真実の10メートル手前 [Kindle]

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  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 太刀洗万智(一括変換で出る名前にしてほしいw)を主役にした短編集。
    同作者の満願でも思ったのだけれど、どれも悪くはない。確かにミステリー。ただ、印象が強烈でもなく、読後もうん、そっか。どの話も暗く重いテーマなのではあるけれど、真実の探求のみが描かれ、とくに救いや希望は、話の中にない。週刊誌のルポタージュを読んでいるような気分となった。主人公の職業からいうと、成功してるのかもしれない。
    さよなら妖精が一番気に入っているので、「ナイフを失われた思い出の中に」は、お兄さんの登場は嬉しかったんだけど。
    もしかしたら、長編の方がいいのかなぁ。王とサーカスに手をつけようか。

著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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