ヴィヴィアン・マイヤーを探して [DVD]

  • 53人登録
  • 3.78評価
    • (3)
    • (8)
    • (7)
    • (0)
    • (0)
  • 6レビュー
監督 : ジョン・マルーフ  チャーリー・シスケル 
出演 : ヴィヴィアン・マイヤー  ジョン・マルーフ  ティム・ロス  ジョエル・マイロウィッツ  メアリー・エレン・マーク 
  • バップ (2016年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021144827

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ヴィヴィアン・マイヤーを探して [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 彼女の写真は、他の写真家に劣らないと素人目で見ても、そう思う。写された名もない人々の人生も垣間見えるような写真。これが、気づかれないまま灰になってしまっていたかもしれないと思うと、マルーフという人物に感謝したくなる。
    しかし映画を見ていて考えずにいられなかったのは、写真家ではなかった彼女の人生。
    多分、家族に恵まれなかった。母の故郷へは行っているのだから、父親に問題があったのかもしれないし、成長した子どもたちが語っているように性的虐待や暴行があったのかもしれない。固く心を閉ざし、生活のため住み込みのナニーをする。しかし、生活は不安定で孤独。若い頃はそれでもよかった。家族や仕事に縛られるのは嫌だった。何より自由が欲しかった。しかし年を取るにつれ不安と孤独が心を蝕んでゆく。多分晩年は殆ど狂気に近かったのではないか。他人事ではないなあ。
    若い頃接した子どもたちやその母親は彼女を評価して、晩年の世話までしているのに、年取ってから面倒をみてもらった子供たちは虐待されたという。
    彼女の心が少しずつ蝕まれ、ちょっと変わっている人から、変人、付き合えないほどおかしい人に変わっていった様子がわかる。それだけに、晩年に再会した女性が、ヴィヴィアンが助けを求めたのに応じてあげられなかったと後悔する様は胸に刺さった。

    彼女にやダーガーは死後ではあるがたまたま見つかって、才能を認められたが、誰にも知られず作品を廃棄、償却された天才はもっといたのではないかと思う。
    今はデジカメだから現像もいらず、パソコンかスマホがあればだれでも作品を発表できる幸せな時代だなと思う。
    不幸せだからこそ才能が花開いたのかもしれないが。

  • 俺もα7の液晶チルトしてローライフレックスみたいにヘソで構えて撮ろうかな。

  • 人も作品も出会いなんだな、と思った。
    膨大なネガを整理し、調査したことに敬意。

  • 出てくる写真は素晴らしいです。
    どこにでもいる市井の人々の生き生きとしたドラマが伝わってきて、一目で「いいなあ」と感じます。

    ただ「なぜ生前作品を世に送り出さなかったのか」の答えを作り手自身が焦って出しすぎなような気もします。「こう見られたい」という部分が濃くですぎてしまったというか。もう少し冷静な脚色の方が好みでした。

  • マルーフがオークションで落札した段ボール箱には大量のネガが入っていた。
    ヴィヴィアン・マイヤーが撮ったその写真は世界中で大きな反響をもってむかえられる。
    マルーフは無名の乳母として働き 生前は一切 写真を公表しなかったマイヤーの足跡をたどっていく。

    15万点以上という作品を公表せずに亡くなったヴィヴィアン・マイヤーのドキュメンタリー。
    ヴィヴィアン・マイヤーは写真家らしい変わった性格の持ち主だという事が観ているとわかるが、だからこそ違う視点を持て魅力的なストリート写真を撮れたのだろうね♪

  • 心の闇と狂気とアート。彼女の特化した収集癖の延長線上に写真があったのでしょう。そのキャラクター、きっとアスペルガーですよねぇ。ということは、作品を収集することに意味があって、人に見せるということとは違っていたのかも。

    オークションでそのネガを落札したジョン・マルーフ。オタクがオタクに共感したのでしょうか。写真から人物掘り起こし、物語としてドキュメンタリーまで作ってしまうのだから、この執着心たるや凄い。彼は、ゼロからスターを生み出したわけです。生前に出会っていたら、いいマネージャーですよねぇ。
    今の時代でしかできえなかったでしょうし、メディアを使い、マスを巧みに動かしていったのも事実でしょう。権威主義的な美術館へのチクリはなかなか面白かったですが、彼がプロのギャラリストなら状況もまた変わっていたのでしょうか。
    もちろん、ヴィヴィアンマイヤーの写真の面白さはあると思います。しかし、もし、生前に中途半端な形で作品を発表していたとしたら、全米で写真集が売れまくるといったここまでのスター作家になっていたかなぁ。と思ってみたりして。いろいろ考えさせられる映画でした。

全6件中 1 - 6件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

ヴィヴィアン・マイヤーを探して [DVD]を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

ヴィヴィアン・マイヤーを探して [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ヴィヴィアン・マイヤーを探して [DVD]はこんな映画です

ツイートする