- Amazon.co.jp ・電子書籍 (213ページ)
感想・レビュー・書評
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戦後東京を舞台に、元銀座の老舗の呉服問屋の放蕩息子と、下請けの縫製工場に生まれ、彼の幼馴染として、兄弟のように世話係のように過ごしてきた主人公二人が、戦前、大戦、戦後を経て、抱えてきた思いを通い合わせる話。
たった一冊ではあるが、身勝手で遊び人なのに求心力とカリスマ性のある青年と、対照的に真面目で冷静、自制心の強い主人公のキャラクター性が確立しており、戦後日本の空気感もリアリティを持って描かれていると思う。
戦後を舞台にした作品を探している中で出会ったのだが、エロもくどすぎず、傑作(個人的には、いっそのことエロシーンはバッサリないくらいでもよかった。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦前〜戦後までの2人の幼馴染の話。
面白かった! -
めちゃくちゃ良かった。絵もストーリーも綺麗。今まで読んだBLの中ではベストスリーに入るかも
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エモい、、、ストーリーがしっかりしていて、絵も上手で、とてもよかったです。
言葉選びがまた良い。無駄な台詞が無い。肝心なこと言ってないのに、それよりも伝わる。エモいです。 -
Kindle Unlimitedで読みました。
終戦から3年後の銀座が舞台です。カップリングは老舗呉服問屋のドラ息子×攻めの幼馴染で進駐軍通訳 。
攻めは傲慢ですが、憎めないキャラです。受けはツンデレ。そして一途。当て馬のアメリカ人上司の割り込む隙もありません(笑)
出征の前夜、一度だけ身体を繋げ戦争から戻らない攻めを3年も待ち続けている受け。その受けのもとに突然攻めが現れます。戻ってきた攻めをタコ殴りにする受けの気持ちが非常によくわかります、男前。
レトロな雰囲気で映画のようなお話でした。表紙も好き。何度読んでも泣いてしまいますが、ちゃんとハッピーエンドですよ! -
うまくまとまっててすごく良かったし泣けた。時代背景もとてもいいです。この時代はきっと、大切な人を待ち続ける苦しさを抱えながら日々を生きてる人が多かったんだろうなと思う。
人物だけでなく景色からも戦後の風景がちゃんと伝わり、他の漫画家さんからはたまに伝わる「適当さ」がなくて、よく描かれているなぁと感じました。
読んでよかったと思える作品です。