「読まなくてもいい本」の読書案内 ――知の最前線を5日間で探検する [Kindle]
- 筑摩書房 (2015年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (321ページ)
感想・レビュー・書評
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著者の特徴でもある理論的でストレートな文章で社会の構成や矛盾などを解説している。本書の内容は非常に濃く、5日間で読めるボリュウームではないが、著者に興味がある方はぜひ読んだほうがよいだろう。
すべてを読む必要はないが、興味がある章だけを読むことをお勧めする。
購入するか迷っている方は、あとがきを読めば著者が何をもとに本書を書いたのかがわかるため、まずはあとがきから読むことをお勧めする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会学
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「読まなくてもいい本」を紹介しているかのようなタイトルだが、実際は、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義という5つの大きなテーマを解説しながら、ブックガイドの章で読むべき本を紹介し、逆にそれ以前の本は読まなくても良いと断じる。
それぞれのテーマの本を読んだことはあったが、まとめて解説してあり、読みやすい。
自身は大学を卒業してからかなり経つので、知のパラダイム転換によって、自然科学と人文諸科学は統合されるとか、読むと、せっかく勉強したことが無になりそうでちょっと残念。
著者は若者に読んで欲しいとしているので、是非、高校生、大学生1、2年生に読んで、考えて欲しい。 -
効率よく知的好奇心を満たしたい、そんなわたしには丁度よい本
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大学で止まってしまっている知識。やはり世の中はどんどん進歩しているのだ。私が知っているのは20世紀いや、たぶん20世紀前半までで確立されたものまで。ぼっとしている間にこんなに世の中の英知は増えていることに改めて驚愕。もっといろいろな分野の先端の方向性を知ってみたいと思わせるきっかけになった本。毎度ながらこの人の視点は鋭い。
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ポストモダンの思想なんて、今更話題にもならないので、あえて「読まなくていい」という必要あるのかなと思った。
各章末とも非常に違和感を感じる構成となってて、読みにくい。Wikipediaの記事をコピペして、無理やり話をつなげているようなにみえた。 -
タイトルはこうだが、ちゃんと読むべき本の紹介もされている。これからしばらく、筆者のおすすめに従って「知の最前線」に触れてみようと思う。
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現在の社会システムは、最先端の人間理解のための科学を反映しておらず、過去の観念的、一部の人間の経験的な繁栄で作られているから、非効率的。だから、新しい理論を勉強して新たな世界を作ろうと言う。
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ほとんど読んでない
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「人生は有限なのだから、この世でもっとも貴重なのは時間だ。」
マクロ経済は科学でない
意識とは、知覚の生き生きとした感じ
自由とは、無意識が決めた行動を否定する行動
この本を読んで余計に本が読みたくなりました。