フレンチアルプスで起きたこと [DVD]

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監督 : リューベン・オストルンド 
出演 : ヨハネス・バー・クンケ(トマス)/リサ・ロブン・コングスリ(エバ)/クララ&ヴィンセント・ヴェッテルグレン(ヴェラ&ハリー) 
  • オデッサ・エンタテインメント (2016年1月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571431211861

フレンチアルプスで起きたこと [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ■ 咄嗟の行動に出る「本性」に愕然 ■




    北欧のスウェーデン、このキーンと冷たい澄んだ凍てつき感、実にいいですね。  映画の味付けに独特の緊張感を与えてくれるというか、この極寒に在る時の人の真相心理までもが、凍てついてしまうというか(巧く表現できず申し訳ないのですが…)。  

    寒さから一変し、温かな部屋に戻った時に一気に呪縛(忍耐してきたこと)から解き放たれるかの如くして、妻の エバがリゾートで知り合った歳の差カップルに、事の真相をぶちまける…という、聞かされる側の身にもなってよ、というかこの辺りの気まずい雰囲気が何とも言い得て妙で、深刻・沈痛な面持ちでエバが語れば語るだけ観ている私の中では、やや滑稽にすらも思えてきてしまい・・・   


    外国映画を観て居ると、休暇には率先してパパが大乗り気になり出掛けるプランニングを立て家族旅行へと一路向かう、というお話がよくありますね。ごたぶんにもれず本作もその類であったわけですが。


    予期せぬ2度のアクシデントによって、夫(パパ)と妻(ママ)の意外な、それでいてそれが真意だったりする一面が露呈してしまう!という設定は、考えつきそうな発想ではあったものの、ここまでジビアに且つ露骨に掘り下げた作品はそう無かっただけに、妙に新鮮に感じられて面白かったです。


    特に私が印象に残ったのは、寒さに耐えかねたのか尿意が近くなったエバが、木立の茂る雪の斜面でスキーウェアをずりおろしかがみこんで、放尿するシーンでした。エバの遥か前方の斜面の下を、我が子と夫が楽しそうに滑り去って行く姿を見るエバの眼は涙でかすみます。  何とも表現しづらい意味合いを秘めたる彼女のこの涙***  印象的なシーンでした。  


    【余談:当方夫婦は共にB型、子供もB型。 我が道を往くという代表パターンでありますからして、この展開と同じになるのでは??と、ひとり(クスクスッ)と笑いながら観終えたしだいです。

    - おしまい -

  • これは上手い。
    面白い。
    センスいい。
    登場人物達の気持ちが手に取るようにわかる気がする。
    『気まずさ』の場面が笑いを誘う。
    悲劇だけど喜劇。
    出ている人が俳優さんだとかどうでもよくなる。
    知らない人だし。
    スウェーデンのリューベン・オストルンド監督、脚本。
    この名前は覚えていた方がいいかも。

  • ヴィバルディの四季の「夏」がこんなに怖い音楽だったのは驚き.心理劇のこの怖さによくマッチしている.なんでも無いゴンドラの軋みまで,何か起こりそうでハラハラした.

  • 教訓とは、配偶者に依存せず、男女関係なく、自分の身は自分で守ると心得て、その術を身につけるべきなのだろう。現実世界では、雪崩だけでなく、地震、通り魔、暴行、テロ、クーデター、内戦、何が起こってもおかしくないのだから。そのとき国家が私たちを守ってくれるとは限らない。ましてや男は、狩猟時代の名残で、鋭い危機察知能力から俊敏に逃げる本能が埋め込まれているからどうしようもない。残念ながらそれには、女と子を守るために犠牲になるというような機能は搭載されていない。生存して遺伝をばらまく方が重要だから。どうせ学校で体育をするなら、スポーツよりサバイバル術と応戦術を教えるべきだ。

  • "安全"に頓着のない旦那さんと、いつまでも恨みがましい奥さんのお話。
    話の筋とは関係ないけど、帰りのバスはスリル満点。途中下車したい気持ちもわかる。でも、何故誰も助けを呼ばない?せめてジャケットを着て降りない?

  • 私だったら、あなただったら、どうする??と問いかけたくなる映画。女尊男卑な昨今であります。

  • 一瞬の判断のミスで信頼を失ってしまう。完全にホラー。
    とっさに正しい行動が取れるか。誰にでもありえてしまうと思うなぁ。

    逆のパターンは成立しないと思うし、あー怖い

  • 母親も一人で逃げとるやん

  • い・い・わ・け 男

    主観とは人それぞれのものである

    そんなの当たり前だ。
    自分がクズな振る舞いをしたなら、謝る。
    それが出来ず、それが現実と認めない男

    大泣きシーンは、誰かを思い出す泣き喚き方
    咄嗟の行動は確かにくずだけど、普段自分以外に気を配ってなかった。
    それが顕著に現れたのがあの雪崩だったんじゃないかと思う。
    どんなに良い人だとしても、ふいの危機に身を呈するかは分からない。
    それよりも、
    「そんなことはしてない、認識違いだろう、楽しく会話したいのに彼ら困ってるじゃないか、そんな大したことは起きていない」
    大したことじゃないのに認められない。
    そんなことはしていない、と自分が思いたいから。
    最終的に、証拠をみ一人走り逃げたことを認める。

    やっとかよ、しかも嘘泣き
    一言謝ろうよ、それで それがいいのに。

    妻を抱き、やったぞ!の達成感シーンでなく
    選択ミスだったかも分からず、寒く凍えながら歩き
    子どもに「タバコを吸うよ」と答えるラストシーンが本当に相応しい。

  • トマスと妻エバ、娘ヴェラ、息子ハリーの一家はフランスのスキー場で休暇を楽しんでいた。
    昼食をとっていた一家の前で雪崩が発生、大きなものではなく事なきを得た。
    しかし、その時、トマスが家族を置いて逃げた事から、仲の良かった家族は・・・。

    エバと家族の距離感が出るシーンの演出や、男女間の違いを感じるシーンが面白いし上手い。
    家族の話を聞いたカップルにも影響が出るところとか、確かに自分ならどうできたか考えてしまいますね。

  • 観る前に想像していたものと違っていたので、少し拍子抜けしてしまった感はあります。

  • 自分の中で久々に出た星4つだぜ、ヒャッハー!
    楽しめるポイント
    その1:序盤の気まずすぎる出来事
    その2:フレチアルプスの雪山の景色
    その3:価値観の多様性への解釈
    その4:時折感じさせる不穏な空気
    その5:男泣き
    まだまだあるけど、これは今年のベストテン入り間違いなしだぜ。

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