色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫) [Kindle]

  • 143人登録
  • 3.47評価
    • (6)
    • (13)
    • (11)
    • (4)
    • (2)
  • 16レビュー
著者 : 村上春樹
  • 文藝春秋 (2015年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (370ページ)

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 場所を名古屋とフィンランドに変えただけで、相変わらず孤独な小説だった。みんな後悔を背負って生きてた。

  • リアル村上春樹世代として、30年くらい前は貪るように読んだものでしたが、最近はすっかりご無沙汰。今読むと、村上春樹の世界に憧れた自分を思い出して恥ずかしくなってしまうんですね。
    そんな中、久しぶりに村上春樹の小説を読みましたが、かなり良かったです。主人公も30代後半と無茶な若者ではないし、どこかのワンダーランドの話ではありません。
    色々な伏線や謎を持たせながらも、生きて行くことの苦しみみたいなものをリアルに描いているように思います。
    人との繋がりを失うことはとても苦しいけど、人はそれでも生きていかなければならない。私も50代半ばになって、やっと分かってきたような気がします。

  • 「巡礼の年」「冷たくしないで」「ラスベガス万歳」を聞いたり、ファッション用語など、出てくる単語を意味を調べたりしつつ読んでみた。

    発売当時はあまりに売れすぎたし話題に上りすぎた。そのためにあえて読まずにいた作品。主人公のつくるは「ノルウェイの森」の渡辺に大変よく似ている。それは次のような点だ。

    そこそこハンサムで、音楽や本に詳しく、おだやか。肉体関係を含めた女性との交際という意味では満たされているという意味でも、これまで通り。取り返しのつかない20歳前後のころの過去、とりわけすでにこの世にはいない女性のことを思い、30なかばをすぎてからも、その過去に知らず知らずのうちに、人生を規定されてしまっている。そうした過去を30半ばを過ぎてから振り返る。主人公には未来へと誘う年上の女性がいる。

    「ノルウェイの森」と違うのは、物語がコンパクトであること。過去は振り返りはするが、現在が主軸であること、主人公は5人のグループの一人であったということ、謎が最後の最後まで開陳されないこと。ノルウェイがフィンランドになっていること(微笑)など。

    ピンク・フロイドの「ザ・ウォール」と「ファイナル・カット」じゃないが、エッセンスだけを凝縮し、アレンジを加えた別バージョンという感じの本と書いてしまうと、なんだ二番煎じかとなってしまうけど、やはり面白いものは面白い。大いに心振るわされた。

  • 相変わらず主人公は同じような感じだけども夢想的な感じのストーリーがやっぱり好き。色彩がキーワードになっているのも良い。この夢想的な感じがだめなひとにはだめなんだろうな、というのもすごくわかる(笑)

  • 自分にとっての村上作品としては、理解しやすい内容だったように思います。
    それは、同級生を訪ね終わったところで、物語が終わらなかったせいかもしれません。
    自分に向き合えて、本当に自分に必要なものがわかる。
    今の自分のテーマに合致しているようで、読むと感じてしまう難解さを、おしやっているのかも。
    つくるくんの巡礼ではない旅が、幸せに満ちていることを願いたくなりました。

  • いろいろな暗喩が散りばめられた小説だと思った。
    5人の仲良しグループの関係性。ロマンスは性的関係で壊される。啓示、暗示、予言…

  • 村上春樹はこれで何冊目かだけど、もう読まないと思う。何がそんなに評価されているのかさっぱりわからない。

  • 今回の物語は、具体的なモチーフというかキーワードというか、メタファーに対して直線的すぎる表現が多く見られたような気がする。ストーリーも終わりがはっきりしない物語だった。氏の中編小説といえばどちらかというと実験的な手法が特徴的になる印象があるので、この物語も次に繋がるようなものかもしれない。

  • 村上春樹の作品は、「ノルウェーの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」を発売当初に読んだからもう28年も前のこと。内容は、まったく覚えていない。「ノルウェーの森」は上下で赤と緑のクリスマスカラーの表紙が印象的。いまでも本棚に置いてある。

    その後、村上春樹作品は読むこともなく、今回この本を読んでみた。
    中途半端な内容で消化不良になりそう。しかも昨年暮れにKindle版を買って細切れで読みすすめ本日ようやく読了。私にとっては退屈な作品だったということかな?

  • 読んでいて、冷たい水を飲み干すような満足感を覚えた。
    主人公の田崎つくるは、自分のことを色彩を持たないつまらない人間だと思っている。彼の心にはいつも、高校時代の親友の影がへばりついていて、彼は事あるごとに彼らを思い出し、その影に見ないふりをして、実は足元まで埋まっていることに気づかない。
    最後、つくると紗羅がどうなったのか。わからないまま終わったが、巡礼の年はきっと終わったのだろう。主人公に対して素直に拍手をしたくなるような、そんな気持ちにさせる作品だった。

  • 一回じゃ理解できない内容だったけど、綺麗な小説だった。

  • 再読。kindle。村上さんの中編は最初に読んだときにはイマイチでも、読めば読むほどよくなるという巷での定説通り、1回目より2回目のほうが味わい深かった。つくるの中にある黒い闇とか、空っぽな容器とか、溺れずに生き延びることとか、いつもの村上さんらしさがちりばめられている。村上さんの本をkindleで初めて読んだけど、なんだかしっくりこなかった。紙の本にしとけばよかったかなあ・・・。kindleに作中のリストの『巡礼の年』を入れて聞きながら読んだ。

  • 【全米第一位にも輝いたベストセラー、待望の文庫化】多崎つくるは親友四人から理由も告げられず、突然絶縁された過去をもつ。恋人に促され、真相を探るべく一歩を踏み出し、旅に出る。

全16件中 1 - 16件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)はこんな電子書籍です

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)のハードカバー

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)のペーパーバック

ツイートする