負ける技術 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 著者の自己肯定感の低さと卑屈な発言に最初はうんざりしたが、だんだん面白くなってきた。
    命名が苦手、というのに共感した。私は自分のユーザーネームなどを決めるのも苦手なので、すべてあだ名の「のん」で通している。
    サッカーの試合に途中で飽きてしまうのも、集団行動に入れないのも同じで親近感を覚えた。

  • 勝ちに行く時代に真逆の方向に突き進むマインド。
    負ける方が楽だな、と思ったら楽になることもある。

  • 兼業漫画家カレー沢薫のコラム集。
    自虐的なネタばかりだが、おもしろかった。マンガも読もうと思った。

  • 爆笑

  • 文才の塊

  •  OL兼マンガ家のカレー沢薫のエッセイ集。徹底的に自虐ネタが続くわけだが、それでも20代で結婚して家まで建てようとしているのだから(建ったかどうかは不明だが)決して負け組とは言えないだろう。各段にイラストが1枚ずつ付いているが、この画力でマンガ家デビューしたのはすごい強運なのではないかと思う。

     真面目に書くとボケ殺しになってしまうが、文章を読む限りそれなりに文才も教養もある人なんだと思う。うっかりするとその独特な文体と似たような文章を書いてしまいそうになるが、彼女ほど面白くは書けそうにない。

     この本を読んで得るものは特にないが、時間を贅沢に無駄遣いしたい時には向いていると思う。

  • 単行本でも読んだのに電子書籍も購入。やはり面白い。
    定期的に読んで薄暗い気持ちになろうと思う。

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著者プロフィール

時は2009年。モーニング(講談社)主催の漫画新人賞「MANGAOPEN」に本名・無題で応募し落選した作品が、カレー沢薫『クレムリン』(ともに本人命名 講談社)に変容を遂げ、月刊モーニング・ツー(講談社)でほぼ即連載となり、漫画家デビューを果たす。ほどなくコラム『負ける技術』(講談社)も連載となり、コラムニストとしてもデビューを果たす。以来、雑誌やウェブに連載超多数、本数未詳の大車輪で体力を使い果たす。最長不倒連載作品は開始以来すでに10年を超えた東京都写真美術館広報誌別冊「ニァイズ」。なお、本作『ひとりでしにたい』はコミックDAYS(講談社)にて、隔週日曜正午の更新時刻に「いいね!」数が爆増しTwitterのタイムラインが歓喜で満ちる好評連載中。第24回(2020年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。なので図書館とか一家に一冊とかそんな感じで置いていいお墨付きもありますよ。安心してお読みください!

「2023年 『ひとりでしにたい(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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