虚構推理(1) (月刊少年マガジンR) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 虚構推理て、小説版を読んだことある気になってたけど、まったくの初見だった。
    てか、想像とまったく違う話だった。

  • なぜか「古い」という印象を受ける。
    ありきたりな表現、工夫した戦闘、ありきたりな人物関係、よく練られたストーリー展開。
    なんだかちぐはぐだし、特別これといったものを感じないが、引き込む引力を感じて時間があればどんどんハマる。

    なろう小説が好きだけどなろう小説に飽きてる人におすすめ。
    少年漫画ではなく成年漫画ではなく、王道な青年漫画が好きな人におすすめ。

  • アニメ化らしい
    アニメは知らないが、マガポケで1巻分無料だったのを読んで面白かったので買った

    片足片目というのはあまりビジュアル的には押さないのか、アニメでは見るからに違う感じだったりするのか
    漫画の出来が(たぶん)すごくいいのでかえって原作読む必要性を感じないというアンビバレンツ
    とりあえずはコミカライズのみで
    気が向いたらAmazonプライムでアニメ見るかも

  • アニメを視聴し終わりざっとレビューを読んでたら「原作の方がキレッキレ」とあり、興味を持って手を出したところ、面白さに一気読み。

    確かに原作の方がキレッキレ。アニメよりずっとテンポよく面白い。
    アニメは原作のよさを殺しててもったいない。

    通常アニメと漫画原作では、声・音楽・動きを付加された前者のほうが母数を多く獲得でき評判もいいものだが、本作の場合は逆。アニメは展開が遅く、会話劇に終始しがちで退屈・冗長な印象を持っていたが、原作では見せ方を上手く工夫して緩急変化を付けている。
    理屈っぽい言い回しや会話が多いのは同じだが、漫画版は元々の絵がイラストとしても完成してるほど美麗な為に飽きが来ない。
    月一連載で余裕があるおかげか、背景も人物も描写が丁寧で崩れがない。そしてキャラクターが格段に表情豊か。
    代表的なのが主人公・琴子だが、むくれたり怒ったり拗ねたり、またはドヤったりデフォルメの強いギャグタッチで描かれマスコット的な可愛らしさが増す。
    アニメではカットされてしまった掛け合いも多く、特に琴子→九郎へのセクハラともとれるきわどい下ネタは強烈。「破瓜」「わかめ酒」「つぼ洗い」、挙句に「精……」て。ゆるふわ美少女外見詐欺な残念お嬢様のギャップが凄い。「九郎さんのバナナ」発言とか、中身はほぼスケベ親父である。
    このテンションが高くコミカルな演出が、読者をぐっと取っ付きやすくしてる。琴子だけじゃなく、彼女に従うあやかしや周辺キャラクターも、ユーモアを持った人物描写で親近感が増す。
    本作の黒幕にあたり、琴子たちを妨害する六花でさえシリアス一辺倒じゃいられない。
    絶妙にヌケたプライベートや脱力する言動を挟むことで「そこはかとないミステリアスさ+残念美人のとぼけた魅力」をハイブリッドしたキャラ造形に成功してる。

    オカルトミステリー漫画ではあるが、合理的な推理・解決を求める人には向かない。「虚構推理」のタイトル通り、作中語られる推理は琴子の虚構であり、必ずしも真実は重んじない。
    大事なのは相手がいかに納得するかの一点のみで、その為なら平気で嘘も吐くし小細工を弄する。自分は必ずしも真実は重要じゃない派なので、この着眼点はなかなか斬新で面白かった。
    前半のメインエピソード「鋼人七瀬」から継承される話の構造は、「妖に相談され、九郎と共に現地に赴いた琴子の活躍を、日常に帰属する一般人の視点で実況する」。
    非日常の側に属す琴子と九郎の異質さを、日常側のキャラクターが炙り出す仕組みは上手い。琴子と九郎のラブコメ模様もニヤニヤする。琴子は義足・義眼なのだが、宙を飛んだり蹴りを放ったり、アクションシーンではスカートがめくれ付け根が露わになるのも注目。
    この漫画、キス以上の描写は一切ないのだが(ただし琴子が発言でバリバリ匂わせてる)義足・義眼を取り外す描写はやけにフェティッシュ。
    脚フェチ、よりも球体関節フェチがびびっときそうな上品なエロスを漂わせている。
    見た目だけなら合法ロリな深窓の令嬢だが、エロいことに興味津々な言動、おひとり様でも料理店に出向く食い気に人工美がミスマッチし、ちょっと珍しいタイプのヒロインに仕上がってるのは評価したい。一巻を読んで彼女が好きになったなら楽しく読める。
    作中登場するグルメも見所で、九郎の料理シーンがしばしば描かれるだけじゃなく、喫茶店や観光地、ファミレスなどでとにかく食べまくる。京野菜の懐石料理から鰻重、さらには海鮮やきそば・ステーキおにぎり・豆腐クレープ、九郎お手製の豚汁と、惜しみない飯テロ描写にお腹がすく。
    一食何万の高級食から庶民が好むB級グルメまで、なんでもおいしそうに食べる琴子と九郎は好感触。

