魔法の世紀 [Kindle]

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著者 : 落合陽一
  • PLANETS (2015年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (175ページ)

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魔法の世紀の感想・レビュー・書評

  • 紙媒体で買おうと思ってましたがKindleのSALEで安かったのでこっちで購入。

    これが未来か……と圧倒される内容であったのは確かです。確かなんですが、本当にそれでいいのかなぁとも考え込まされるわけで。
    デジタルネイチャーと言いますが、その話なんか聞くと、漫画ドラえもんだったかな?に出てきた「人間は進化が行き着くとデータになる」みたいな話を思い出しましてね。
    漫画にしても、この本に関してもそうですが、私にはそんなにワクワクしない未来です。保守的なのかもしれませんが、私は「そこまでアップデートする意味、本当にある?」というか、「そっちに方向でアップデートするのってどうなの?」と非常に懐疑的になります。
    特にサザランドのディスプレイ観で、
    「究極のディスプレイは、コンピュータが物体の存在をコントロールできる部屋になる。椅子が表示されれば座れるし、手錠を表示すれば誰かの自由を奪い、弾丸を表示すれば命を奪う。適切なプログラミングを用いれば、そのようなディスプレイは文字通りアリスが歩いたような不思議の国を実現するだろう」
    とありますが、物騒ですねぇ。奴隷支配も人殺しも自由自在ですか。そこまでしてこの世界をアリスの国にしてどうするつもりなんだと思ってしまいます。
    尤も、デジタルネイチャーは多分人の生き死になんかデータ上の出来事でしかない世界だと思うので、銃弾で死んでも生き返るとか造作もないんでしょう。ただ、ここまで来ると、何が人間なのか分からなくなります。そこまで徹底して人をモノとして扱えるものなのか。扱っていいものかどうか。ここも、落合さんの立場から見れば、保守的と言われればそうかもしれません。古典的な物理法則、倫理道徳に必ずしも縛られなくていい世界だというのに、なぜこだわるのか、と。

    自分の思い通りにならないものが自然です。コンピューターやシステム自体を解体し滅ぼしていく働きがない、全くもってコンピューター上で制御されつくされている時空間を、私は自然とは呼びません。だから、デジタルネイチャーは存在しない。微分はどこまで行っても微分、積分はどこまでいっても積分です。こう思っているから、私はどうしてもこの本に書いてることにはうなずけないんだなぁ。

    ただ考えるべきは結局、コンピューターと「私」とが今どう向き合って生きているのか、そして、これからどう向き合って生きていけるのかということなんでしょう。コンピューターが単純に「人間に使われる道具」であることをやめて(あるいは超えて)、むしろコンピューターが人間を操作する、「コンピューターに使われる私」ということもある、というのは大変興味深い示唆です。「コンピューターに使われる私」だなんて、主体性を奪われているようで嫌ですけれども、現実問題我々の生活はスマートデバイス中心です。人間中心ではないですね。

    つくづく、落合さんは「コンピューターに帰命している」人なのだなぁと、感心させられる内容でしたね。「何者にも使われない私」というところに主体性や自由を感じて、その上でコンピューターに使われることを拒もうとする私とは方向性が真逆です。

  • 近ごろ話題の一冊。映像の世紀である20世紀から魔法の世紀である21世紀へ。テクノロジーが高度に発達し魔法と区別がつかなくなる世紀=21世紀における、メディア、アート、テクノロジーの在り方。
    ふむふむ、そうだよね、と頭では理解する反面、どうにも大きな違和感があって。なんか、発想がテクノロジードリブン過ぎるんだよな。 技術が社会的な構造に強く影響を与えることは事実としても、それだけが決定要因としての基底ではないと思う(たとえば、制度的な観点が抜け落ちている気がする)。

  • 「映像の世紀」から「魔法の世紀」へと移り変わっていく未来において、メディアアーティストという視点から、人間とコンピュータの共生を提唱している。
    この共生の捉え方が非常に面白かった。
    前半はコンピュータサイエンスの歴史についても触れられており、勉強になる部分もあった。

