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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4571487562474
感想・レビュー・書評
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それぞれの事情で奇跡的に集まった疑似家族の映画です。
父親(役)は空き巣泥棒、母親役は夫からのDV被害者、お兄ちゃん役は親からの期待の重圧でつぶされ、お姉ちゃん役が父親からの性的虐待、そして授業参観で作文を読む僕が、親からのネグレクトという現代版家族の問題を網羅したような似た者同士ですが、主人公の竹野内豊が傷を抱えた家族を泥棒して新しい家族を作ったという設定のようです。
自分が必要とされている場所、それが本来は家庭のはずですが、この映画では血縁よりもお互いを大切に思えあえる人間のつながりこそがもっと重要だと伝えています。 -
本多孝好原作、蝶野博監督2015年作。竹野内豊、松雪泰子出演。
<あらすじ(ネタバレ)>
血のつながりを持たない泥棒(竹野内)詐欺師(松雪)、虐待児(男の子)、性暴行女子(女の子)たちが家族として暮らすも、松雪が逆に結婚詐欺師に騙されて拉致。竹野内らは身代金(偽札)を渡す(…中略…)。服役後の竹野内は元の家族の元に帰る話。
<コメント>
テーマは、血のつながりがなくても、結び合った家族は最後まで家族であり続けること。もともと各々が傷を持って集まっただけに、世間から後ろ指を指されるようなことをしても、家族として迎えてくれる。犯罪をしても不倫をしても、家族であれば最後まで添い遂げる。血のつながりがなくてもそれこそが家族なのでしょう。
ドラマとして普通に面白いです。