何者(新潮文庫) [Kindle]

  • 222人登録
  • 3.61評価
    • (9)
    • (36)
    • (26)
    • (5)
    • (1)
  • 31レビュー
著者 : 朝井リョウ
  • 新潮社 (2015年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ピエール ルメー...
中村 文則
伊坂 幸太郎
村田 沙耶香
西 加奈子
伊賀 泰代
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印

何者(新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 一気読みしました。
    朝井リョウさんはすごい。
    そこまで言葉にする?言葉の表現が的確で、
    あるある!こうゆうことって思います。
    あまりにも的確で痛いぐらい。

    私は、公務員なので就活はしていませんが、
    就活が終わってから読むのがオススメです。

  • 就活/SNS/みんな見栄っ張り

    興味深くもあり、同感もできて面白かった

  • 朝井リョウさんは初めてでしたが、スルスル読めて面白かったです!なるほど、誰もが「何者」かになりたがっている。確かに自分が「何者」かになることによって、自分の基盤が確立される、ある種の安心感を得られるのだと思う。最後で、あーそうだったのか!というオチも待ってますし、読後感がさわやかでした。ただ内容が就活や将来のことに及ぶので、苦い就活の思い出が蘇ってきましたね。ツイッターであぶり出す形が面白く、いるいるこういう人、となりました。

  • 人間関係の生々しさが忠実に描かれているなと感じた。SNS社会ならではの生きづらさに共感しました。

  • 結局、何が悪いとか誰がダメとかではない気がする。そこに存在するのは「その人なりの価値観」であって、どれも否定されるべきものではない。変にドラマチックなのも、現実的すぎるのも、ダサくてかっこ悪いのも、その人が定めた価値観である。
    大事なのは、何かしらの価値観をもつこと。主人公は傍観するだけで、何者かになろうとできなかった。それは、自分なりの主軸・価値観をもてなかったということだと思う。自分がどうありたいのか…たとえそれが、かっこ悪くてもなんでも。

  • 読んでて自分にも若干当てはまるような所があって辛かった。。。
    誰しもそういう所はあると思う。
    読んで良かったなー。

  • 今の時代の若者を上手く描写している。
    Twitterの細かいやりとりやスマホ依存の若者達。そして、何者かになりたいが何者かが分からない辛さ。
    面白かったです。

  • 「自分の名前じゃ、自分の文字じゃ、ダメなんだよね。自分じゃない誰かになれる場所がないと、もうどこにも立っていられないんだよね」

    twitterでは匿名性から、「何者」にでもなれる。その怖差と言うか痛さと言うべきか…就活時の苦しさがよみがえるようで、でもまた一読したい作品でもある。

  • 朝井リョウ氏の小説は「チア男子」に次いで2冊目。
    本作は直木賞受賞作品。就活生の男女4人をめぐる物語。主人公・拓人始め、就活を通して自分とは何か、というのを見つめ直す。
    作者は89年。ずっと私より年下。ということもあり、20代のリアルな会話が上手く描かれている。ツイッターでのつぶやきが随所に見られ、それが物語の軸に大きく響いてくる。流行りのSNSを上手く取り入れた作品。直接的じゃない、間接的、かつ、匿名性がある分攻撃力も強い。
    終盤のちょっとしたどんでん返しが効いている。
    私もツイッターやFacebookなど、様々なSNSを使いこなす。実名を使わず、「何者」かになりきったアカウントもいいようにはある。若者ならではの現在のツールを上手く取り入れた物語。

  • 最後の主人公気付かされた感がおもろかった。みんな痛いな!痛い自分、、人間、人生を感じる

  • 就職活動とSNSがテーマの青春小説。
    斜に構えた批評分析家の主人公、意識高い系女子、人と同じ恰好・行動をしたくない男の子など、今どきの若者たちが就職活動を通して悪戦苦闘する話。だけど、きれいごとだけじゃなくて、みんなそれぞれ、仲間に対する見栄であるとか、嫌なことから逃避してたりとか、醜い部分があって、それをみんなの前で明らかにされて、痛くてカッコ悪い自分を認めて成長していく、ってところが共感を生む。
    自分は他人とは違う特別な存在だと思いたい心理って、若者だけじゃなくて多くの人が持っているのでは。

    あと、もう一つのテーマであるSNS(主にTwitter)については、さすがにデジタルネイティブ世代の発想に関して、理解できる部分と出来ない部分があった。以下、引用
    ・なんでもないようなことを気軽に発信できるようになったからこそ、ほんとうにたいせつなことは、その中にどんどん埋もれて、隠れていく。
    ・(Twitterの文字数の中に)選ばれなかった言葉のほうがきっと、よっぽどその人のことを表してるんだと思う。
    ・あんたにとってあのアカウントはあったかいふとんみたいなものなんだよ。精神安定剤、手放せるわけないもんね
    ・私だって、ツイッターで自分の努力を実況中継していないと、立ってられない
    SNSに依存しすぎで可哀そうと思いがちなのだけど、いつの時代も若者は悩みを抱えていて、昔は昔で別の悩みがあったのかも。

  • とても面白かった。

    朝井リョウさんの作品は初めてだったけど、他の作品も読んでみたいと思った。

  • 最初は主人公の拓人に感情移入しながら読んでた。「あーわかるわかる」「意識高いやついるよねー」みたいに。でも最後にただ論評してるだけで自分では何もしてない、努力してない、頑張っていないやつなんだと知る。同時にそれに同意してた自分もそうなんだと気づいた。なんでもいいから観察者はやめてがむしゃらに頑張ってみようと思う。

  • 意識高い「系」という言い方ができたのも,色々な媒体で簡単に自分の意識を発信できるようになったからか.主人公らが意識の高い何者かになったつもりの他者に苛立ち,自身には怯える構図が描かれ,サスペンスでも無いのにテンポ良く読み終わってしまいました.

