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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (118ページ)
感想・レビュー・書評
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寄生虫がもたらす病気に苦しむ多くの人々を救う薬を開発し、ノーベル賞を受賞した大村智さん。自然の中で農業を手伝った経験や、スポーツに打ち込んだ学生時代、働きながら勉強する生徒たちのひたむきさなど、大村さんの研究を支えてきた様々な出来事と人との出会いに焦点を当てる。前向きで人望があり、一方でしたたかな計算で企業から研究費を引き出す現実的な手腕を合わせ持つ稀有な研究者の歩んできたみちは、痛快でさえある。とても読みやすい、面白い伝記です。
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2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村先生の研究者としての軌跡が、かいつまんで紹介されています。困難に直面するたびに、くじけず壁を乗り越えてきたという話も一部はでてきますが、それよりは華々しい業績、美談といった内容が多く紹介されています。特に助教授になられる辺りからの前後関係がかなり省略されている気がしました。ページ数が少ないので内容も飛び飛びになってしまうのは仕方ないですが、その分一気に読みきる事ができ、ノーベル賞受賞を成し遂げた偉大な研究者の歩んできた人生を知る事ができてよかったです。
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