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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988105071315
感想・レビュー・書評
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再見。
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美しくない場面が一秒もない。
なかでも半透明な「覆い」は発明だ。モノクロでも色彩でもなく、その間を連続的にしかも繊細に表現しえている。あるいは万華鏡のような効果も見せる。
しかも、抑制の効いたクンフーシーンがすごく活きている。
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上は6年くらい前に観た感想だけど、おおよそのところ同じ感想をもった。
峻厳な景色に息を飲むだけでなく、室内シーンでは、赤と黒と白と、そしてロウソクの光がとても映える。衣装もすばらしい。
あと前回あまり注目してなかったけど、妻夫木聡が林を駆け回るアクションがすごくいいことに気づいた。
ストーリーが1回では理解しづらいので、もしも本作を観るときはあらかじめあらすじを調べてから観たほうがよい気がする。
超簡単に要約すると、スー・チー演じる、道士のもとで鍛えられた殺し屋・隠娘(インニャン)が、従兄弟の殺害を命じられるが、情がわいて失敗に終わる、というもの。
もっとも、本作の魅力は、ストーリーがあってもなくてもほとんど変わらない。観終えたあと、また1枚、侯孝賢のDVDを買ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示