟連れ。未知との出合い、新しい発見があってこそ旅はおもしろいのです。」

    「ルーティンに慣れすぎると、人は冒険しなくなり、消極的になります。そしてそこには惰性が生まれます。惰性にはまると、行動や思考が凝り固まってしまう。変化がなくなる。変化に気づかなくなる。変化を求めなくなる。それは成長が止まってしまうということです。  だから、ときには敢えて自分でルーティンから外れてみる。」

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著者プロフィール

池本克之(いけもと・かつゆき)
組織学習経営コンサルタント。株式会社パジャ・ポス代表取締役、NPO法人Are You Happy? Japan 代表理事。
1965年神戸市生まれ。日本大学卒業後、金融会社を経て、ソニー生命保険に入社。わずか2年で「全国トップ20」の成績をあげる。その後、マーケティング会社、通販会社の経営を経て、ドクターシーラボ、ネットプライスなどの社長を務める。年商3億円の企業をわずか4年で120億円にするなど、さまざまな企業の上場、成長に貢献し「成長請負人」と呼ばれる。現在は数社の社外取締役を務めつつ、コンサルタントとして一部上場企業からベンチャー企業まで200社以上を指導。
著書に『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』『「すぐやるチーム」をつくるたった1つの考え方』『“圧倒的信頼”が手に入る営業PDCA』(以上、三笠書房)など多数。

「2023年 『「それでも稼ぐ人」33のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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