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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (183ページ)
感想・レビュー・書評
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話の片隅に出てきたものまで使う怒涛の伏線回収に笑顔がこぼれた。久し振りに伊坂作品を読んだが、終盤は一気に読んでしまう程に楽しめた。
章のタイトルを見ると主人公サイドは常に追い詰められているが、気持ち良く逆転してくれて良かった。
中盤の作戦はちょっと強引でご都合主義に感じられたが、このシリーズではそのぐらいでちょうど良いのかもしれない。
伏線の見事な回収が伊坂作品の醍醐味だとすれば、作家生活の初期から続くこのシリーズは原点回帰と、それまで培ってきた作家としての技量を表現できる絶好の場所になるのかもしれない。続きが出たらまた読んでしまうだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示