COURRiER Japon(クーリエジャポン) 2016年 03 月号 [雑誌]
- 講談社 (2016年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910132230366
感想・レビュー・書評
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ちょうど、先月、ディートンの『大脱出』を読んだとこ、だったんだけど。
写真が載ってて、ディートンって、こんな太ったお爺さんだったとは。
健康のこと書いてるわりには、マイケル・ムーアなみに不健康そうなルックスだね。
ディートンにノーベル経済学賞が送られたのは、経済界のロックスター、トマ・ピケティへの世界的な熱狂に対する反撃だったとは。
だいたい、ノーベル経済学賞って、いつも、政治的なご都合主義なんだよねー。ノーベル平和賞より、いかがわしい、ろくでもない賞だ。
このインタヴューでは、ディートンは、格差には良い面もあるけど、現代のアメリカの格差は、資本主義を破滅に向わせるものだという発言をしていて、自分の立場が、ピケティと相反するものではないことを述べている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今は遠い異国で起きている「特殊な例」も、近い将来、世界中で「常識」となる価値基準の現れなのかもしれないと書かれているように、価値観は住む場所や時代によってさまざまだ。
今は特殊な例がいろいろ取り上げられている。
1. CEOもヒラ社員も同額の7万ドル 最低年収を激増させた企業の快進撃
2. ノーベル経済学賞受賞者が断言 「格差のない世界は不可能です」
3. ISの矛盾する論理を知る答えは彼らが熱狂する「詩」にあった
4. 5歳でプログラミングが必修に 英国効率教育「革命」の現場
5. 各国政府はどれだけ検閲しているのか ネットの「言論の自由」を測定したら
6. 女を見限れば人生はバラ色だ!超・草食系「ミグタウ」の言い分
7. 男はNG、もっと自由に、開放的に!エリート限定「夜の女子会」に潜入
8. ヘッドセットをかぶって空を飛ぶ最先端VRを体験してみたら
9. 男女同権、直接民主主義を実現 ISに挑戦する「奇跡の自治区」
10. ゛地球に優しい″企業への投資で資本主義を革新する元副大統領
11. 遠い未来での「再会」に賭けて 恋人は脳の冷凍保存を選んだ
いろいろな〔新常識〕が登場している。6と7は、お互い面倒な存在と思っているのか。やはりお互い違う星に住む「異星人」だからそう思う人が出てもおかしくない。4は、今の時代らしい話だな。5歳からとは早いのかそれともちょうどいいのかどうなのかな。5に関して、日本は検閲度が低いというデータが出ている。しかし、テレビのニュースや新聞に関しては、どうなのか気になる。
世界が見た日本スペシャルでは、゛クール・ジャパン″を超えて「学びたい日本」の現場へとして、様々な事例を通して日本を見ている。ナイトライフ、ロボット、競馬、すし、マンガ、銃規制、ラーメン、アートとファッションから紐解いている。
一月になったのは、アンドロイドの記事だ。マツコロイドを制作した大阪大学教授の石黒浩が作った女性アンドロイドが話題になっている。その名は「エリカ」だ。このエリカは会話能力が高く、質問にも答えられ、話しているときの表情も豊かとある。どこかのエリカ様のように「別に」とは言わないのかな。
最後の人生いろいろ、世界のいろいろのコーナーで気になった記事があった。それは、君の瞳は18カラット!だ。昔、「君の瞳は1万ボルト」なんて言う歌があったが、薄く延ばした18カラットの金の上にダイヤモンドをちりばめたコンタクトレンズのことだ。これを開発したのは、ムンバイの眼科研究センターだ。瞳を「加工」しても、永遠の輝きが得られるかは本人次第だ。ダイヤはあくまでもおまけなのだから。