ここで待ってる【SS付き電子限定版】 (キャラ文庫) [Kindle]

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  • 徳間書店
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感想・レビュー・書評

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  • 大好きな凪良さん!一般文芸ではなくてBL出身と知ってたので、いつか読まなくてはと思い、ずっと積読していてようやく読了。
    んだけど、やっぱり好きじゃなかった…。やはり、BLがダメらしい…。ときめかない、萌えない。2人の気持ちが近づきそうでもうすこし!って場面で萌えない…。
    これが男女物だったら確実にときめいてるんだけどな。
    これは私の性癖の問題なので、評価はあえてしない。(星0で全体評価が下がらないといいんだけど)

    ただ、凪良さんの作品の根底にある、万人には理解されないかもしれないけれど、当人たちの幸せが1番大事、っていう、大好きな視点は、BL作品をたくさん描いているからかもしれないなぁと感じました。誰になんと言われようとも、自分たちの幸福を追い求める、この主人公たちの姿勢が好き。

    最後の論君視点の「真夏の向日葵」は好きだったな。「家族の形は色々」「みんなそれぞれ」っていう、凪良さんの良さがギュッと詰まった短編だなと思いました。

  • 複雑な家庭環境を持つ人同士が、寄り添って暮らしていく心温まるお話でした。

  •  ゲイ×くそビッチなゲイという設定に惹かれて読み始めました。
     男を誘い慣れてるくそビッチな飴村かと思いきや、妻子がいるんですが……。しかも誤解とかではなくガチっぽい。
     ゲイじゃない。騙された気分です。
     序盤の序盤までは、くそビッチに男を取られるネコたちの修羅場や、飴村の誘い受けなどよ良い展開があったのに。
     数十ページでリタイアです。

  • BLというよりホームドラマに近い。家族とは何か。何を以って家族たらしめるのか。家族とは血の繋がり全てじゃないってことを、このお話は教えてくれる。おじいちゃんと論のやり取りは読んでいて微笑ましくて、同時に自分のおじいちゃんのこと思い出して切なくなった。欠けていたパズルにピースがピタリとはまるように、2つの家族が幸せになれて本当によかった。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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