  • 感情を揺さぶられた。ストレートな感情をぶつけられ続けた気がした。物語は直接の対話とツイッターの両面で進む。とてもリアルなイメージが沸いて、物語に惹きつけられ、買ったその日に読み切れてしまった。

    言葉をネットで伝える事って、その意味や目的は人それぞれだと思う。例えば、自分がここでログを残すことについて、見てくれる人は特にいないし、読者は想定していないので、読んだ履歴を残すためだけに書いてはいるが、ちょっと上手く書きたいという気持ちも少しあり、純粋なログだけではない。やはり、フォローされたり、イイネを押されるとうれしい。

    FBではアップロードする人たちとしない人たちに分かれている。いわゆる、ほとんどアップしないでROM専の自分は、自己主張の意欲が少ない方だと思っている。だが、自分の話を聞いて欲しくないというわけではない。アップすれば、他人の反応は気になるし、コメントを入れてもらえると嬉しい。何だろう、身内や仲の良い人にわかってもらえればそれで十分だと思っている。大体の仲が良い人は直接会う機会があるし、離れても仲の良い友人とは、コンタクトする機会が少なくても、問題なく繋がっている感覚がある。あと勿論、ネットに個人情報を上げる事に否定的な気持ちもある。

    ツイッターも少しだけやったことがあるけれど、ついつい自分の独自の視点や目線での一方的なコメントになってしまうので、愚痴っぽくなったり、皮肉っぽくなってしまう。確かに、自分の見方ってこうだぜ、格好いいだろうという気持ちも混じっている。それが理由の一つでしか無いが、ツイッターはすぐにやめてしまった。文句と愚痴の多い人に魅力的な人はいない。ツイッターを活用するのは難しいと思った。

    纏まらないが、ただ面白い小説を読む事も大事。読書は面白い漫画や映画と同じでエンターテイメントだなーって思う。

  • 息苦しい、しんどいことが今の学生には多いだろうなぁと率直に思う。知らなくてもいいことを知ってしまい、目を背けたくても吸い寄せられてしまうのだろう。手軽さと引き換えにとんでもなく重いものを背負わされているように思えてしまう。
    何者かになろうとして、なったつもりで、何者にもなれていないことに気づき、また素の自分を取り戻そうともがき始める。
    いつまでそれを自分で許すことができるかどうか分からないけど、20代はそんな時代なように思う。

  • 描写がリアルなので面白い。特にSNSに対しての洞察は共感できる部分が多かった。小説自体も長くないのでサクッと読める。ただ、最後のオチ?みたいなのがいまいちな感じなのと、読み終わった後のすっきり感がない。

  • 「想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を、誰かに想像してほしくてたまらないのだ。」...同意。そのままの自分を愛してあげられるようになりたい。

  • 読んだ。就活が大変だったかどうか、もう記憶がない。

  • 良くも悪くもフィクション

  • かなりリアル。心痛くなるくらい。みんなこんなもんなんだよなっと。そんな心痛くなるけど映画がどうなってるのか気になる。誰の中にもある痛々しさが怖いけど読むのをやめられなかった。

  • こんな感じね。今時の、っても変わんない感じで、そっかーと思う。

  • 現代に生きる若者の中にある闇が痛いほど伝わる。
    作者も若いからかな…。妙にリアルなんだよね…。

    すごく、すごくわかる。
    私も身に覚えのあることも多くて、ぞわっとする。

    「はじめの一文字を入力すれば、入力したことのある単語をすぐに表示してくれるこの機械はとても正確だ。だけどもしかしたら、携帯やパソコンを移動させるたびにその言葉を検索している自分の脳のほうが、よっぽどロボットのように人間味に欠けているのかもしれない。」

  • 光太郎は運命の人に出会えるのか?
    拓人と瑞月の仲はどうなるのか?
    本当の自分を出せない隆良と理香の就活の成否は?
    と期待して読んでいたら、結末はあさっての方角に。作者は最初から、この結末を目指して書いていたのだろうか。それとも、予定調和を嫌って最後に結末を変えたのだろうか。
    これでは、主人公が一歩踏み出せたとしても、就活との折合いは全くついていないのではないか。

    朝井リョウの作品は、名前の通り深みはなく表面的だが、若者の微妙な心理と態度に対する観察眼は凄まじい。まるで高精細カメラで現実の一場面を切り取ったよう。
    ただ、そこにはいつもうっすらと悪意が漂っている。

  • 就活対策をテーマに集まる男女5人。全員が日々感じることをTwitterに書き込んでいるが、あるメンバーの裏アカウントを発見して…。就活を通して、彼らは「何者」かになれるのだろうか。

    -----
    Amazonのレビューに「日常そのままだ」というものがあった。私が就活している頃にはTwitterはなかったけれど、きっと今はこんなふうなんだろう。『桐島』を読んだ時にも思ったけれど、朝井リョウは「今」をリアルに、正確に切り取るのがとても上手だ。心当たりがありすぎて苦しくなる。

全31件中 1 - 25件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

何者(新潮文庫)を本棚に登録しているひと

何者(新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

何者(新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

何者(新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

何者(新潮文庫)はこんな電子書籍です

何者(新潮文庫)の文庫

何者(新潮文庫)の単行本

ツイートする