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- / ISBN・EAN: 4988013450189
感想・レビュー・書評
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志尊くんチョイス。
コミック未読。芳根京子ちゃんのひたむき女子感の演技に好感♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
監督 脚本 原作は順に、池田千尋 和田清人 南波あつこ、2015年作。志尊淳 芳根京子 小島梨里杏 戸塚純貴 水谷果穂 渡辺真起子出演。
<コメント>
•恋に憧れるりかが先輩の美野原圭吾(みの先輩)を好きになり、その粘着的恋愛行動で最後は一応結ばれる話。
•ストーリー的に最後は一応ハッピーエンド。でも心が弱い圭吾がこれからの大学生活の中で、高校生のりかをグリップしていけるのか。
また、圭吾と葵のキスをりかはどう理解したのか。りかの心の成長を示すエピソードを盛り込まないと、たまたまハッピーな場面で終わっただけの印象。
里穂と哲雄のカップルも、勉強重視の里穂が、寿司職人を目指す哲雄とこの先どう折り合いをつけていくのか。
総じて、形はハッピーエンドだが問題山積。それらの問題は本来、脚本を練る作業で調整すべきで、それが散漫な点がこの映画の最大の問題のように思う。
•りかの行動にも疑問。
葵先輩にフラれた圭吾に向かって、面前であんなに喜ぶか?常人の反応ではない。
先を越されてアイスも渡せないりかが、葵をいきなりビンタする一貫性に疑問。なお、お返しの葵のビンタがりかの頬に入っていない。小島さんの優しい人柄か芳根さんがビンタされ下手なのか。ちなみに最もビンタされ上手な女優は蒼井優だろう(映画「フラガール」で寺島、松雪から)。
•圭吾の合否など卒業式までに明らかになっているはずなのに、映画でそこに触れないのはもったいない。
•りか役の芳根京子さん、静かな優等生役にはよいが、りか役には向かない。前半の戸惑い気味の喋りなどは、頭がちょっと足りない人のようだった。
<あらすじ(ネタバレ)>
高校に入学し、恋に恋する都築りか(芳根)は、部活勧誘で声をかけられた美野原圭吾(志尊淳)に一目惚れ、バレー部掛け持ちの親友の里穂(水谷)とともに、その時に好きなことをして遊ぶ「現代文化調査研究部」に入る。しかし圭吾は、鍔川大学法学部に通う先輩の葵(小島)を思い続けていた。いまも部室に顔を出す葵は才色兼備で気が利き料理上手のため、りかは落ち込む。葵に彼氏がいること、圭吾に彼女がいないことを知ってりかは告るがあえなく振られたうえ、深夜の学校近くで葵が圭吾とキスするのを目撃。部室に来た葵に問いただすと付き合っていないと。葵の態度にりかは怒りビンタ。その場に現れた圭吾は、口では葵を諦めると言い、りかと付き合いはじめる。
しかし圭吾の心に葵がいることでメールやデートも上の空に虚しさを感じていたある日、進路相談会で葵が高校にやって来た。葵が彼と別れたと聞き、会場の外でりかは圭吾に「大好きでした」と別れを告げる。
同級の哲雄(戸塚)の寿司屋で食事中、哲雄の母(渡辺)から、今しかできない大切なことがあるものだと聞かされた圭吾は、自分にとってりかが大切なのではないかと思い始める。
ある日、部室にいた圭吾のところに里穂が現れたので、神社で選んでくれたお守りのお礼を言うと、里穂は自分ではなくりかが選んだことをほのめかす。
卒業式の日、りかは部室に行き、窓を開けて外を見ると、そこにいた圭吾が、ここにくれば会えると思ったこと、ピンクのお守りのおかげで大学に受かったことを告げ、感謝と愛を伝えて結ばれる話。