重版出来!(6) (ビッグコミックス) [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • Web媒体、地方書店、校閲といろんな切り口の話が出てきて面白かった。
    Web媒体はこれが出ていたのが2015年とかだから今はだいぶ落ち着いてきたのかな。

  • 中田伯、連載スタート。日本語(校閲)

  • 企業とユーザーの距離が近づいている。
    その間を司っていた企業は中抜きされ、
    企業とユーザーが直接結びつく。
    そうした変化が様々な業界に影響を及ぼし、
    業界によっては斜陽と呼ばれる状態に陥る。
    出版業界もそうしたうちのひとつ。
    このマンガを読んで感じることは、
    出版業界の厳しさではなく、むしろ可能性。
    マンガ雑誌の廃刊や経費の圧縮など、
    厳しい話はいっぱい出てくるのだけれど、
    それ以上にその業務領域の広さに驚かされる。

    コンテンツを作り育てる。
    マンガは作家だけが作り上げているわけではない。
    作家のアイデアに異なる視点から刺激を与え、
    作家とともにマンガを作り上げる。
    作家の仕事を補佐するアシスタントを
    探すのだって、出版社は一枚噛む。
    それは次の作家を育てるアクションでもある。
    現在のマンガをより良いものにしながら、
    次世代を育て、
    マンガ世界のサイクル確立を担う。

    作家のアイデアを具現化するには、
    内容を練り上げるだけでなく、
    間違いがないかといった観点もある。
    校閲という業務も出版社は担う。
    作家の頭に湧き出た小さなアイデアが、
    作品として立ち上がり、
    より素晴らしいものになる。
    作家と読者をつないでていた部分の業務は
    確かに減少していくかもしれないけれど、
    編集といった部分では
    まだまだ出版社の可能性は大きい。

  • シンパシーとエンパシーを説く五百旗頭さん、本当オダギリジョーばっちりだったなー。当て書きかと思ってしまう。他人に共感なんかしなかった中田君が、沼さんいなくなって残していった落語聞きながら色々考えてネームがとまる、てすごい進化。三蔵山先生の奥様をババア呼ばわりしてはたいたのに奥様、器が大きいわ…。ピーヴって何か、河さんの書店でホラーに詳しい人に資料探してもらって勉強して企画書出して推す黒沢さん、そうか「呪いの言葉からの脱出」本当それね!

    三蔵山先生のとこの栗山くんはそんな中田君がついに連載も決まってしまって焦りの凡ミス、Web漫画に行くもすぐに打ち切りに。展開が早いから漫画が粗いことも先生からも指摘され昔担当だった編集さんも読んでくれてて心配されてた。

    色々、経験だね。痛かったけど全て経験は無駄にならないって三蔵山先生の元だし、くっそかわいい新村星華ちゃんとも呑めたし(笑)。そして校閲!「校閲ガール」読んでたけど、そうかー脳が意味を拾わないように逆から…なるほどねぇ…自分のやった仕事を「融通がきかない」って安藤堂さんに任された百瀬さん、荒れちゃうかと思いきやその後声をかけてお勉強会に行くなんて。黒沢さんの教えてくれた先生が言った「娯楽作は事実と夢の間に咲く花」って言葉と五百旗頭さんの「作品に触るな」の言葉から距離感を知って添付した資料、からの先生の加筆修正。すごいな、作品を作り上げるっていうのは。

    それを気づかせるために仕事ふった千田さんも。

    安藤堂さんが世界を放浪して会ったアジア系オーストラリア人イェゾの話と、当たり前すぎて気づかなかった、「日本語で祖父母と話せる奇跡」、優しく美しい日本語…

  • 縲御ケア蜿悶j繧?蛻?0譛ャ繧?▲縺溘⊇縺?′繝ゥ繧ッ縺ァ縺呻シ?シ?シ√?阪▲縺ヲ譟秘%繧?▲縺ヲ縺ェ縺?ココ縺ォ縺ッ繧上°繧薙↑縺?h縲?0譛ャ縺ッ繧??縺?o縲

  • 中田伯クンが連載取れたときの雄叫びシーン、これはドラマの勝ちかな?ピーヴが何たるかの説明が詳しくて良かった。校閲の仕事はひたすら地味だけどすごーく大切なのよね。当然面白さには欠けるけど取り上げてくれて嬉しかった。

  • 相変わらずハズレがないな。
    今回もまた山のようにいろんな仕事が出てくる。
    本1冊出すのにどれだけの種類の仕事があるのかってくらい。
    まあ出版に限らずどの仕事だってそうなんだけどさ。
    今回の校閲さんなんて気が遠くなるような仕事だな。
    スゲえ。
    あとWEBマンガの話もなかなかに興味深かった。
    確かに最近、ついこの間まで素人だったような人が突如WEBマンガでデビューしたりするもんなあ。
    面白い人もたくさんいるが、確かに仕事が粗い人もたくさんいるとは思っていた。
    あと相変わらず子熊カワイイ。

  • 私達日本人は、特に日本語を大切にしようと思った。
    シンパシー、エンパシー。

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著者プロフィール

漫画家。1996年デビュー。『えへん、龍之介。』『花吐き乙女』など独特の感性が光る作品を多数発表。2016年春にドラマ化された『重版出来!』で一躍人気作家に。2016年、デビュー20周年を迎えた。

「2017年 『【特典付き】レタスバーガープリーズ.OK,OK! 完全版 【全3巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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