セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター [DVD]

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監督 : ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド 
  • オデッサ・エンタテインメント (2016年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571431211892

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 映画監督ヴィム・ヴェンダースは、一枚の写真に心を惹かれた。アフリカの民族紛争で殺し合い追われた盲目の女性の写真だ。
    「机に貼って毎日眺めているが、いまだに涙が止まらない」
    http://livedoor.blogimg.jp/y0780121/imgs/b/1/b11ad662.jpg
    カメラマンはブラジル人の社会派写真家セバスチャン・サルガド。

    セバスチャンは世界を回り、被写体と生活を共にし、観て感じて同化した写真を発表する。
    アメリカ大陸、文明の発展、自然と暮らす先住民族。
    写真を撮るために生活を共にした一人の男がセバスチャンに言う。

     セバスチャン、君は天からの遣いなんだろう。
     僕たちの事を調べて神様に報告するんだ。
     誰に福音を与えるか判断するために。

    確かに光と陰で世界を描く人、という意味を持つ”フォトグラファー”とは、
    直接見られない人に世界を報告する者だろう。

    そしてセバスチャンは報道写真家として人の陰を見つめて発表する。
    飢餓、貧困、戦争、虐殺、確かにいたはずなのに消し去られた何十万人もの難民、
    地獄が天国を駆逐した世界を見た、人の心に憎しみが広がる瞬間を見た、
    人間の救済などもはや信じられず魂が傷ついたセバスチャン。

    共に作品の発表を行ってきた妻は、セバスチャンの両親の農場の再生を提案する。
    セバスチャンが子供時代を過ごした豊かだった農場は枯れ果て、水源は枯渇し、木々は根元から殺がれていた。
    彼らは10年かけて植林を成功させ、今では国立公園に指定されている。

    セバスチャンは新たな撮影プロジェクト「ジェネシス(起源)」を発足させる。それは、循環可能な世界、そして”再生”の可能性を信じたセバスチャンの地球へのオマージュだった。

    「ジェネシス」に同行を求められたヴィム・ヴェンダースは、セバスチャンと彼の共同監督でもある長男ジュリアーノを撮り、セバスチャン自ら作品を聞き、セバスチャンの家族の姿を追い、それらをヴェンダース監督の目線でドキュメンタリー作品として語る。

    カメラマンを撮るのは大変だ。
    ぼくが彼にカメラを向けると、彼氏は振り向いてシャッターを押して言う。
    ヴィム、きみを撮ったよ。

    (セバスチャン・サルガドの写真はこちら)
    http://thephotographersgallery.org.uk/sebastiaosalgado
    http://matome.naver.jp/odai/2143481081058407401

  • 本人による作品解説。
    映画にする意味あんのかな。
    植林の話はすごいね。

  • ☆7

    2016.4.18 鑑賞

    原題『ザ・ソルト・オブ・ジ・アース』

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