坂の上の雲(一) (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 松山の秋山兄弟、好古と真之、正岡子規の物語がスタートする。
    上京するということは、大物になり何かを成し遂げることだと、皆お互いの将来の方向性を刺激し合いながら成長していく過程が面白い。
    軍艦吉野が呉の軍港に到着し、物語が続く。

  • 秋山兄弟、正岡子規とその仲間たち。
    秋山好古って「ふるよし」って一回誤読しちゃっていちいちそれが脳内に出てきて大変!

  • 四国に生まれた秋山好古、真之の兄弟と正岡子規の三人がそれぞれ軍人、俳人として上京する。
    国際社会で揉まれる日本の戦いが描かれている。

  • 主役3人が伊予から東京に出てきて、それぞれの道を見つけるまで。3人以外の人物の記載や歴史のアネクドートも多いというか、脱線やちなみに記述も多い。

  • AmazonのPrime Readingで読みました。あまり有名じゃない人物が主人公なので未読だった作品。正岡子規の名前ぐらいは知ってましたが。さすが司馬遼太郎、有名人じゃなくても主人公として成立してしまいますね。全8巻とのことでこれからどう物語が展開していくか興味はありますが(歌人である正岡子規が軍隊とどう絡むの?)、Prime Readingは1巻のみなので続きを読むかどうか思案中です。

  • いつか読もうと思っていた作品。
    Kindle Unlimitedにきていたので、とうとう読み始める。

    小説を読んでいるというよりも歴史、社会を振り返っている感じがする。

    面白さというより、断片的だった言葉が繋がり、記憶の輪郭が見えてくる感じ。

    期待していた面白さではないかもしれないが、八巻まで読み切ろう。

  • 昔の日本男児の考え方は好きだなあ。
    まずは、生計を立てることが第一。
    その後、郷や国に尽くす。
    生まれたからには日本一になるという気概を持つ。
    そのために、学問をする。
    若い頃は何をしたいかを考え、老後には何を為したかを考える。

    この時代、学問を学べば富める道が開かれている環境があり、誰でも勉強できた点は良かった。
    ただし、学問は地域ごとに秀才を大学に送り込み出世させ、地域に誉れをもたらす競走であるので、しんどいのではないか。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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