人事の超プロが明かす評価基準―――「できる人」と「認められる人」はどこが違うのか (三笠書房 電子書籍) [Kindle]
- 三笠書房 (2015年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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自社の人事評価基準に改定案を提示しようと思って読み始めました。初めは通り一遍な内容に、途中で読むのをやめようかと思ったのですが、第4章の絶対的、評価基準「45のコンピテンシーは、非常によくまとまっており、新人→一人前→課長→部長。。。と、それぞれの位置で求められることと問題になりやすい点が具体的に整理され、とても充実した内容でした。評価される側の人にも、評価する側の人にも、一読の価値があると思います。
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サラリーマンというゲームの攻略本。新卒入社の早々に読んでおきたかったなあ。他のジコケーハツ書やビジネススキル本よりも、一番最初にこれを読んでおくと、話がいろいろと捗るはず。
1章。通り一遍の愚痴を挙げて、それはですね、という解説。掴みとして良い。
2章。何かで目にする制度の解説と、著者の独断も含めた良し悪し解説。たぶん一家言ある人は、賛否分かれる章なのでは。へーーそういうもんかと読んだ。
3章。昇進するしないを、影響力の大小で説明を試み。影響力=売上と冒頭に出てきて何言ってんだこいつでしたが、「影響力とは」は多様に解釈したらよろしかろう。
影響力の解釈は以下など。
https://www.hsbt.org/diary/20190227.html
4章。b-cav45として整理されたコンピテンシーを、新人から役員のどのクラスで求められて、OKな行動、NGな行動などを列挙。1ページに1コンピテンシーで、45ページ割いて解説してる。自分のクラスと、自分の一個上のクラスのコンピテンシーを意識して実践できれば、めっちゃ仕事できるヤツ。特に良いと思ったのは、役員も対象に列挙していること。
5章。年齢層ごとにどういった行動が評価され求められるかをざっと整理。年齢にことさら囚われる必要はないと私は思ってる。この本に書いてあるようなイメージを当然のように思ってる人はマジョリティだろうから、びっくりしないように頭に置いておくと良いだろう。
6章。働き方を、オペレーター、オペレーションマネージャー、スペシャリスト、コアの4つに整理して、それぞれを解説。読んで納得。働き方については、こういう説明がほしかった。正社員とかフリーとか起業とかではなく。