- Amazon.co.jp ・電子書籍 (183ページ)
感想・レビュー・書評
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【ネタばれ感想注意】
Kindle版で183頁の作品です。
世界の先進国のほとんどが専制国家として存在しているという架空の地球が舞台で、Tokyo王国第4王子付き25歳秘書官ヒロインと、外面は聖人君子、内面はオレ様王子様の20歳年下ヒーローとのすれ違いラブストーリーです。
作者さん買いです。
ヒロインとヒーローの出会いは14年前、ヒロインが11歳、ヒーローは6歳の時です。
孤独だった小さな王子は初めて出来た姉のような存在に次第に心を開いていき、11歳の時に恋心を自覚します。
ヒーローが15歳の時に、国王である父親に愛されない哀しみと怒りをヒロインにぶつけるという形で無理矢理ヒロインの処女を奪ってしまいます。
・・・残念ながら、ヒロイン同情受け×ヒロインレイプ攻めという組み合わせの初H展開は受け入れられませんでした。(^_^;)
それから5年間、両片想いですれ違いながら体の関係が続いていたようですが、最初は無理矢理だったとしても2度目以降はヒロインがどのような気持ちで関係を続けていたのか、詳しい心情が知りたかったです。
ヒロインがうじうじと悩んでる方が長く感じ、自分がどう思いどうしたいのか、という心情はあまり描かれてなかったように思います。
あらすじを読んだ時は、傲慢王子ヒーローが身分差を理由にヒロインを自分勝手に扱うストーリーだと思っていたのですが、読んでみるとヒーローが素直になれないだけで意外と一途ですし、予想外に王位継承を巡る陰謀とクーデター、アクションありの展開に先が気になって読むのが止まらなくなりました(笑)。
実は、最後迄姿を見せなかった第1王子が真の首謀者かと疑っていたのですが、見事に予想が外れてしまいました。
挿し絵のアングルが少し変わっていて面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示