難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • あまりお金のこと知らない「銀行のカモ」と評されたインタビュアーと、お金のことなら何でもござれの先生との対談形式。とてもわかりやすい。

    【安全にお金をもっておくには】
    外貨預金は絶対にやらないほうがいい
    個人向け国債と株式の投資信託だけをやる。金・先物・FXなどには手を出さない
    銀行に預けておくより国債のほうがつぶれる心配もないし金利も高い

    【ちょっとリスクをとって運用するには】
    投資信託(インデックス型)一択
     -信託報酬の安いものを選ぶ
     -販売手数料が安いネット証券で買う
     -毎月分配型は選ぶな
     -過去の成績はあてにならない
     -アクティブ型がインデックス型の平均実績を上回ったことはない
     -著者おすすめ投資信託
      ①上場インデックスファンドTOPIX
      ②ニッセイ外国式インデックスファンド
     -NISAを活用しろ(利益に20%課税されるのが非課税になる)
     -持っている資産を「当面の生活資金」、「安全運用資産」、「リスク運用資産」に分ける
     -「リスク運用資産」を「国内インデックス」と「海外インデックス」に5:5の割合で。値動きに合わせて調整しながら買い足す

    【その他】
    マイホームよりは賃貸がおすすめ
    男性は結婚するなら稼いでる女性としろ
    確定拠出年金をフル活用したほうがいい

  • 日経平均株価(日経225)
    TOPIX(東証株価指数)
    株やってるのによくわかっていなかった。
    この本を読んでザックリわかったけど色々調べるとまた混乱した。

  • 30分くらいで読めるので、初めてには良いのかも。

  • /感想/
    理屈そのものや端的にするせいで説明不足なものなど含め、理解or納得できないところがあった。言っていることが正しいのか分からないところもある。煙に巻かれているというか
    要約してて思ったが社会人にもなってないし、運用するような額のお金も持ってない、家、保険も関係ないので他人事で身になってない。フックアップとして項目を知っといたほうがいいくらいの温度感。それを要約としてわかりやすく端的に残しといて、将来の必要なときに買うか再読。

    /要約/
    chapter1 お金を安全に持っておく
    定期預金より個人向け日本国債を買ったほうが利回りがよい。注意としては銀行で買っちゃ駄目(手数料と利率などが人件費のせいで高い)ネット証券で買う。運用にあたっては複利にすること。(途中で引き出さず利子を次の元金に入れる)国債は所謂「安全資産」リスクもないが大きな利子ではない。

    chapter2 少しリスク取って運用
    外貨預金は駄目、カモになる。理由は為替も効率的市場仮説が成り立ちコイントスのような運になる。チャンスやアビトラージはあるんだろうが素人じゃ判断不能。金利は良いが手数料が高くその分損。やっちゃだめ。
    リスクをとって運用するなら「株」(競馬、宝くじは論外)
    やるなら投資信託。個別銘柄の売買は素人には分からない。でも投資信託も99%はゴミだそう(売るほうが利益でるようにしてる)どれを買うかのポイント5つが書いてあるが、ここではめんどいので割愛。結論としてはインデックスファンドがよい。(インデックスファンドとは指標連動型のこと、指標連動だから人が運用しているより手数料が安く、しかも統計でみるとインデックスのほうが成績良い。)あと、投資信託がいいのは、①それ自体が分散投資になっていること。②海外に投資しようとしたときも海外の証券口座つくる必要性なく海外投資もしやすいこと。

    chapter3 金使う 家と保険
    分譲はやめとくべき。理由は、金利がバカ高い(借金も複利で膨らむ)、資産にならない(人口減で住宅需要減る)、売り買いが簡単にできず簡単に移動できず選択肢を減らす。流動性がたかいこれからの人と若い人は家を買わない方が無難
    医療保険は入らなくて良い。保険会社の経費に持ってかれるから。保険に回す分を貯蓄に回す。
    生命保険はネットの保険で子供が自立するまでの間、入るのをおすすめ。シンプルな死亡保障のみの特約ないのに入ること。死んでも遺族年金ある。

    ここまでをまとめるとシンプル
    金の運用→個人向け国債と投資信託のみ
    家   →買う必要ない
    保険  →医療保険は入る必要なし、生保は家族が露頭に      迷う場合のみ入る

    chapter4  トクする制度をつかって実際に買ってみる
    NISAは得。株を買うなら使える分だけ使うのが良い。NISAの枠でインデックスファンドの国内と海外を買うのが良い。

    chapter5 確定拠出年金
    確定拠出年金(とは、企業年金だが個人が運用する年金のこと)制度的に得なので使えるならば絶対使ったほうがよい。

    お金を増やすので一番大事なのはきちんと働くこと。最強の投資は仕事のスキルを身につけること

  • わかりやすい。超初心者向けに必要最低限なことのみを会話形式で解説。でもこの手のものは時間が経つと役立たなくなってしまうもの。3年前の情報はもはや古いかも。

  • タイトル通りの人向けの本。SBI証券あたりに口座を開いて、リスクを許容できる金でインデックス投資を行え。買うのは国内株式と海外株式を半々。ドルコスト平均法なんてのんびりしたことは言わず、今買える分は一気に買う。

    NISAと確定拠出年金は必須。保険と家は買うな。外貨預金にも手を出すな。

  • 「 金の運用なんて紐解けば結局シンプルなの」というフレーズが印象的。
    ・株が他のギャンブルとどう違うのか
    ・なぜ保険に入っていけないか
    ・どのような商品を選択すべきか
    このあたりが非常にわかりやすい。
    ただし著者がオススメする商品をチョイスするかはまた別の話。

  • 分かりやすい解説でした。 
    投資は既に始めていたので、大部分は飛ばしましたが、確定拠出年金はとても参考になりました。 
    私は5年ほど前から個人年金を保険会社を通じて行っていますが、確定拠出年金の方が良かったかも知れません。 今後の税控除に一番良い方法を考える1冊でした。

  • この本に書かれてることを信じていいのかどうなのかはまだ分からないけど、すごく分かりやすくまた親しみやすく書かれていて最後まであっという読めたのがいい。資産運用、ちゃんと考えないといけないと思うけど、知識をつけるための最初の取り組みとして、この本は良さそう。

  • お金の増やし方について、本当に、必要最低限のことが書いてある。
    そして、余計なことは書かずに、馬鹿でもわかるように、シンプルに説明してある。

    銀行のビジネススタイルをシンプルに表せば、貧乏人からは金利を、金持ちから手数料を取って成り立っている。


    「よく家のローンを払いながら、株に投資する人がいるんだけど、あれはやめたほうがいい。
    仮に家のローンが金利2%だとしたら、早く返すだけ、2%で運用しているともいえる。
    リスクゼロで確実にプラス2%で運用できる方法なんて今はないから、全力でローンを返したほうがいい。
    返済に勝る運用はないからね。」(文中より)

著者プロフィール

経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社刊・共著)、『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』(講談社刊・共著)など著書多数。


「2022年 『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎元の作品

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