次は心臓を狙う [DVD]

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監督 : セドリック・アンジェラ 
出演 : ギョーム・カネ  アナ・ジラルド 
  • オンリー・ハーツ (2016年3月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4511749802931

次は心臓を狙う [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 犯人が後悔とまでいわずとも、自分がやった。と答えてくれるってどこか性善説っぽい。
    こういう犯人は絶対答えないイメージだった。

  • \ カネ(フランク)の「静なる動」に心が震撼 /




    主だったストーリーはWOWOWオンラインの解説欄より、下記に引用させて戴きます。


    ※1978年から翌年にかけてフランス全土を恐怖に陥れた連続殺人事件、“アラン・ラマール事件”を映画化したサイコサスペンス。孤独な警察官が繰り返す、戦慄の凶行とは?
    1978年から翌年にかけてフランス全土を騒がせた連続殺人事件、“アラン・ラマール事件”。これをモデルに、登場人物名を架空の名前に置き換えるなどしているが、あえて犯人の心境に生々しく迫ったのが本作。犯罪者を主人公にした大胆な視点が強い印象を残す。
    出演は「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」などで監督業にも進出しているG・カネ、小栗康平監督の日仏合作「FOUJITA」に出演しているA・ジラルドら。監督は「殺し屋」(2007年)のC・アンジェ

    1978年の冬、バイクに乗って夜の町を走っていた若い女性が1台の車にひき逃げされる。車のハンドルを握っていたのはパトロール警官のフランク。
    彼は裕福な家庭に生まれたが強い暴力性を心の内に秘め、それを制御できずにいた。その後もフランクは非番の時間、罪のない市民を無差別に死に至らしめていくが、自分でも心のバランスが崩れそうになっていると理解しながらそれをやめられない。フランクはさらに凶行を繰り返し……。



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    “アラン・ラマール事件”をモデルとしているとのことで、登場人物名が架空名に置き換えられはしているが犯人の心の深淵に、ぎりぎり迫り捉えている演出をひしひしと実感できた。   


     何と言ってもフランクに扮したギヨーム・カネの演技に驚かされた。  その表情は能面のようでもあり「静」だが、女性に狙いをつけると内面の「動」が「静」とスパーク。   

     飛沫痕を顔面や手に浴びたあと自らの放尿で、手に付いた女性被害者の血液を落としていたシーンには思わずゾットさせられた。    

     氷を浮かべたバスタブに身を沈めて耐えていたのは、逃亡する際の鍛錬であったのか… また、茨の枝の束で裸の上半身の背や脇を幾度も幾度も叩きつけるシーンは、『ダ・ヴィンチ・コード』で、ポール・ベタニーが扮していたシラスが、自らの上半身をいたぶる「それ」と見事に重なってきた。   

     有刺鉄線を腕に巻きつけるシーンも自虐であると共に、自責であり、懺悔であり、「自問で得る自答」のための「拷問」のような気がした。   

     残念ながら私はギヨーム・カネの2006年の作品である『唇を閉ざせ』は未観につき何も書けないが…  
     2001年の『ヴィドック』でのポワッセ役で覚えていた次第。

     淡々と冷酷に女性を襲うフランクの心の巣窟に在るものとは・・・?   

     本作観賞後、2011年の『キラー・インサイド・ミー』が ふと思いだされた。 ケイシー・アフレックの怪演、ジェシカ・アルバが顔面をずたずたにされるシーンが目に焼き付いてしまった作品である。  


     思いだされたのはこの2作の犯人の深層心理に似ている面を感じたためだろう。 『キラー・…』の書籍での和訳タイトル(村田勝彦 氏/ 訳)は確か「内なる殺人者」かと。   

     一見温厚で真面目なフランクの中にもまた、この「内なる殺人者」が異質同体していたのかもしれない。


    巣窟に隠れし者がその姿を見せ囚われの身となった時…彼フランクは、もう二度と善(静)の自分には戻れなくなっていったのではないだろうか***

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