  • おじさん的には魔法の世紀なんて来ないと思う。

    若気の至りで書いたような本。

  • 今の自分では理解できない抽象度の話が多かったが、コンピュータ・デザイン、エンジニアリングの歴史と未来、そして落合さんがこの世から無くしたいものなど、箇所ごとに深く響く点が多く、一言でいうとやばかった。

  • 進み過ぎた科学にどちらかというとネガティブなイメージを持っている私ですが、この本を読んでいる間は素直にわくわくしていました。こんなひとが同世代にいるっていうことにも感激と驚きと焦燥をもらいました(笑)文系理系幅広い知識を持っていて、それを使いこなすことができていて、しかも対人スキル高そうだしフットワーク軽そうだし(イメージ)…。魔法の世紀が明るいものになるように、微力でも貢献していかなければ!と思ったし、彼のアイディアの得方と活用の仕方など、見習いたい点もありました。一冊で知的好奇心を刺激された…

  • Kindleオーナーライブラリーにて。
    高評価だったので気になって読んでみた…が合わなかった。
    自身の語彙力・読解力のなさが影響してると思うけど、言いたいことを思うがままに書いてるようで読みにくかった。脱線してるのか、関連してるのか…結局何を伝えたいのかがわかりにくい。あとがきが一番まとまっていたように感じた。
    個人的に興味深いテーマだけに残念。

  • 本文の目次になります!コンピュータ史,アート,エンジニアリングを語ります!
    第1章 魔法をひもとくコンピュータヒストリー
    第2章 心を動かす計算機
    第3章 イシュードリブンの時代
    第4章 新しい表層/深層
    第5章 コンピューテショナル・フィールド
    第6章 デジタルネイチャー

  • アートやコンピューター、色々なことの成り立ちから現在に続く歴史的なことも語られていて、非常に面白かった。

    自分の頭では理解できない部分も無きにしもあらずだけど、なるほどなぁと思うことも多い。

    著者のことは「Pixie Dust」という作品を、テレビで観て「すげー」と思ったのがきっかけだったと思うけど、その辺のことに触れられるまで、お名前は失念してた (^^;; 今後のさらなる活躍が楽しみ。

  • メディアアートのような創作を通して将来の時代を提言している。
    著者の頭の中には明確なビジョンがあるのであろうが、それを文章を通して理解するのが難しかった。
    動画を見てみると何となく言いたいことがわかってくるような気もする。

  • メディアやアートそしてコンピュータの歴史を俯瞰し20世紀を「映像の世紀」と名付け、21世紀を「魔法の世紀」と呼び、リアルとバーチャルの対比構造が、コンピュータによって踏み越えられるあるいは全てがコードで表現できる世界、まさにデジタライゼーションの世界であり、それをデジタルネイチャーと定義します。
    人間が人間の最良のインターフェースとして残るという考え方はある意味斬新ですが、人間がコンピュータ(人工知能)にあたえるべきものとしてモチベーションやビジョンを挙げているのに、成る程と納得です。

  • 文脈を自分で作って自分で解決するという部分が参考になった。落合さんの志向性とは異なる部分だが。

  • 20世紀は映像で情報を発信し大衆操作していた世紀。
    21世紀はインターネットで相互に情報発信する世紀。

  • ・4/12 読了.言ってる意味は何となく分かった.要はコンピューターテクノロジーで人間にとってこの世界が根本的に変わって捉えられるようになる可能性があるということだ.ただこの人も気づいてるだろうけど本では人間とコンピューターというふうに読者にも分かりやすいように別物として表現されてるけど、本来は人間とコンピューターの境目が無くなるということを視野に話をしたいんだろうと思う.すべての原子がプラスマイナス電子を帯びてることからしても、この世の中はもともとデジタルだってことだよね.人間にとってのすべての現実を作り出してる脳内もイオンによるオンオフで機能してることからしても明白だと思う.