    オカルトとミステリーとラブコメが融合した佳作であり、塩対応な先輩×そんな彼にベタ惚れの後輩のかっとんだコントを楽しむ話でもある。
    一巻でキャラクターを好きになれたなら、続きも買って損はない。

  • 妖怪たちに祭り上げられた少女ととある事情から妖怪たちにおそれられる男のラブロマンス魑魅魍魎ミステリーコメディ。主人公はやたらモッテモテ。そしてなにより、私はこの人の絵柄がめっちゃ好き。なんというか、切れ味鋭い目とシャープなタッチの線が好みなのだ。ショートカットのサキさんがふつくしすぎる。しかし、「推理」という名前はついているものの、少なくとも1巻目を読む限りミステリー的な要素はほとんどない。2巻目以降になると増えてきたりするのだろうか。九郎くんをとりあうバトルが勃発しそうで楽しみです。

  • 女主人公が濃ゆい 巻末のカッパかわいい…

  • アニメ2期の出来栄えが良く、原作ノベルも既読なので復習のため、コミックを手に取る▲怪異達の知恵の神になった少女と怪異にさえ恐れられる男が、怪異に挑む▼『一眼一足』『鋼人の噂』冒頭カラーじゃないのね。映えるシーンなのに。画も綺麗で構図も良く読み易い。琴子のアクションシーンは素晴らしい!鉄拳と良い所で終わりますね。鴨川のカッパの話は、嘘は吐かずとも真実の一部のみを語ることでミスリードを呼ぶ本作のテーマを押し出した感がありますね。あれっ⁉かのカッパどんは、おひいさまに大貢献しているではないですか!(2015年)

  • 「虚構推理」元が小説なので、礎があるというか、まぁ先が気になる。

  •  タダだったから読んでみた( ´ ▽ ` )ノ

     いまアニメでやってるやつだね( ´ ▽ ` )ノ
     タイトルや表紙絵からは想像もつかなかったけど、鬼太郎のバリエーション的(もろ一反もめんも登場)な妖怪マンガなんだね、これ( ´ ▽ ` )ノ
     一眼一足とか八百比丘尼とかソッチ筋では定番のアイディアやプロップ山盛り( ´ ▽ ` )ノ
     絵がきれい(うまいというよりきれい。人体デッサンはところどころ怪しい)で見ていて気持ちがいい( ´ ▽ ` )ノ
     テンプレながらキャラも立っていて、セリフ回しやギャグも及第点( ´ ▽ ` )ノ
     こりゃ人気出そう……なのに、アニメともどもあんまり話題になってないのは、やっぱタイトルのせいかな?……(´ε`;)ウーン…
     良くも悪くも内容をまったく反映していない(>_<)
     この手の作品ならダジャレでもこじつけでもいいから、「怪」なり「幽」なり「妖」なり「霊」なり、それっぽい文字をねじ込んだ題名じゃないと……(´ε`;)ウーン…
    (以下続刊)

    2020/02/26

  • 確か無料公開されていたエピソードを目にしたことがあり、それでミステリが読みたくなった時に購入したと思う。それから年単位で経過した今今回ブクログに登録したのは、アニメ化を機に最新刊を購入して、そういえば登録していなかったと思い出したから。

    1話は物語の導入として、主人公である岩永琴子と、その後彼氏になる桜川九朗の出会いと事件を描く短編と6巻まで続く鋼人七瀬の導入部が描かれている。6巻まで一気に読んだ。"虚構推理"の"虚構推理"たる所以は3巻まで待つ必要がある。この巻は舞台・物語の導入部分の位置づけ。
    長編として味わいたいタイプの物語。

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著者プロフィール

【城平京(しろだいら・きょう)】
奈良県出身。代表作に漫画原作『絶園のテンペスト』『スパイラル~推理の絆~』、小説『虚構推理 』『名探偵に薔薇を』『雨の日も神様と相撲を』など。

「2021年 『虚構推理(15)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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