学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇 (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 池上さんらしくわかりやすい・・・のだが、そこまで単純化していいのかな、と思ってしまうところもあった。社会に苦手意識のある人が多い東工大生に、現代史を学ぶとっかかりとして講義をするというスタンスだから、まあその意味では十二分な内容だと思うのだが、これで「すべてを」理解したと思ってしまうとしたら、ちょっと違うと思う。池上さんの狙いは、「最低限このくらいは知っとけよ」ってことなのだと思う。他の池上さんの本でも同様だが、池上さんの解説を端緒として、自分でさらに深めていくべきであって、池上さんご自身もおっしゃっているように、批判的に読みながら、疑問に思ったことは自分で調べていくという態度がとても大事だなと再確認した。

    *登録ミスで、本当は紙の本で読みました。

著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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