  • 発想や先の見方が面白く刺激になった。
    著者は新しい概念をいつも模索されているせいなのか、文章中に非常に造語が多い。また、その造語も万人が一度聞いてすんなり納得できる表現では無く、さらっと一度きりの説明で話を進め、さらに造語の対比的な新たな造語を出してくるので読むのに疲れた。

  • 芸術とITの融合が21世紀におきている、といっていたと思います。 実際にメディアアートという形で作品を発表されています。 ただ論旨と今やられているメディアアートとの関係が難しすぎてあまり理解できませんでした。 あとがきにあったなくしたいものとして「ゲート」(改札、レジなどの障壁)というのはとてもわかりやすいです。(でもこの例があとがきまで出てこないので唐突に感じます。)自分は「移動」というものについて筆者に考えをききたいと思いました。

  • kindlオーナーズライブラリで読んだ

  • 言葉が少し難しいけど、想像を超えた未来を技術とアートの観点から書かれてて面白かった。発想がすごい。

  • デジタルに関わる過去、現在、そして著者の考える未来についてを知るのに興味深い一冊。
    個人的にはコンピュータサイエンスを著者の述べる場の定義に関して非常にワクワクし、技術とデザインについて在り方について再考するのによい内容であった。

  • 映像の世紀から魔法の世紀へ。
    コンピュータの成り立ちかその発展。人工知能についてまで。
    映像は、記録媒体でした。それが20世紀に大きく発展しました。フィルム技術、映写技術、通信技術という分野横断的なテクノロジーが発展してきました。それが21世紀は、魔法の世紀だと著者は言う。その基本理念はコンピュータ。N対Nのインタラクティブなネットワーク構造によるソーシャルな繋がりは、コンピュータによって直接繋がる。この新しい時代の技術を著者は魔法とよぶ。

    そんな中で出てきた構造がコンピュータをメディア化する。でした。
    ユキビタスコンピューティングの発想です。

    そこで出てくるのがプラットホーム。さ、には、ユースケースを自ら語る機械(イシュードリブン)。着々とコンピュータに組み込まれ始めている人工知能。
    これらをどう活用し、どう表現していくか、どう生かしていくかが21世紀だと感じました。

    これまでのメディアの先にある魔法の世紀では、何を我々が作り出していくのか、いけるのかが楽しみです。

  • おもしろくて一気に読んだ。天才型アスペがまくしたてるメディアアート本という感じ。アートを「文脈のゲーム」と「原理のゲーム」に二分する下りとか、アイバン・サザランドの再評価とか読んでて刺激的

    自分の表現したいこととか仮説を超パワフルに書いているところは賛否両論あるかもだけど、スゴイかっこいいなーと思た

  • 研究者らしく非常に難しくて複雑なテーマに深く切り込んでいるが、分かりやすく論理的な説明に歴史的背景までつけてくれるので、魔法みたいな話が不思議とすんなり入ってくる。あとがきで発表される彼の野望に度肝を抜かれると同時にワクワクさせられた。

  • 21世紀は「魔法の世紀」らしい。
    視覚という感覚に訴えかける映像技術の発展は目覚ましいものがあるけれど、それがさらに進んで、認識感覚そのものが揺さぶられるような、メディアが出てくると。
    本書の中で描かれる恐ろしいようなワクワクするような、なんだかわからない未来は、まさに魔法の世界。
    しかし技術の可能性はすごいな。そして現代におけるアートの意味も、ここに存在している。表現の可能性の追求、というのはもはやテクノロジーとかなり深い関係を持っている。
    ビッグデータや人工知能やVRなど、日々話題になるトピックが、「魔法の世紀」の実現に向けて一点に収束していく様はとても見事な理論です。面白かったし、ワクワクしました。

  • 自分のアトム/ビットのものの見方が変わる。切り口はアートの表現から研究テーマをモノとして表してき実績を交えており、完璧に理解ができるわけではないが、何を表現したいか、何を研究しているのかはわかりやすいように思う。目の前の便利のためだけにコンピューターが存在するのでなく、もっと広い空間的要素も含めてその力が今後表面化してくる。ハリーポッターの世界はきっと近い将来実現する。そんな「魔法の世紀」に生きてみたい。

  • コンピュータと人間の境目が無くなる?そんなような話で正直難しすぎたけど、今までの「映像の世紀」が終わりを告げようとしている(いやもはや終わっているのかもしれないが)ことはわかった。50年後の未来はきっともっと良くなっている、そんなことを期待したくなる。

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