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- / ISBN・EAN: 4571487562412
感想・レビュー・書評
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戦争中――夜毎に焼夷弾が降り注ぐ戦争末期の東京の空の下
正しい、普通がわからなくなるような不条理で理不尽が日常になっている中で
若い年頃の女性が恋をするということ……
「~ですわ」と貞淑で丁寧な話し方をする主人公の里子
それでもにじみでている若さあふれる色気
真夏で汗だくなのもあって、なんだか香ってくるようだった
二階堂ふみちゃん、すごいなと思った
助演の母役の工藤夕貴と伯母役の富田靖子も、主演は食わない程度でありながら「女」の強さと脆さと細やかさを感じさせる演技が、とても良かった
映画本編があって、エンディングには茨木のりこの詩「わたしが一番キレイだった頃」の朗読
詩の内容と二階堂ふみちゃんの声に、ゾクっとした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長谷川博己がやはり好きだと確認した。
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あまり感情を表さない主人公が、淡々と戦時の生活を送る描写は良かったが、隣人との関係は少し消化不足。
(個人的にはラストをもうちょっとなんとかしてくれればなぁ…)
長谷川博己はやはりそこはかとなく出る色気が魅力ですね。
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2017年8月13日
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2017/7/8
中々につまらん。 -
戦争中、母とその姉と暮らす女性が事情により召集されずにいる年上の男に惹かれていく。。。
うむむ。ゆっくりと進んでいく話と女性特有のドロドロ感な母親姉妹がまどろっこしい。工藤夕貴の母親も富田靖子のおばもなんか怖い。長谷川博己はこういう役ピッタリだなぁ。
色々適役だけど、個人的には合わない映画だった。。。 -
これほど狭い範囲を描いた、感情を揺さぶられない戦争映画も珍しいんじゃないか。だからこそ、独特のリアリティがあった。まるで今の延長のような感じがした。
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2017/1/28鑑賞。
二階堂ふみの怪演が気持ち悪く、ずっとすんなり入ってこなかった。
長谷川さんも演技が引っ張られて胡散臭くなってる気がしたのは気のせいか…
ラストシーンは、わたしにはギャグにしか思えず、せっかくの茨木のり子の詩が薄く感じた。
夫は、工藤ゆきも実は長谷川と出来ていたという独自の予想を。 -
二階堂ふみの存在感。それだけでこの作品が持っている気がしました。彼女を「黒の宮崎あおい」と表現する人がいました。上手い事いうなと思います。それと、宮崎あおいにはないエロさも感じさせます。
長谷川博己 最近 活躍している旬の男優かと思います。彼女と比較してしまうと演技や存在感が薄く見えます。最初は凛として威厳のある大人の男性かと思っていたら、若い女の体に溺れかかる冴えない男になっていく。これが以上に薄い演技に感じられます。二階堂ふみの存在感を邪魔せずに意識的しているとしたら大したものだとは思いますが。
二階堂ふみの母親役に工藤夕貴が出てます。懐かしい。以前、幼顔でいましたが、それなりに年齢を感じさせます。川辺で体を拭くシーンで後姿ではありますが上半身裸になってます。腋毛を見せてます。
同様に二階堂ふみも後姿てはありますが裸を見せてます。後姿ではありますが全体を。ここで、彼女は付け腋毛をつけるのを拒否しました。
監督の演出としては戦時中、女性はそこまで身だしなみに気を配る余裕はなかった。母、工藤夕貴同様に撮りたかった。彼女はその演出を拒みました。
『ラスト、コーション』 を思い浮かべました。そこまで、こだわる必要があるのか。
他のシーンや場面などをもっと当時を忠実に描いているのなら納得もするが、きれいに見せる演出にこだわったらと思いました。
エンディングは「エッ」 (*_*; こんな終わり方なのって。ビールをグラスに注ぐ。1日置いてから飲む。
そんな感じの映画でした。