コーヒーが冷めないうちに [Kindle]

著者 :
  • サンマーク出版
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感想 : 78
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感想・レビュー・書評

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  • 正直にいうと、お涙頂戴的な小説は(読者を泣かせよう泣かせようとする小説は)どうも苦手で、この本もずっと先延ばしにしてきました。

    ただ、実際に読んでみると、タイムトラベルというSF的な要素と特殊なタイムトラベルのルールによって、とても軽くなっていることに驚いたし、とても読みやすく思えました。

    感動がじんわり心に染み渡る感じがとても心地よかったです。

  • どの話もとても感動しました。過去に行ったところで、過去は変わらない。でも今の自分を変えることはできる、人間の素敵なところだなと感じました。

  • 「よかったね、と声をかけたくなる本」

  • 時間を移動できるという不思議な喫茶店。やたらめんどくさいルールなど、少し無理な設定?な感じがあるけれど、息抜きにサクッと読めた。結局のところ相手の気持ちを予測して勝手に不機嫌になったりすることって、なんの徳でも無いなと思った。過去に戻れなくても、未来に行けなくても、全て自分の捉え方次第でいつからでも人生は好転する!というメッセージで、読了感が爽やかな一冊。

  • オーディオブックにて。
    多くのルールを守れば過去へ行ける席のある、不思議なカフェ。
    過去に行けるということは、いま聴いているこの物語は未来からきた人達がやってきた過去なんだと知ったときは面白く感じた。
    例えば登場人物たちと同じ境遇であれば、オーディオブックの声が自分に合えば、もっと心に染みたのかもしれない。
    オーディオブックは一部の過剰な演技が気になった。オーディオブックで物語を紡ぐということは、聴く側の心が入る隙間が必要なんだなと勉強になった。

  • 私は割と涙もろいタイプなのですが、この本を読んだ時には、恥ずかしながら号泣してしまいました。ハンカチだったら3枚は準備しないといけないですね。

    この本は映画にもなっていますが、そちらも観てみたいと思います。

    本当にサクサク読めるので、普段小説をあまり読まない方にオススメです。ある意味「入門書」として最適かも。

  • 人の心は単純で、事実を受け入れるためには、自分が納得していないと、できることではない。
    この喫茶店は、「納得」するためのやり直しができる、神様からのプレゼントなんだと思う。


    人物名とキャラクターが一致しないまま読了してしまった…

  • 第四話『親子』がお気に入り。
    喫茶店の情景を細かく想像できる描写がとてもよかった。

  • よい

  • 映画を観た後に読んだため、内容が少し違った。
    が、個人的には本の方が好きだった。
    もう一度、映画を観たくなった。 
    特に認知症の話は切ない気持ちになり涙した。
    続編のこの嘘がばれないうちにも気になる。

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著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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