虐げられた女の人がついに立ち上がって男どもに復讐するというシリーズ本来のコンセプトからはずれてしまった気がします。主人公のアンジェラ(ジェニファー)はたしかに過去に酷い目に遭わされたり、あるいは友人を喪ったりしていますが、とことん追い詰められているわけでもない。それなのに男たちに復讐しようとするのでは、言ってみればバットマンなどのスーパーヒーロー(この場合はスーパーヒロイン)と同じであり、それは復讐というよりも正義の鉄槌を下すという感じですよね。シナリオ自体もちょっと安直な気がして、いろいろ残念。私個人としてはパート2がいちばんよかったかな。