Year Book 1971-1979

アーティスト : 坂本龍一 
  • commmons
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988064860357

感想・レビュー・書評

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  • 自分のことは大きなパースペクティヴ(観点)で振り返ってみないと アカデミック(格式的)で保守的な学校の授業に沿った作品から 東京都立新宿高校を卒業し かねてから私淑していた まゆずみ黛俊郎 幸宏と僕が砂遊びをしていると、遠くからこっちを眺めている坂本君の視線を感じた(笑)。

  • 併録のブックレットが秀逸。YMOになる前の坂本龍一が存分に語られていて。音楽学部に入ったのに学校に来ずに、美術学部にばかり出入りしていたこと。自認としては、現代音楽の作曲家で、その文法で書かれたヴァイオリン・ソナタや、弦楽四重奏曲、オーケストラ曲も残していること。山下達郎「パレード」の出だしのピアノは今では手がまわらないほどのプレイで、曲中ヴィブラフォンも担当していること。ジャマイカに行ったときのアフリカ文化を感じたカルチャーショック。ニューヨークレコーディングでアメリカのミュージシャンがいともたやすくレゲエの音を出した驚き。武満徹のコンサート会場の外で武満批判ビラを撒き、後年、作曲者と審査員として本人にあった際、「ビラまいた人でしょ?いい耳をしてるよね」とほめられたこと。審査の際、武満がコンサート会場で直接曲を聴いてくれたことを後年知らされたこと。ロンドンライブでのThe End Of Asia が、ふだんそんなことしなさそうなロンドンっ子が、ステージ前に出てきて踊りだしたくらいのプレイだったこと。などなど

  • DISC1
    (1)ヴァイオリン・ソナタ(Ryuichi Sakamoto)
    (2)弦楽四重奏曲エチュードⅠ,Ⅱ(Ryuichi Sakamoto)
    (3)弦楽四重奏曲(Ryuichi Sakamoto)
    (4)ひとり部屋に居て(友部正人)
    (5)星のある川-リコップオマナイ(少年少女合唱団みずうみ)
    (6)分散・境界・砂(高橋アキ)
    DISC2
    (1)パレード(ナイアガラ・トライアングル(山下達郎))(1994シングル)
    (2)川原の飛行場(りりィ)
    (3)反復と旋(Ryuichi Sakamoto)
    (4)中折帽子をかむったお父さん(富岡多恵子)
    (5)役者稼業(ピラニア軍団)
    (6)宇宙(Ryuichi Sakamoto)
    (7)トロピカルラブ(テレサ野田)
    (8)ジ・エンド・オブ・エイジア(Live in London 1979)(Yellow Magic Orchestra)
    DISC3
    〈ナスカの記憶(非夢の装置或いは反共同体関数の音楽)(Ryuichi Sakamoto)〉(1)-(13)

    日本の音楽家、坂本龍一(1952-)が2006年にリリースしたアルバム。

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著者プロフィール

さかもと・りゅういち:1952年東京生まれ。3歳からピアノを、10歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学大学院修士課程修了。78年にソロ・アルバム『千のナイフ』でデビュー。同年、細野晴臣、髙橋幸宏とともにYMOを結成し、シンセサイザーを駆使したポップ・ミュージックの世界を切り開いた。83年の散開後は、ソロ・ミュージシャンとして最新オリジナル・アルバムの『async』(2017)まで無数の作品を発表。自ら出演した大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(83)をはじめ、ベルトルッチ監督の『ラスト・エンペラー』(87)、『シェルタリング・スカイ』(90)、イニャリトゥ監督の『レヴェナント』(2015)など30本以上を手掛けた映画音楽は、アカデミー賞を受賞するなど高く評価されている。地球の環境と反核・平和活動にも深くコミットし、「more trees」や「Stop Rokkasyo」「No Nukes」などのプロジェクトを立ち上げた。「東北ユースオーケストラ」など音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動もおこなっている。2006年に「音楽の共有地」を目指す音楽レーベル「commmons」を設立、08年にスコラ・シリーズをスタートさせている。2014年7月、中咽頭癌の罹患を発表したが翌年に復帰。以後は精力的な活動を続けた。2021年1月に直腸癌の罹患を発表し闘病中。自伝『音楽は自由にする』(新潮社、2009)など著書も多い。

「2021年 『vol.18 ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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