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感想・レビュー・書評
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すべて理解できたとは思わないけれど、、、、面白かった!人工知能の解説本のつもりで聞き始めましたが、人間力の理解が進んだ時思います。
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人工知能研究者 松尾豊さんが、今、何を考えているかわかる本です。対談形式で書かれています。このため、内容に厳密さが欠けているところもあります。
新しい視点や考え方を感じるには良い本だと思います。 -
今はAIの研究者は大学や企業に散っている。ディープラーニングはアメリカが強い、ここはデータ量とコンピューターのパワーで成し遂げられている。日本には素地が揃っている。研究者の能力も高い。
企業によってはAIが嫌いなところもある。かつてやってダメだった印象がある。今は研究資金も国からテーマの募集があり、競争に勝って降りてくることが多いので、真に自分がやりたい研究より、世の中に要求されているテーマに寄り添っている研究者が多い。プロダクトには近くない。 -
人工知能の話から社会の制度設計の話にまで広がる。「事例を積み重ねて集計するような仕事は、コンピューターでやった方が速くて正確だし、だんだんコンピューターがやるようになるでしょう」といった見通しから、国という概念が、突き詰めると、どこに税金を払ってどのサービスを受けるか、という話になる、とか、「大義名分としての一人一票と、実効的な社会としての長期的意思決定を、うまく折り合いをつけながら変えていく」必要性や、自動運転の車が人を轢いて亡くなったケースで、最後に謝るのが誰か、合意がとれないと先へすすめない、といったトピックまで幅広く。また、見たいと思った映画は、「トランセンデンス」(亡くなった人工知能学者の夫の脳を妻が人工知能空間にコピーする話)、「her/世界でひとつの彼女」。
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Alpha GoでAIの世界の進歩が、改めて世に理解されている中で、どのような可能性やこれまでの研究が基になっているか深めることができました。