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- / ISBN・EAN: 4589921402231
感想・レビュー・書評
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【ストーリー】
学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルーは、ある日、事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売るカメラマンたちの存在を知る。
さっそくビデオカメラを手に入れたルーは、<ナイトクローラー>となり、夜のL.A.を這いまわる。
良心の呵責など1秒たりとも感じないルーの過激な映像は高く売れ、評価されるが、高視聴率を狙うテレビ局の要求はさらにエスカレートしていき、遂にルーは一線を越えるー。
ストーリーと主人公の演技にとても引き込まれた狂った人の映画を続けて観ると さすがにちょっと気持ちがブルーになるね
もっともな事を口にしながら相手を引き込み 有無を言わせないルーの言葉の使い方が見事で すごく見入ってしまった理由の1つなんだろうな
私はルーも怖いけど あの女のディレクターの思考も相当怖いと思った
この映画を観て ダイアナ元妃の悲劇的な死のことを思い出していました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年日本公開作品。なんとも鑑賞後の気分が悪いです。明らかに人間的に問題のある主人公。あるきっかけで、刺激的な映像を追いかけてテレビ局に売るというビジネスに出会い、人の道に反する行為をしてまでも、のしあがろうとする。主人公を演じるのはジェイク・グレンホール、彼の出演作は「シティ・スリッカーズ」「遠い空の向こうに」「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」を観ています。本作での彼の演技は観ている人に嫌悪感を与えるものです。まだ40代、これからの出演作に興味津々です。
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学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日、事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売るカメラマンたちの存在を知る。
さっそくビデオカメラを手に入れたルーは、<ナイトクローラー>となり、夜のL.A.を這いまわる。
良心の呵責など1秒たりとも感じないルーの過激な映像は高く売れ、評価されるが、高視聴率を狙うテレビ局の要求はさらにエスカレートしていき、遂にルーは一線を越えるー。
視聴率のために刺激的な映像を違法すれすれな手段で特ダネを求めていくパパラッチのダーティな生きざまを通してアメリカメディアのダーティな面を抉り出す。
警察無線を盗聴して、使える現場の映像をゲットするために現場の物品や死体を動かすのは序の口。捏造や裏切ることも躊躇なくしてのける報道パパラッチのルーのダーティな生きざまが、清々しいほどサイコでいけすかないのに、人を上手く丸め込む弁舌や執念に惹き付けられます。
ジェイク・ギレンホールのサイコでダーティな魅力が、充分発揮された傑作イヤミスサスペンス映画です。 -
ハッキリ言って、後味最悪の映画。主人公のルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホールさん)の言動が糞過ぎて、ムカムカするんだけど何故か中毒性が有り、次はどんな事をしでかすんだろうという期待感が沸いてしまう事も確か。
肝心なストーリーを掻い摘んで言うと、鉄屑やマンホールを盗んではスクラップヤードに売って生計を立てていたルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホールさん)は、偶然遭遇した自動車事故で、事故の現場を撮影しテレビ局に販売しているフリーカメラマンの姿を目撃。盗んだバイクを質屋で交換してゲットしたビデオカメラを片手に、スクープを撮り続け伸し上って行くという感じ。
厳しい世界で成りあがっていくにはルイス並のタフさや狡猾さ、残忍さが必要なのかな。。。 -
ジェイクは作品ごとに本当に全く違う人間になってますね。さすがと言えば良いのか、役者として当然と言えば良いのか…
本作では飢えてギラギラした眼が印象的なサイコパスって感じですね。
強引、一心不乱、厚かましい、ただそれだけじゃなく研究熱心で集中型の倫理観の狂った天才といった役どころですね。
「僕は人の破滅の瞬間に顔を出す」
これすごい作品ですね。
引き込まれちゃいました(^ ^) -
性格が悪すぎて、無理。
主人公のようなタイプを ソシオパス(社会病質者)というのだそうです。
「行き過ぎたスクープを喜んで見る人間には、絶対なるまい」と思った。
いいところも書いておくと・・
ジェイク・ギレンホールは、ドニーダーコの時から思っていたけれど、ちょっと精神的に危うい人の演技がうまいなぁと感じます。 -
サイコ野郎が天職を見つけたって話
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2018年2月27日鑑賞。盗品売買などで生きるルイスは、事故現場のパパラッチを見かけて見よう見まねで真似するうちチャンスをつかみ…。なるほど聞いていた通りに面白くコワい映画、何が怖いって明らかに人間として間違っているサイコパスである主人公ルイスを「否定できない」ことだろうか。手段を選ばず何でもやることが成功につながる、罪悪感を持たずしらを切り続けることで難局も切り抜けられることは、現職のアメリカ大統領がまさに示している通り。「なぜ良心に沿って行動しないとならないのか?」と聞かれたときの回答が、「そうしないと、長い目で見て消費者の信頼を得られない・後になって大ごとになるかもしれない」でしかないのであれば、それではルイスのようなモンスターの動機を抑え込むことはできないのだろう…。
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どんどん調子に乗ってくる主人公のギラギラがゾワゾワした。ギレンホールきょわい!
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GYAOで視聴。
スクープのためなら法もモラルも全て無視の極悪非道のサイコパパラッチを、ジェイク・ギレンホールが怪演。それを支えるこれもスクープに魂を売った弱小ローカル局のナイトディレクタをレネ・ルッソが好演。ジェイク・ギレンホールのスクープのためなら事件を自分で作りだしてしまう異様なぎらついた眼光が物凄く怖い。視聴率至上主義をシニカルに批判しつつ、承認欲求にとりつかれたサイコを鮮やかに描くブラックミステリーの傑作。。