教場 (小学館文庫) [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 警察学校の初任課程の訓練中に起こる事件・ドラマを扱った短編。キムタクのドラマは見ていなかったが、風間教官にキムタクを重ねて読んた。イメージ切り離せないな。

    警察学校に和気あいあいとした雰囲気は全くない。実際2割くらいが途中で脱落するらしい(ネット情報)から、学生気分の受講者の気を引き締めるためピリピリした雰囲気を醸し出しているんだろうな。事件の数々、ちょっと現実離れしてる。警察学校でこんな犯罪まがいのことが次々起こるなんて…。

  • 警察学校 ホラーな感じで 怖いと思うシーンも幾つか、緩んだ気持ちでは絶対警察にはなれない事、厳しい経験をしながら精神が強く成長していく様 小説の話だけど、篩にかけられながら警察官の職を目指す生徒達。
    卒業文集からわかる志の成長。なるほど!

  • 自分が警察官に憧れを抱いていただけに、衝撃は多すぎた。特にグロい描写。ホラー系の小説には慣れているけど、それとは違う、崩れた人間関係から生じる闇。これは予想外だったから、急に雰囲気が変わって焦った…笑

    ただ、一つだけ読んでよかった理由がある。
    社会人になって、天職と言える職にも就いたものの、憧れはどうしても頭から離れない。そんな中途半端な自分に喝を入れてくれた一冊。

    自分には合わない職だった。もしそうでないとしても、良い区切りになった。
    そういった感謝の意味を込めて星4。

  • 知識として警察学校のことを知らなさすぎたので、
    警察学校ってこんな厳しいの!?と疑問に思って検索したら、どうやら現実の警察学校はさらに厳しいそうだ。
    警察官はみんなこんなところを卒業してるの!?尊敬するわ…となった。

    描写の細かさとすっきりと端的な文が両立されていて、とても読みやすかった。
    今回は自己紹介的な群像劇だったので、のめり込むという感じではなかったが警察学校の臨場感や雰囲気がよくつかめた。
    続編やスピンオフなどもあるようなのでそちらも読んでいくともう少し入り込めそう。

    推理小説的な話なので仕方ないのだろうが、生徒間で様々な事件が起こりすぎて、大喜利のお題「こんな警察学校は嫌だ。どんな警察学校?」と言いたくなった。

    自分はドラマは見ていないが原作からキムタクのキャスティングは思いつかないので、そこに選ばれるということはキムタクも渋みのある役者さんになったということだろうと思った。
    風間は温かみがあって良い先生だ。

  • 警察学校の内部がこんなにふるいにかける厳しい所だったとは。どの話もゾワゾワする。

  • こんな風に人に指導・教育することが異様に上手い人っているんだよなあ…

  • kindle unlimitedにて。
    数年前にドラマで初めて観て、衝撃だった。
    警察学校がこんなに厳しいなんて。
    小学校からの親友(めっちゃ細い女子)が警察官で、これを読んでから更に尊敬が止まらない。

  • 君には、警察学校をやめてもらう。

    この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。
     警察学校初任科第九十八期短期過程の生徒たちは、「落ち度があれば退校」という極限状態の中、異色の教官・風間公親に導かれ、覚醒してゆく。
     必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校だ。
    週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、
    宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位、
    2014年本屋大賞にノミネートされ、
    90以上のメディアに取り上げられた既視感ゼロの警察小説!

  • スペシャルドラマは、見た。
    連続ドラマになるので、改めて読んでみた。
    あ〜、こんな場面、あった。
    なんて思いながら読み進めてみた。
    風間教官って、見ていないようで見てる。
    ん?ストーカーに近い?
    いつ、どこで見てるんだ?
    ‘22.12.10読了

  • 警察学校の厳しさを学びました。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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